7月12日の為替介入によって1ドル=157円76~86銭まで円高が進みましたね。
このように為替介入によって米国に投資している投資家は大きな影響を受けることがあります。
そこで今回は、為替介入によってどのくらいの影響を受けるのかを具体的に100万円、2000万円を投資した場合で、表にまとめました。
この記事を読むことで、為替介入を理解しておくヒントになるはずです。
・為替介入の効果を具体的に知りたい
・投資をしているが、為替介入について知識がないので知りたい
・これから投資を始めたい
為替ルートを把握しておくことが重要。
円安傾向が投資家に優位に働いていたが、生活場面ではインフレリスクがありメリット・デメリットの側面を理解しておく必要がある。
リスクをコントロールして、いまを生きていこう。
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✅2024年7月12日の為替介入ニュース
まずは2024年7月12日の為替介入について、説明します。
ニューヨーク外国為替市場で7月12日、円相場は対ドルで一時1ドル=157円30銭と約3週間ぶりの円高ドル安水準を記録しました。6月の米卸売物価指数が市場予想を上回ったにもかかわらず、円高が進行。午後5時現在、1ドル=157円76~86銭で取引されました。円高の要因には、米長期金利の低下と日米金利差の縮小が挙げられます。財務省の神田真人財務官は、為替介入についてコメントを控えました。
日本の財務省の神田真人財務官はコメントを差し控えているため、具体的な情報の真偽は確かではありませんが、為替介入にはいくつかの重要な要素がありますね。
為替介入は急激な円安や円高を防ぐために行われます。
円安が進みすぎると輸入企業にとっては厳しい状況になるため、企業支援の観点からも重要です。また、急激なインフレを防ぐ効果も期待されています。
一方で、為替介入にはリスクも伴います。他国との摩擦が増える可能性や、政府の信頼性が揺らぐことも懸念されます。
さらに、介入の効果が一時的である場合や市場への実際の影響力についても議論がありますね。
これらの要素を考慮すると、為替介入は慎重に検討されるべき政策であり、その実施には慎重な判断が求められます。
✅為替ルートの影響は凄まじい!!100万円は10円上下するとどうなる?
基準価格の為替レートが1ドル=157.8円として、100万円と2000万円を米ドルに換算した場合の円換算額を見てみましょう。
例えば、100万円を米ドルに換算すると約6336.50ドルになります。
これを基準に、為替レートが1円ずつ変動した場合の円換算額を以下の表にまとめました。
為替レート(1ドル=円) | 100万円の米ドル換算額(円) | 2000万円の米ドル換算額(円) |
---|---|---|
158.8円 | 約6329.11ドル | 約126582.16ドル |
159.8円 | 約6278.22ドル | 約125564.44ドル |
160.8円 | 約6227.72ドル | 約124554.36ドル |
これでは、わかりにくいので、さらに細かく分類しました。
100万円を保有していると10円の変動があると約6万円分の円の価値が変動します。
為替レート (円/ドル) | 円換算額 (円) | 差額 (円) |
---|---|---|
167.8 (+10円) | 1,063,363 | +63,363 |
166.8 (+9円) | 1,056,905 | +56,905 |
165.8 (+8円) | 1,050,447 | +50,447 |
164.8 (+7円) | 1,043,989 | +43,989 |
163.8 (+6円) | 1,037,531 | +37,531 |
162.8 (+5円) | 1,031,073 | +31,073 |
161.8 (+4円) | 1,024,615 | +24,615 |
160.8 (+3円) | 1,018,157 | +18,157 |
159.8 (+2円) | 1,011,699 | +11,699 |
158.8 (+1円) | 1,005,241 | +5,241 |
157.8 (現在) | 1,000,000 | 0 |
156.8 (-1円) | 994,742 | -5,258 |
155.8 (-2円) | 989,484 | -10,516 |
154.8 (-3円) | 984,226 | -15,774 |
153.8 (-4円) | 978,968 | -21,032 |
152.8 (-5円) | 973,710 | -26,290 |
151.8 (-6円) | 968,452 | -31,548 |
150.8 (-7円) | 963,194 | -36,806 |
149.8 (-8円) | 957,936 | -42,064 |
148.8 (-9円) | 952,678 | -47,322 |
