今回は、話題のはじめてのNISA全世界株式インデックスとSBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンドを比較しました。
この記事を読むことで、サラリーマン投資家がどちらに投資するべきか理解することができます。
はじめてのNISA全世界株式インデックスとSBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンドを比較
まずは2つの投資信託をわかりやすく比較していました。(2023年8月9日)
(愛称:雪だるま(全世界株式)) | SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド項目 | (愛称:Funds-i Basic 全世界株式(オール・カントリー)) | 野村-はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース) | 対象 インデックス | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(税引き後配当込み、円換算ベース) |
全世界の株式市場の動きを捉えることを目指して、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。 | 方針 | MSCI ACWI(配当込み、円換算ベース)の中長期的な動きを概ね捉える投資成果を目指して運用を行います。 |
2017/12/06 | 設定日 | 2023/07/10 |
0.1102%程度 | 運用管理費用 (信託報酬) | 0.05775% |
年率0.022% | 投信マイレージサービス | 0.0175% |
無期限 | 信託期間 | 無期限 |
対応予定 | 新NISA対応 | 対応予定 |
FTSEとMSCIの違いは何ですか?
2つの指数の最大の違いは、構成銘柄に小型株が含まれているかどうかです。
小型株を含まないMSCIの指数が約3,000銘柄であるのに対して、小型株を含むFTSEの指数は約9,000銘柄となっています。
FTSE Global All Cap はVT、MSCI ACWIはiシェアーズMSCI ACWI ETF(ACWI)
FTSEをわかりやすくいうとETFのVanguard Total World Stock Index Fund ETF(VT)に投資対象が同じです。(経費率0.07%)
MSCI ACWIについては、iシェアーズMSCI ACWI ETF(ACWI)は米国籍のETFと投資対象は同じベンチマークで考えてよいかもしれません。(経費率0.32%)
参考資料:SBI証券ウエイブサイト
SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド
野村-はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)
野村-はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)とSBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンドのどちらがお得ですか?
・投資手法
2つのETF(VT/ACWI)の10年間の成績を比較しましたが、ほぼ変わりません。(下記のグラフ参照)
・信託報酬料
野村-はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)がお得!
(100万円を投資した場合、 SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンドは1102円、野村-はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)は577.50円と信託報酬が発生します。
現状の信託報酬に改悪されなければ、1年間のコストの差は約524.50円です。
30年間投資しても15,735円の差が生まれます。
・投信マイレージサービス
SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンドがお得
100万円投資した場合、SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンドは毎月67.67ポイント(年間812.04ポイント)、野村-はじめてのNISA・米国株式インデックスは毎月15.23ポイント(182.76ポイント)です。
現状の投信マイレージサービスであればSBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンドがお得に投資すべきでしょう。
投信マイレージサービスは、SBI証券が行っている独自のサービスであり、保有し続けるだけでポイントが付与されるサービスです。
ポイントの付与数は、月間平均保有額と銘柄ごとの付与率から算出されます。
まとめ サラリーマン投資家の戦略
信託報酬と投信マイレージサービスで考えると、信託報酬料の差額を投信マイレージサービスが補うことができます。
そのためSBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンドの投資がおすすめします。
投資額が増えるほど差は開いていくでしょう。
SBI証券でSBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンドに投資しつつ、投信マイレージサービスで貯めたポイントで投資していくとお得ですよね。
ただしSBI証券で投資を行わない場合であれば、野村-はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)の方が圧倒的にお得です。
今回の結果をふまえて、インデックス投資信託のコスト競争にさらされており、投資家として注目する必要がありますが、ここまで安くなると大きな差は生まれないのも事実。
それなら、一旦、投資コストが安い情報を探すより、日々の生活コストを見直して入金力をあげていくほうが投資戦略としては正解なのかもしれません。
ではまた。
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