皆さんはどのタイミングで米国ETFを購入していますか。
インデックス投資信託は各書でドル平均コスト法が推奨されています。
ETFに関してはどのタイミングで購入はどうべきでしょうか。
いろいろな投資手法があると思いますが、日本で投資を行う上で必要な方法についてまとめてみました。
・為替のリスク対して、できるのであれば分散して為替取引を行う方が良い
(SBI銀行の外貨定期預金の利用)
・購入単価$5,000以上であれば一括投資する方がコストはおすすめ
(手数料が非常にお得)
・資金力が$5,000以下であれば無理せず自動定期積み立てを行う
(手数料負けはするが、ドルコスト平均法を使える)
・国内ETF(米国)の購入も妙味あるが強くはおすすめしない
では1つずつ具体的に説明していきます。
売買手数料をどう考えるか?
投資方法はいろいろありますが、一番厄介な問題は手数料です。
手数料には円をドルに替える際に発生する為替手数料と米国ETFを購入する際に発生する購入手数料があります。
株式に限らず手数料は無料もしくは安ければ安いほど良いと考えることは非常に大切です。
米国株・米国ETFを取り扱っている代表的な証券会社の為替手数料と購入手数料についてまとめてみました。
各証券会社の為替手数料
代表的な米国ETFを取り扱っている証券会社(SBI証券・楽天証券・マネックス証券・DMM証券・PayPay証券)にいて為替取引手数料についてまとめてみました。
証券会社 | 為替手数料(1ドルあたり) | 特徴 |
---|---|---|
SBI証券 | 25銭(0.25円)SBI銀行を経由すると4銭(0.04円) | SBI銀行経由するとメリット↑ |
楽天証券 | 25銭(0.25円) | 楽天銀行金利、メリット↑ |
マネックス証券 | 25銭(0.25円) | 独自のスクリーン機能メリット |
DMM証券 | 25銭(0.25円) | 知名度は低いが妙味あり |
PayPay証券 | 35銭(0.25円) | 少額投資、1000円投資の代表格 |

仮に1ドル=114.60円(2021年1月13日現在)に対して10万円を買付を行った場合、872.60USDになります。
872.60USDを1ドルにあたり0.25円の為替手数料を計算すると、片道218円の手数料が発生するよ。
10万円に対して218円の手数料が高いと考えるかどうかは、色々な意見がありそうだね。
ただしSBI銀行を経由すると約6分の1の35円になります。
どれだけお得か考えなくてもわかるね。
売買だけでなく為替取引もたいして自動化しよう!!
為替取引もドルコスト平均法が使用できます。
この数年は少しずつドルに対して円安が続いています。
民主党政権のように1ドル80円代にはならないでしょうが、110円付近を維持していくことが予想されます。
為替ルートによっては利益が増えることも減ることもあります。
一個人では為替や企業の業績はわかりません。
できるだけリスク回避を前提する上で、為替取引も平均を考えて行動しましょう。
おすすめはSBI証券です。
SBI銀行を経由すると手数料が最も安く外貨定期預金サービスがあります。
ポイント還元など総合的な判断が必要ですが、『手数料、出費を抑える』という観点からSBI銀行を経由をおすすめします。
株式購入目的で為替取引を行う場合は、SBI銀行を経由したSBI証券を利用すること一番お得。
各証券会社の取引手数料
次に取引手数料について米国株・米国ETFを取り扱っている証券会社についてまとめてみました。
証券会社 | 取引手数料(1ドルあたり) | 上限取引手数料(税込み) |
---|---|---|
SBI証券 | 約定代金×0.495% | 22米ドル |
楽天証券 | 約定代金×0.495% | 22米ドル |
マネックス証券 | 約定代金×0.495% | 22米ドル |
DMM証券 | 無料 | – |
PayPay証券 | 基準価格×0.5-0.7% | なし |
・SBI証券は最低手数料0米ドルが適応される取引は約定代金が2.02米ドル(為替113.68円であれば229.63円、この金額の取引することは、ほぼ皆無。
・楽天証券は最低手数料0米ドルが適応される取引は約定代金が2.22米ドル。SBI証券よりはメリットはあるが、それでも難しい。
・DMM証券が最もお得な買付手数料となっています。ただしDMM証券は配当に対して円のみで支払いとなります。
・PayPay証券の場合は時間帯に応じて手数料が変わります。9:30~16:00までは基準価格0.5%、それ以外は基準価格の0.7%です。



