40代は人生のなかで資産形成期でありながら、大きな出費が多い時期です。
そんな40代とひとまとめにするのではなく、年収が異なると金融資産が大きく変わってしまいます。
そのためデータと自分を比較しても参考にならないことがあるかもしれません。
今回の記事では、40代の年収別（2人以上の家計世帯）を抽出してグラフ化しました。
またデータについても考察していますので、資産形成の参考になるはず。
ぜひ、あなたの年収に近いデータを参考にしていただければと思います。
✅40代の年収別の金融資産を知りたい
✅年収が少ないと資産ができないと思っている
✅どのくらい資産があると不安は消えるのか、ゴールラインを知りたい
📕 この記事の結論 📕
✅年収が高いほうが有利。年収によって金融資産が違う。ただし年収が多くても支出が多いと金融保有額が低い場合もある。
✅一方、年収が少ないが老後不安がない金融資産2000万円以上の強者も存在する。
✅40代は資産を増やしながら、金融資産3000万円を目指そう!!
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✅老後不安は消えないのは、ゴールがわからないから
この記事は40代の年収別の金融資産を知り、ご自分の金融資産と比較して最適解をみつけることが目的です。
一方で、どのくらい貯めていいか分からないと考えている人もいるでしょう。
今回はそのようなひとのために、まずはゴール設定について考えてみました。
家計の金融行動に関する世論調査［二人以上世帯調査］（令和５年）の老後の生活についての考え方について5000人を対象にアンケート調査が行われています。
当然ですが、現時点で金融資産を持っていない家計や100万円未満の家計では心配していないは約13％。
残りの87％は老後の心配をしています。
金融資産が増えていくと心配していない層は増えていきますが、金融資産が3000万円を超えると57.8％のひとが心配していないと答えています。
このように金融資産は3000万円以上を貯めることができれば、老後の不安は大きく改善されるはずです。
✅年収別 老後不安がない金融資産を保有している40代はどのくらいいるか？
✅40代2人以上世帯で収入がない
収入がない2人以上世帯：金融資産保有額：平均9万円、中央値0円
ぐりっと年収がない場合、金融資産はおおむね200万円以下。
これでは老後の心配どころか、数か月後ですら心配だね。
✅40代2人以上世帯で年収300万円未満
40代年収300万円未満2人以上世帯：金融資産保有額：平均170万円、中央値0円
ぐりっと年収300万円になるとごく少数ですが、金融資産3000万円を超える猛者が現れますね。
✅40代2人以上世帯で年収300万円-500万円
40代年収300万円-500万円2人以上世帯：金融資産保有額：平均289万円、中央値100万円
ぐりっと平均や中央値は上がり、金融資産がないひとが10％も減ります。
それでも、金融資産2000万円以上の数は300万円未満と差はありません。
✅40代2人以上世帯で年収500万円-750万円
40代年収500万円-700万円2人以上世帯：金融資産保有額：平均833万円、中央値310万円
ぐりっと40代で金融資産が2000万円を超える世帯が10％を超えます。
このあたり年収世帯は堅実な家計が多いようです。
✅40代2人以上世帯で年収750万円-1000万円
40代年収750万円-1000万円2人以上世帯：金融資産保有額：平均1,016万円、中央値630万円
ぐりっと中央値が大きく膨れ上がります。
なぜか無回答も倍以上になります。
資産形成を増やしやすい層は、このあたりからでしょうね。
✅40代2人以上世帯で年収1000万-1200万円
40代年収1,000万円-1,200万円2人以上世帯：金融資産保有額：平均2,109万円、中央値1,000万円
✅40代2人以上世帯で年収1200万円以上
40代年収1,200万円以上、2人以上世帯：金融資産保有額：平均3,538万円、中央値1,620万円
✅40代であれば老後の不安は解消できるかもしれない!?
予想とおり年収が高いほど金融資産が増える、収入が低いほど金融資産が少ないという結果でした。
一方、老後に不安を感じない3000万円の金融資産を築いたひとは年収300万未満でも確かに存在します。
これは年収だけでなく、相続や副収入などで大きく寄与しているのかもしれません。
もしかしたらFIREしたひとが含まれているのかも？
詳細はわかりかねますが、まずはあなたと年収の表をみながら金融資産を比べてみましょう。
同じ年収であれば、あなたにもチャンスがあります。
同年齢で同年収と比べてみましょう。
✅ まとめ
- 年収が高いほど金融資産が増える傾向が見られる。
- 一方、年収3000万円の金融資産を持つ人は、年収300万未満の世帯でも存在する。
- この差は相続や副収入などが影響している可能性がある。
- FIRE（経済的自立・リタイア）を達成した人々も含まれる可能性がある。
- 年収だけでなく、他の要因も考慮して金融資産を比較することが重要である。
- 同じ年収でも、様々な要因が金融資産に影響を与えている可能性がある。
補足：当ブログを運営しているぐりっとは世帯年収750万円から1000万円世帯。
今回は年収によって資産について分けましたが、それ以外の要素も大きく金融資産に関与するので、一概に参考にならない家計もあるかもしれません。
40代の人生はまだまだこれからです。
ときどき40代の家計をのぞき見しながら、前をみて過ごしていきましょう。
今回の記事はいかがだったでしょうか。
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