先週(2023/7/18)、 AT&T (T)の下落相場でした。
投資家の皆さんのなかには気になっている人も多いのではないでしょうか。
今回は AT&T (T)がどのような事情によって、株価が下落しているかをまとめました。
このニュースを聞いて、どう考えるかは個人投資家にお任せしますが、詳細を知っておくことで選択肢を増やすことができます。
・AT&Tについて知りたい
・AT&Tの下落相場の理由・ニュースを知りたい
・AT&Tの保有している著者はどう動くのか知りたい
AT&T (T)はどんな会社?
AT&T Inc.は、北米で2番目に大きい無線サービスプロバイダーであり、世界でも有名な通信サービス会社の1つです。AT&Tは、いくつかの子会社や関連会社を持ち、ワイヤレス、市内の電話交換、長距離通信、データ/ブロードバンド、インターネット、ビデオ、マネージドネットワーキング、ホールセール、そしてクラウドベースのサービスを提供しています。
また、AT&Tはタイムワーナーを買収することで、HBO、CNN、TNTなどの貴重なメディア資産を手に入れました。これにより、新しいタイプのオンラインビデオが制作され、ターゲットを絞った広告が展開されるようになりました。AT&TはAT&T TVやHBO Maxなどのストリーミングサービスにも力を入れており、これによって全国的に5Gの通信範囲が広がることで、コンテンツを収益化する新しい可能性が生まれるでしょう。
AT&T (T)の株価
AT&T株価
finviz.comよりAT&T リターンおよび配当成長率
1年間のリターン | -21.99% |
3年間のリターン | -33.86% |
5年間のリターン | -37.08% |
5年間の収益成長率 | -24.79% |
5年間の収益成長 | -15.74% |
5年間の配当成長率 | 270.92% |
AT&T 損益計算書
(値は千米ドル) | 2022 年 12 月 | 2021年12月 | 2020年12月 | 2019年12月 | 2018年12月 |
販売 | 120,741,000 | 168,864,000 | 171,760,000 | 181,193,000 | 170,756,000 |
売上高の伸び | -28.50% | -1.69% | -5.21% | +6.11% | +6.36% |
当期純利益 | -7,861,000 | 20,081,000 | -5,176,000 | 13,903,000 | 19,370,000 |
純利益の成長 | -139.15% | +487.96% | -137.23% | -28.22% | -34.23% |
AT&T (T) ニュース【2023/7/18(火)】
AT&T (T) の株価は2023/7/18(火)に33年ぶりの安値に下落し、今年は-20%以上のマイナス成績を記録しています。
この急落の背後には先週のウォール・ストリート・ジャーナルの報道が影響を及ぼしました。
同紙はAT&Tを含む通信大手が、米国全土、水中、土中、そして頭上の電柱に張り巡らされた有害な鉛で覆われたケーブル網をそのままにしていると報じたことが、株価の下落を招いたのです。
この報道によって、AT&Tの全国ネットワークの一部で懸念される鉛被覆ケーブルをめぐる潜在的な負債リスクと、浄化費用の規模に関する不確実性が、株価を圧迫している要因として挙げられます。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスによれば、AT&Tは鉛被覆ケーブルの問題に最もさらされている企業であり、古いワイヤーを撤去するのに「非常に多額の」潜在的な費用がかかると警告しています。
このリードケーブル問題を巡る懸念は、AT&Tが将来的な配当支払いを維持できるかどうかという心配も引き起こしており、株を購入する投資家が慎重な姿勢を取る要因として考えられます。
アプタス・キャピタル・アドバイザーズは、AT&T株に対して短期的な上昇余地がほとんどないと見ており、「ここでゴミ拾いをしないでください」(AT&Tを買うな!)との見解を示しています。
一方で、AT&Tは水曜日に、「ジャーナルの報道に強く同意しない」として、同社のネットワークの全体のうちで問題となっているケーブルは10%未満であると主張しています。
また、問題の200万マイルのケーブルのうち、ケーブルの3分の2が「埋設されているか、導管内にある」とのことです。
AT&T まとめ
・AT&Tの株価の急落には、鉛被覆ケーブル問題に関連した潜在的な負債リスクと、浄化費用の規模についての不確実性が影響しているとされています。
・ムーディーズ・インベスターズ・サービスによる警告も、投資家の心配を増幅させています。
・一方で、AT&Tは報道の内容を否定し、一部回復の兆しを見せています。
しかし、鉛除去にかかるコストの試算が株価に影響を及ぼす中、今後の展望が注目されるところです。
サラリーマン投資家目線で考える(AT&Tの株価今後の予想とこれから)
実はAT&T (T) の株価については、3年以上保有しています。
購入当初は成長率が低いですが安定的な配当目的でした。
ただし購入移行、さらにキャピタルゲインの低下しているので、手放すことも検討しています。
ただし下がってきたときに売却することは考えていません。
損切するではなく、一定の期間はインカムゲイン狙いとして保有していく方針です。
どの株が上がる、下がるは個人投資家にはわかりませんからね。
AT&Tに限らず幅広く分散しているので、他の株価が上がることを期待しながら、売却時期をゆっくり待ちます。
このブログでは、個別株の売却に関しては毎月1回の金融資産報告書で公表しています。
AT&Tに関しても、売却が完了したらお知らせしたいと思っています。
ゆっくり売却していく(個別株の運用はすごく難しい…)
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