紹介する本:お金持ちになれる人、なれない人
・ジャンル:投資関連
・著者:お金の”コツ”探求倶楽部
・出版社:自由国民社
・出版日:2014年7月20日
・定価:定価1300円+税
『 お金持ちになれる人、なれない人 』はどんな本?
投資レベル:★★★(投資経験あり) 内容:★★★★(豊富) わかりやすさ:★★★(普通)
おすすめ:★★★(万人向け)
本書は3部構成になっており、第1部はお金に好かれる黄金律、第2部はちょっとしたことでお金が溜まりだす黄金律、第3部は着実にお金持ちになっていくための黄金律となっています。
お金持ちの習慣、投資、財布から靴などの持ちものなど一般的な内容からNISAなど具体的な方法まで多岐にわたります。
読み始めは入門書と思っていましたが、読みながら徐々にアンティーク金やなど少しマニアックな投資方法についても触れられています。
本書の要約(第一部のお金に好かれる)
ホームラインを狙うならバットを思いきり降らなければならない。
つまり絶好のチャンスにリスクを取れれるか、その中でリスクをとることができれば、大きなリターンは得ることは出来ない。分散投資(ポートフォリオ理論)というのは富裕層や大富豪向きの投資方法なので一般人のメリットは意外と少ない。
牛や馬などが群れを成して行動するように、動物はいかなる場合にも群集心理が働く。富裕層だけでなく、低所得者も同じところが快適と感じる『経済快適ゾーン』から抜け出せたくなる。ミリオネア(億万長者)は多くの失敗を重ねている。彼らは平均で3回以上失敗している一方で、一般人はその半分程度の1.5回という結果になっている
投資こそが経済的自由の鍵。投資を危険ではなく楽しい。投資は人と人生を豊かにする。投資は人を経済的、社会的に自由にしてくれる。
お金持ち脳はいつもお金を増やすことばかり考えている、貧乏脳はただ消費する事だけを考えている。
感動体験を脳科学的には報酬と呼び、報酬を共有できる人脈作りに成功すれば自ずとお金が貯まる
お金持ちは付き合う人を選び、そして先に与える
靴はピカピカに、服はブランドに拘らないが清潔感、髪型はすっきりしている。
長財布をお好み、年収が財布の値段の200倍になるという法則がある
電動歯ブラシは必需品。
健康を重視する。
消費・投資・浪費の3つしかない。浪費が30%を占めるのであれば破綻寸前。ストレス解消や気分転換は身近で済ませる。消費6割、投資3割、浪費1割の出費ポートフォリオを確立する
時間はお金で買えないが住む家が職場に近いと無駄な時間は少なくなる。お金は貸す人は貴重な時間を売り、お金を借りる人は大切な時間を買っている。これに早めに気づく日がお金持ちの第一歩。
マイカー、マイホームはお金がかかる。都会で中古の優良物件を購入するとマイカーは必要ない。
学歴は高い方が、選択肢は優位に働く(学歴ロンダリング)
何かするのであれば朝に行う
効率優先しすぎるより、アナログ思考や手書きを上手に付き合う
日常の不満や不安からビジネスチャンスを見つける
俯瞰(鳥の目)、至近(アリの目)、修久(カメの目)で物事を考えて研ぎ澄ます
なりたいこと、目標などをノートに書く。言葉に出す
脳にはワニ(すぐに反応)、サル(感情)、科学者(情報分析・調査という動物が住んでいる。
投資家の5段階に分けて自分を分析する

金持ち父さん貧乏父さんのロバートキヨサキが良く登場するね。



それだけ金持ち父さん貧乏父さんはよく出来た本だよ。
またメモを取る、言葉に出すなど自己啓発本でよく聞く言葉だね。
伝えたい本質は共通することが多いね



あとは継続して実践していくが大切だね。



そうだね。
第一部を中心に要約して紹介しました。
第2部以降の面白い内容なので、次回紹介するね。
『サラリーマン投資家ぐりっと』目線でポイント解説!
ポイント①:やっぱりマインドが大切。お金持ち脳と貧乏脳の考え方の違う
お金持ち脳の考え方
・自己投資にお金を惜しまない
・思い込みや偏見がない
・人の話や意見をよく聞く
・好奇心が旺盛で何でもやってみる
・知らない事が分からない事を素直に人に聞く
・物事の判断基準のバランスが取れている
・朝方で健康や食事に気を配っている
貧乏脳の考え方
・ギブよりテイクばかり主張する
・さまざな言い訳や愚痴が得意
・朝令暮改で自分の意見がない
・常に被害妄想で、何でも人のせいにする
・気の進まない事や嫌な事は後回し
・つい衝動買いをしてしまう
・将来の夢や目標がなく、目先の利益に囚われる
・暴食暴飲を好み節制が苦手



お金持ちの本質はマインドにある!
覚えておこう!
ポイント②:投資家にはレベル1からレベル5に分けることができる。あなたは?
投資家レベル1…ローンや借金があり資産がゼロの状態。稼いだお金をすべての使ってしまい、貯蓄や投資にまわす資金もない
投資家レベル2…銀行預金や郵便貯金である程度の資金を貯めている。投資に関する関心は高いが、元本保証の金融商品のみを保有する
投資家レベル3…レベル2に近いが、元本保証の金融商品の他に投資信託や債券などリスク度が低い投資も行う。
投資家レベル4…自分に適したポートフォリオを有して、計画的に分散投資をしている。
リスクを負いながらも、新規の投資に前向き。
投資家レベル5…失敗を繰り返しながらも克服して、多くの資産を手に入れて、悠々自適に生活を暮らす一方で、社会経験にも積極的に取り組んでいる



金持ち父さん、貧乏父さんの著者であるロバートキヨサキ氏の分析だよ。投資界隈では投資家レベル3・4が多いような気がするね。レベル5…、高すぎて到達するときは何歳になっているだろう?
投資家レベル1…生活態度を改めて、目の前にある借金返済が最優先
投資家レベル2…投資の思考はゼロであり、投資の格言「貯めるものは負ける」にあてはまる。日本人に多い考え方
投資家レベル3…経済的な激変で多くの損失を被る可能性あり。次のステップにポートフォリオを作成に励む。長期計画をたて自分にも投資する。
投資家レベル4…通常の人の到達目標。
投資家レベル5…すでに財産と名誉を手に入れた成功者。学びと社会貢献を忘れず、与え続ける



どれだけ金持ちであっても常に努力する人が生き残る。
これは全ての事柄に言えることだね。
【本書にない・オリジナル】お金持ち黄金律チェックリスト
本書の第1部を参考にしてお金持ちの黄金律チェックリストを作成しました。
すべての項目で満点を取る必要はありませんが改善できるところは積極的に改善していこう
資産が少ないが分散投資を行っている | 〇× |
失敗の数は人より少ない方だ | |
投資は危険だと思う | |
給料の使い道を常に考えている | |
お金は体験ではなく、物を買うことに使うべきだ | |
誰とでも仲良く付き合いたい | |
靴にはこだわらないがブランド服は好きだ | |
電動歯ブラシを使っていない | |
健康より好きな事をしたい | |
郊外のホームタウンに住んでおり、マイカーを保有している | |
どちらかというと朝が苦手で夜型人間だ | |
すべてはパソコン・スマホ管理しており手書きのメモは非効率的だ | |
日常生活とビジネスは別物であり、日常生活でビジネスの事は一切考えない | |
なりたい自分など理想より、日々の生活を重視する |
まとめ
本書の構成、内容はわかりやすく、様々な良書を引用しています。
気になった人はさらに引用している本を読み学びを深めていくきっかけになる本だったと思います。
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