DMM証券は取引手数料は0円なので一番安いのでおすすめします。
ただし配当金、出費にかかる費用、取引銘柄数が少ないなどデメリットもあります。
またPayPay証券は少額投資システム、指値注文ができない、銘柄が限定されているなど、他の証券会社とは全く別物と思ったほうが良いね。
それぞれのメリットがあるが、ある程度まとまった人であれば、楽天証券やSBI証券の方が使い勝手が良いかもしれないね。
少額投資の投資初心者PayPay証券はおすすめします。
また少額で株を組み合わせて独自のポートフォリオを作るのであればメリットが大きいかもしれないね。
証券会社によって手数料が無料で購入できるETFが存在する
SBI証券の買付手数料無料のETF
コード | 銘柄名 |
---|---|
VT | バンガード トータル ワールド ストックETF |
VOO | バンガード S&P 500 ETF |
VTI | バンガード トータルストックマーケットETF |
IVV | iシェアーズ S&P 500 ETF |
SPY | SPDR S&P 500 ETF トラスト |
EPI | ウィズダムツリー インド株収益ファンド |
DHS | ウィズダムツリー米国株高配当ファンド |
DLN | ウィズダムツリー米国大型株配当ファンド |
DGRW | ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長 |
楽天証券の手数料無料ETF
コード | 銘柄名 | 取引所 | 経費率 | 投資テーマ |
---|---|---|---|---|
VT | バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF | NYSE Arca | 0.09% | 米国を含む全世界の先進国株式市場及び新興国市場へ幅広く投資 |
VOO | バンガード・S&P 500 ETF | NYSE Arca | 0.03% | 主に米国大型株を投資対象とする、S&P500 指数に連動 |
VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | NYSE Arca | 0.03% | 大型株から中小型株まで米国株式市場の投資可能銘柄ほぼ100%に投資 |
SPY | SPDR S&P 500 ETF | NYSE Arca | 0.09% | 米国初のETFでS&P500 指数に連動 |
RWR | SPDR ダウ・ジョーンズ REIT ETF | NYSE Arca | 0.25% | USセレクトREIT指数に連動し、商業用不動産等のREITに投資 |
GLDM | SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト | NYSE Arca | 0.18% | 現物の金地金に裏付けられており、小口から金への投資が可能 |
AIQ 【New】 | グローバルX AIビッグデータ ETF | NASDAQ | 0.68% | 人工知能(AI)テクノロジーのさらなる開発と、その利益拡大から得る可能性がある企業へ投資 |
FINX 【New】 | グローバルX フィンテックETF | NASDAQ | 0.68% | 金融サービスの転換をもたらすイノベーションを引き起こす金融技術の最先端にある企業へ投資 |
GNOM 【New】 | グローバルX ゲノム&バイオテクノロジーETF | NASDAQ | 0.50% | ゲノム編集、ゲノム医療治療、バイオテクノロジー等、ゲノム科学の分野でさらなる進歩の知恵を受ける企業に投資 |
手数料を最小限にするなら、DMM証券、もしくはSBI証券や楽天証券で無料購入ETFは非常におすすめ



VTやVOOなど無料で購入できる点は大きいね。
投資信託で積み立てを行い、値下がりしたタイミングでETFで購入する方法がよいかも?
購入タイミングは誰一人わからない。長期投資であれば考えすぎない
手数料のことを説明しましたが、購入するタイミングが非常に大切です。
ただし世の中でタイミングをみつける方法はありません。(そんな方法があれば全員が金持ちになっています)
購入は自己責任です。
長期投資の視点で考えるとタイミングではなく、どのETFに投資するかを考えていきましょう。





どのETFを購入するかは、バンガードETFをみると参考になるよ。
海外の為替・2重課税対策で国内ETFで購入するためには
MAXIS米国株式(S&P500)上場投信、MAXIS全世界株式(オールカントリー)上場投信などは東証で上場しています。
ややこしい手続きを省きたい人は、こちらを選択するの事をおすすめします。
ただし日本円以外に振り分けておくこと、海外投資の為替取引に慣れておくことも大切ですね。
・為替取引などが面倒であれば東証で上場しているS&P500、全世界株式に連動しているETFを購入する
まとめ
今回はETFの購入方法についてまとめました。
・為替のリスク対して、できるのであれば分散して為替取引を行う方が良い(SBI銀行の外貨定期預金の利用)
・購入単価$5,000以上であれば一括投資する方がコストはおすすめ(手数料が非常にお得)
・資金力が$5,000以下であれば無理せず自動定期積み立てを行う(手数料負けはするが、ドルコスト平均法を使える)
・国内ETF(米国)の購入も妙味あるが強くはおすすめしない
大儲けしたいのでなく、相場から退場しないことが重要。
負けない投資戦略では、ドルコスト平均法を利用する方が勝率は高い。



ぐりっとの投資方法を紹介するよ。2021年はSBI証券を利用してVYMを購入しました
サラリーマン投資家ぐりっとが行っているETF購入銘柄・方法
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為替取引:SBI銀行→外貨取引→SBI証券
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