147.8 (-10円) | 947,420 | -52,580 |
- この表から、為替レートが1円下がると(156.8円/ドル)、100万円は994,742円になることがわかります。
- 為替レートが1円変動するごとに、約5,000円の差額が生じます。
- 10円下がると(147.8円/ドル)、947,420円になり、52,580円の損失となります。
- 逆に10円上がると(167.8円/ドル)、1,063,363円となり、63,363円の利益が出ます。
つぎに2000万円の為替効果について表でまとめました。
為替レート (円/ドル) | ドル換算額 ($) | 円換算額 (円) | 差額 (円) |
---|---|---|---|
167.8 (+10円) | 126,740.81 | 21,266,728 | +1,266,728 |
166.8 (+9円) | 126,740.81 | 21,138,367 | +1,138,367 |
165.8 (+8円) | 126,740.81 | 21,010,006 | +1,010,006 |
164.8 (+7円) | 126,740.81 | 20,881,645 | +881,645 |
163.8 (+6円) | 126,740.81 | 20,753,284 | +753,284 |
162.8 (+5円) | 126,740.81 | 20,624,924 | +624,924 |
161.8 (+4円) | 126,740.81 | 20,496,563 | +496,563 |
160.8 (+3円) | 126,740.81 | 20,368,202 | +368,202 |
159.8 (+2円) | 126,740.81 | 20,239,841 | +239,841 |
158.8 (+1円) | 126,740.81 | 20,111,480 | +111,480 |
157.8 (現在) | 126,740.81 | 20,000,000 | 0 |
156.8 (-1円) | 126,740.81 | 19,888,639 | -111,361 |
155.8 (-2円) | 126,740.81 | 19,777,278 | -222,722 |
154.8 (-3円) | 126,740.81 | 19,665,917 | -334,083 |
153.8 (-4円) | 126,740.81 | 19,554,556 | -445,444 |
152.8 (-5円) | 126,740.81 | 19,443,196 | -556,804 |
151.8 (-6円) | 126,740.81 | 19,331,835 | -668,165 |
150.8 (-7円) | 126,740.81 | 19,220,474 | -779,526 |
149.8 (-8円) | 126,740.81 | 19,109,113 | -890,887 |
148.8 (-9円) | 126,740.81 | 18,997,752 | -1,002,248 |
147.8 (-10円) | 126,740.81 | 18,886,391 | -1,113,609 |
- 為替レートが1円下がると(156.8円/ドル)、2000万円は19,888,639円になり、111,361円の損失となります。
- 為替レートが10円下がると(147.8円/ドル)、2000万円は18,886,391円になり、1,113,609円の損失となります。
- 逆に為替レートが10円上がると(167.8円/ドル)、2000万円は21,266,728円になり、1,266,728円の利益が出ます。
- 為替レートが1円変動するごとに、約11万円の差額が生じます。
✅為替介入を理解して、投資家は分散投資しよう
円相場の予測は確かに難しいですね。
偉い人の発言だけでなく、集団心理や経済状況も大きな影響を与えます。
円安や円高それぞれにはメリットとデメリットがあり、特に円安の場合、デメリットだけが顕著に感じられることもあります。
そのため、資産を分散させることで円安の影響を緩和する戦略が重要です。
例えば、円資産だけでなく外貨や株式、不動産など異なる資産クラスに投資することで、ポートフォリオ全体のリスクを分散し、円安の時にも安定した資産運用が可能になります。
現代の経済状況では、円資産以外の資産を持つことが賢明であると言えます。
自分の資産ポジションを見直し、リスクをコントロールしながら将来に備えることが重要ですね。
✅ まとめ
為替ルートを把握しておくことが重要。
円安傾向が投資家に優位に働いていたが、生活場面ではインフレリスクがありメリット・デメリットの側面を理解しておく必要がある。
リスクをコントロールして、いまを生きていこう。
今回の記事はいかがだったでしょうか。
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