三井住友銀行とSBI新生銀行の外貨預金を比較検証してみた

三井住友銀行がドル定期預金の金利5.3%が話題になりましたが、SBI新生銀行はさらに上の金利6.0%が発表されました。
これから外貨預金を始めようと思っている初心者向けに、三井住友銀行とSBI新生銀行についてまとめました。
この記事を読むことで、外貨預金のシミュレーションや注意事項について理解することができます。

☑この記事は以下のようなひとにおすすめ!

☑ 三井住友銀行・SBI新生銀行の外貨預金に興味がある

☑ 具体的なシミュレーションで比較をしたい

☑ 外貨預金のデメリットに関して理解したい

(スポンサーリンク)

目次

☑ 定期預金(1年)

・日本円:100万円を定期預金
・定期預金は1年間
・為替:1ドル=148.80円(2023/10/21)
・往復手数料および金利分を計算
・売却時の為替変動はなし

銀行楽天銀行三井住友銀行SBI新生銀行
通貨日本円米ドル米ドル
期間1年1年1年
金利年0.10% 年5.30%年6.00%
税引き後年0.079% 年4.22%年4.78%
手数料無料片道1円スタンダード片道15銭
100万円預金、売買時、為替変動なし、為替ルート1ドル148.8円、1年
利息(円)
79円40,073円40,815円
手数料(%)0.6671%(1.3343%)0.1001%(0.2003%)
手数料(円)13,623円(6676円+6947円)2,050円(1,001円+1,049円)
損益分岐点143.14円142.02円
SBI新生銀行にはダイヤモンド・プラチナ・ゴールドなどステージによって手数料が変わる

・三井住友銀行に関しては対面での取引でシミュレーションを行いました。
ネットを経由すると手数料は半額になるので注意が必要。

SBI新生銀行にはダイヤモンド・プラチナ・ゴールドなどステージによって手数料が変わるので注意が必要

☑外貨預金のデメリット

  1. 手数料が高い:三井住友銀行の例では、手数料が1.3%と高いため、預金利息に対して手数料が差し引かれ、実際に受け取る利息が減少します。
  2. 預金保険制度の適応外:一部の定期外預金は預金保険制度の適用外であり、預けたお金が保証されないため、銀行が破綻した場合などに損失を被る可能性があります。
  3. 為替リスク:外貨建ての定期外預金を保有している場合、売却時に為替レートが円高に振れると、元本に対する損失を被ることがあります。外貨の価値変動に影響を受けます。
  4. 税金面で高くなる可能性がある:定期外預金から得られた利益は雑所得として扱われ、総合課税になります。所得に応じて、税金が高くなる可能性があります。
  5. 途中で解約できない:通常、定期外預金は預金期間中に途中解約できないため、お金を必要とした場合に制約が生じることがあります。
  6. 年利計算、月々ではない:定期外預金の利息は通常年利計算であり、月々に利息が支払われないため、利息収入は預金期間終了時に一括して支払われることが一般的です。

☑まとめ

☑まとめ
  1. 手数料が高い。
  2. 預金保険制度の適応外
  3. 為替リスク
  4. 税金面で高くなる可能性がある
  5. 途中で解約できない
  6. 年利計算、月々ではない

サラリーマン投資家にとって円預金ばかりで考えるのはリスクが高いですが、外貨預金についても同様です。

日本で暮らしていく以上は、円預金の資産に関しても重要になってくるでしょう。

サラリーマン投資家にとってリスクだけが高く、手数料が高いとなる投資対象としては不向きな印象です。

現状では投資する必要性は低いと思われます。

もし外貨預金に興味があるのであれば、外貨建てMMFやFXでレバレッジをかけずに投資するなど検討してみはいかがでしょうか。

証券会社を開設して株デビューするなら SBI証券!

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次