楽天証券の手数料コースが無料になるゼロコースについて詳しく知りたくありませんか。
楽天証券のゼロコースを利用することで日本株の売買手数料が無料になりました。
この記事を読むことでSBI証券を追従する楽天証券が打ち出したゼロコースについて、理解することができます。
- 楽天証券のゼロコースを詳しく知りたい
- 楽天証券を開設している
- 2024年の新NISAに興味のあるサラリーマンや投資初心者
☑楽天証券のゼロコース
楽天証券のゼロコース
- 開始日:2023年10月2日
- 国内株式の売買手数料が0円になる。
- 現物取引と信用取引の両方が対象。
- 新しい手数料ポイントプログラムも導入される。
- 中国株式とアセアン株式には手数料がかかります。
- 中国ETFとシンガポールETFは手数料無料。
- ゼロコースを利用するにはSOR条件に同意する必要があります。
SBI証券のゼロ革命
- 開始日:2023年9月30日
- 国内株式の売買手数料が0円になる。
- 現物取引と信用取引の両方が対象。
- 特定の取引報告書と書類を郵送から電子交付に変更する必要があります。
- ただし、海外株式は対象外。
- 新NISAの米国株と海外ETFの売買手数料も0円に。
⏭楽天証券ゼロコースへ変更する方法:手数料コース変更手続き
☑🖥パソコン ゼロコースへの手数料コース変更手続き
①PCメンバーページにログイン後、「現在の手数料コース」をクリック
②現在の手数料コースを確認し、「変更」をクリック
③変更したい手数料コースを選択し、「条件に同意し内容を確認」をクリック
④変更内容と手数料変更の適用開始日を確認し、「変更する」をクリック
⑤この画面が表示されたら、手数料変更手続き完了です。
☑📲スマホ ゼロコースへの手数料コース変更手続き
①メンバーページにログイン後、「マイメニュー」をタップ
②マイメニューページ内の、「お客様情報の設定・変更」をタップ
③「各商品に関する設定」をタップし、「手数料コースの確認・変更」をタップ
④現在の手数料コースを確認し、「変更」をタップ
⑤変更したい手数料コースを選択し、「条件に同意し内容を確認」をタップ
⑥変更内容と手数料変更の適用開始日を確認し、「変更する」をタップ
⑦この画面が表示されたら、手数料変更手続き完了です。
☑賢明な投資家は楽天証券のゼロコースを上手にどう利用すればよいか
⚠答え:ゼロコースを使わない。まずは新NISAの成長投資枠で投資を優先しよう
楽天証券のゼロコースは画期的なサービスですが、まずは新NISAの成長投資枠を使い切るまで、ゼロコースを使わないことをおすすめします。
そもそも、ほとんどの投資家には個別株の取引は必要ありません。
1つめの要因はインデックス投資信託だけに投資するほうが最も効率よいからです。
2つ目の要因として日本株の取引単位は100株であり、一銘柄あたりの金額も大きくなります。
少額投資、分散投資を推奨しているなかで、一銘柄に比重が大きくなることは、投資家にとってリスクが高いでしょう。
そのため、できる限り日本株の個別株投資は控えることをおすすめします。
では、かぶミニ®で取引をすると手数料が無料になり、効率がよいかというとそうではありません。
かぶミニ®ではスプレッドが発生します。
楽天証券のウエイブサイトによると、スプレッドは0.22%です。
東証参考価格にスプレッドを加減算した価格が約定単価となります。東証参考価格は以下のとおりです。
- 寄付取引:東証の始値
- リアルタイム取引:買い注文は、東証の売り気配、売り注文は、東証の買い気配
- 参考価格にスプレッドを加減算した価格に1円未満がある場合、買い注文は切上げ、売り注文は切捨ていたします。
例】買い1010円で、売り1000円での場合の約定単価の場合
ここではわかりやすくシミュレーションをしてみましょう。
例えば、買い注文1010円、売り注文1020円の場合(スプレッドは0.22%)
買い注文の場合: 東証参考価格から0.22%引いた価格を計算します。
1010円 – (0.22% * 1010円) = 1010円 – 2.22円 =1007.78円
売り注文の場合: 東証参考価格に0.22%足した価格を計算します。
1000円 + (0.22% * 1000円) = 1000円 + 2.2円 ≈ 1002.2円
ただし、参考価格にスプレッドを加減算した価格に1円未満がある場合、買い注文は切上げ、売り注文は切り捨てます。したがって、約定単価は次のようになります。
買い注文の場合:1008円 、売り注文の場合:1002円
したがって、買い1010円で、売り1000円の場合、スプレッドは買い注文で8円、売り注文で2円が必要です。
スプレッドが0.22%を高いと思うか、低いと思うかはそれぞれですが、ゼロにはなりません。
3つ目の要因は、税金面です。ゼロコースは手数料が無料になりますが、売却益・配当益には税率が20.315%は発生します。
SBI証券のゼロ革命は新NSIAに付随したサービスが含まれていますが、楽天証券のゼロコースは日本株の手数料が無料になるサービスです。
(楽天証券でも新NISAの日本株・米国株などの手数料が無料になりますが、こちらはゼロコースとは別のサービスです)
そもそも、個別株投資を行うのであれば、新NISAの成長投資枠を優先して利用するが、はるかに効率的です。
☑まとめ
新NISAの成長投資枠を優先しよう。
ゼロコースは手数料が無料になりますが、売却益・配当益には税率が20.315%は発生します。
内訳:所得税が15.315%(うち、復興特別所得税が0.315%)、住民税が5%
ゼロコース、ゼロ革命。
手数料が無料になることは投資家にとって優れたサービスであることは間違いありません。
ただし、まずは税金面を考慮することがもっとも優先しましょう。
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