紹介する本:どん底サラリーマンが株式投資で2億円
・ジャンル:自伝・株式投資・投資読み物
・著者:DokGen
・出版社:ダイヤモンド社
・出版日:2021年4月20日
・定価:定価1400円+税
書いた人:DokGen(ドクゲン)
著者:DokGen(ドクゲン)
1966年、京都府生まれ。棒食品メーカーに勤めるサラリーマン。35歳の時に妻の浮気が原因で離婚。妻が親権を放棄して5歳の息子と突如、父子家庭になった。残業代ゼロで年収400万円、全財産90万円。年収の半分の200万円を貯蓄して株式投資をしつつ1000万円貯めた。これを元手に3倍まで運用できる信用取引を始めた。
「ときにはリスクをとらなければ、人生を変えられない」がモットー。

リスク許容度については1000万円を貯めるという堅実性と信用取引というリスクの高さの両方に対応できる珍しい人ですね。



映画化したら面白い作品かもしれないね。
『 どん底サラリーマンが株式投資で2億円』はどんな本?
専門性レベル:★★☆(一般レベル) 内容:★★★(豊富)
わかりやすさ:★★★★(わかりやすい) おすすめ:★★★(万人向け)
『どん底サラリーマンが株式投資で2億円』を一言でいうと投資と共に生きたDokGenさんの人生と次世代(息子)に語るDokGenさんの投資術が学べる本です。
父子家庭、全財産90万円、サラリーマン年収400万円、35歳という厳しい状況に立ち向かう姿は、侍のような強さを感じました。
ファッションはUNIQLO一色、食費は3万円までなど細かな設定などは貯蓄の観点からも参考になります。



『 どん底サラリーマンが株式投資で2億円』の要約
本書のポイントを3つに分けて要約しました。
ポイント①物語として面白い本
ポイントの1つ目は物語として非常によくできている点です。
序盤は35歳の時に妻の浮気により父子家庭になり、妻にお金を持ち逃げされて証券会社に入っていた80万円しか持っていない状態からスタートする。
4年間で残業ゼロで息子を育てながら、1000万円を貯める。
サイボウズに投資して2億3500万円を突破するが、ライブドア(著者はマネックス問題)により8000万円に転落。
小型株のつぶれない会社にシフトしつつ、ほっとけ投資(ほったらかし投資)に移行。
東日本大震災の時に、株価が下がったためさらに購入をすすめ資産2億円突破。
順風満帆とはいかないが、凄く優秀な人と思っていた矢先、終盤で私生活の話がある。
離婚が原因で息子がグレてしまい、息子に刺されそうになったりなど、投資と違い順調にいっていなかった一面をのぞかせるのがエンターテイメントとしても面白い本になっている。
ポイント②リスクをとる、米国株は購入したい珍しい投資スタイル
ポイント2つめはリスクをとる、米国株には否定的な珍しい投資スタイルという点です。
昨今ではインデックス投資信託やETFでなど分散投資や米国株ブームが到来している。
これらの方法が推奨されているのは、安全性が高いと証明されているからです。
そんな中で本著は日本株、米国株やインデックス投資信託を一切進めておらず、ときには「1つのかごに卵をもれ」「信用取引」など一般的にはあまり勧められない投資法について紹介されている。
リスク許容度は人によってさまざまだが、個人的には真似できない投資方法だと思います。
ポイント③息子に伝えたい3S+1
・借金はしない(住宅ローン・車)
・勉強をする(投資)
・仕事を頑張る(時間は売らない)
・動く伴侶を娶る
息子に伝えたいことは、たくさんある中で4つに絞っている。
特徴的なのは4つめの動く伴侶を娶るという点です。
これは作者の人生観からのアドバイスであり借金をしない、勉強する、仕事を頑張るというのは自分のアドバイスと大きく異なる。
動く伴侶を娶るというのは、第三者が関わる問題であり、必ずしも息子だけで解決できる問題ではない。
それにも関わらず、伝えておきたかった息子に同じ過ちを犯してほしくないという作者の優しさだろう。
『サラリーマン投資家ぐりっと』目線でポイント解説!
2億円、貯めても考えることは、変わらない
本書で読む人によって印象が変わるかもしれない。
もしかしたら、自伝小説として読む人、または投資初心者として読む一冊にあげる人もいるだろう。
まったく違う印象を感じた。
それは作者は50代を超えて息子に居酒屋で伝えたいという気持ちは、一般人と何も変わらないという点だ。
また本書の後半でふれている筋力を衰えないようにジムに行く、人生で成し遂げたいことを考える100リストなどの思考過程は全く同じ考えに行きつく人が多い。
『お金』『健康』『関係性』が両立してこそ楽しい人生であり、資産運用だけに偏らずに生きていく大切さを教えてくれる一冊だ。
まとめ
・『どん底サラリーマンが株式投資で2億円 いま息子に教えたいお金と投資の話』を要約した
・ストーリー性、投資方法の斬新さ、息子にアドバイス3+1がオリジナル性があり、投資に興味がない人にも面白い良書である
・動く伴侶を娶るというアドバイスは実に実体験に基づくアドバイスであり、共感できる
・資産が築いたDokGenさんの思考を読み解くと、成功者としていうより息子を想う父親、人生で成し遂げたいことなど行きつく思考過程はいたって普遍的である。



たくさんの本を読むではなく、少ない本でアウトプットする機会が増やしていこう。
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