ロシアのデフォルトリスクとマンガ『ハイパーインフレーション』の違い

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ロシアがデフォルトするとハイパーインフレーションになる

ロシアによるウクライナ侵攻は後世に語り継がれる歴史に残る大事件です。

表面上はウクライナへ侵攻しているロシアですが、一方では世界から経済的な攻撃を受けています。

ロシアは国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除され、国際的な決済手段を失ったことでロシア通貨のルーブルが大暴落しています。

ロシアはSWIFTから排除されることも考えており対外債務の支払いや為替介入に使う外貨を準備してました。
(2022年1月の時点で6302億ドル)

しかし日米欧の包囲網によりロシアの外貨建て債務は2兆円を超え、返済原資があっても制裁で利払いできずに債務不履行に認定される可能性が高いとされています。

SWIFT(国際間取引)から排除されることは、ロシアにとって大きな経済的なダメージを追うことになります。

ロシア国民は通貨価値がどんどん下がることに対して恐々としているでしょう。

通貨価値が下がることで暴動を起こりプーチン大統領を政権から引きずり下ろす。

これが日米欧が描く最高のシナリオかもしれません。

暴動や革命が起きなくてもロシアは経済的なダメージを追うことになります。

仮にロシアがデフォルトした場合、ハイパーインフレーションがおこります。

インフレとはお金の価値が下がり、物の値段が上がります。

それが極端に行き過ぎてしまう状態をハイパーインフレーションといいます。

たとえば昨日まで10円で買うことが『うまい棒』が、明日になると1000円になっているかもしれません。

インフレは自国民にとって脅威ですが、あえてインフレを進行させようとするマンガ『ハイパーインフレーション』を紹介します。

為替:ルーブル/$

gritman

ロシアのルーブルはドルに対して大きく売られているね。
ロシアのルーブルほどではないけれど為替で通貨の価値が上がる、日本のように下がり続けることは異常事態だね。

マンガ『ハイパーインフレーション』のあらすじ

マンガ『ハイパーインフレーション』を紹介します。

舞台は、ヴィクトリニア帝国から少し離れた植民地。

7年前まで奴隷制度で売買されていたガブール人でした。

ガブール人の主人公ルークはヴィクトリニア人にガブール人の基軸通貨の金貨を偽造して、ヴィクトリニア帝国のベルク札を大量に手に入れます。

ルークの目的は、ブルク札を手に入れることでヴィクトリニア帝国と対等に商売をして、ガブール人を守ることでした。

しかし村人に向かってしまい、巫女である姉のハルにガブール人のために本物の金貨を作るように命じられます。

ここで話が急展開します。

奴隷売買が禁じられていましたが、ヴィクトリニア帝国に加担しているガブール人首長からルークたちの村が攻撃されます。

元奴隷商人から近代的な武器を手に入れた首長たちから逃れることができず、戦利品として800人はヴィクトリニア帝国へ送られることになりました。

巫女であるハルがオークションに出品されることになり、ハルを助けようしますが後頭部を殴打されたことでガブール神はルークに特別な能力を目覚めさせます。

それはベルク1万円札を身体から作り出せる能力

この能力を使って、ハルを救出。そして偽札をヴィクトリニア帝国に大量に流出させ、ハイパーインフレーションを引き起こしヴィクトリニア帝国を転覆させる計画を企てます。

マンガ『ハイパーインフレーション』のここがスゴイ!!

主人公ルークの能力と制約があるからスゴイ!

ルークの能力は身体からベルク1万円札を出せます。

ただし、それは偽札でありベルク1万円札しか出すことができません。

またお札には偽造防止として番号が記載されていますが、すべて同じ番号です。

ルークは、能力を開花した代償として生殖機能を失ってしまいます。

偽札を出す能力は戦闘向けの能力ではありません。

ルークにできることは偽札を使った交渉、商売、偽造です。

小さな戦闘シーンはありますが、主に知略戦。

知略の勝負こそ、本書の一番の魅力です。

戦闘力はない個性的なキャラクター(グレシャム)がスゴイ!

現在、3巻まで発売されています。

キャラクターのなかでグレシャムという元奴隷商人がとても魅力的です。

ルークは知略家ですが、ヴィクトリニア帝国とのつながりは薄いです。

設定上、ルークの住む村は、ヴィクトリニア帝国とはおおきく離れています。

そのつながり役の1人がグレシャムです。

この物語はグレシャムがいなければ成立しません。

そしてグレシャムは、異常なまでの金銭奴。

お金を稼ぎたいという気持ちが強すぎるため、善悪の判断はありません。

損得勘定のみで動くグレシャムは敵にもなりますが、味方にもなる非常に魅力的なキャラクターです。

gritman

投資家ではあれば投資先としてグレシャムは最高のCEOかもしれません

ロシアのインフレとヴィクトリニア帝国のルークの決定的な違い

ロシアSWIFT戦略:国際銀行間の貨幣交換を排除することで、ロシア内のインフレを起こす
ルーク戦略:ヴィクトリニア帝国に偽札を流通させて通貨価値を下げインフレを起こす

インフレをおこしたいという点は共通していますが、ルークのような戦略は現代社会では使用できません。

偽札を使うという点は盤上をしっかりと理解していないとできない戦略ですね。

本作はまだまだ続きそうですが、ロシアはすでにインフレをおこしています。

インフレの先になる未来。

誰が幸せになる世界が待っているのでしょうか…?

ヴィクトリニア帝国は?ロシアは?

gritman

この本は偶然、マンガ喫茶で読みました。
とても魅力的なマンガですが、すこし難しい。
おとな向けマンガです。

現在は3巻まで販売されているので、興味を持った人は是非読んでみて下さい。


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ぐりっと(gritman)
  • 41歳、1980年生まれ
  • サラリーマン投資家
  • 投資ブロガー
  • 座右の銘:ポジティブと継続力で勝負する
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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