もっと先の事を余地できたら、株式市場で勝てるのにと思ったひとは私だけではないはず。
じつはFuture Perfectのスタッフは毎年の未来予測に挑戦しています。
今回は、景気後退、インフレの未収束など、2023年に重要なストーリーが展開するにつれて何が起こるかについての予測を確率付きの記事を参考に再編しました。(経済関連以外は、すべて割愛しています)
これから起こりえる可能性がある予測に対して10%から95%の確率が割り当てられています。
ただし、高確率のイベントでも、必ずしもその出来事が起こることを意味するわけではありません。
この記事はあくまでも予測でしかないことは念頭に置いておく必要があります。
この予測は日本に住む私たちが、米国人がどう米国の未来をみているのかを知ることで、投資する際のヒントになるはずです。
興味あるひとは、ぜひ原文も読んで見て下さい。
・ひろゆきのシン・未来予測:ひろゆき目線で書いた未来予測
・天才たちの未来予測図(マガジンハウス新書):本書では、世界が認めた4人の若き天才が、
「これからの世界と日本はどうなっていくのか」という問いに“最先端の知見”を元に答えています。
・テクノロジーが予測する未来 web3、メタバース、NFTで世界はこうなる (SB新書)web3、メタバース、そしてNFT。最先端テクノロジーは、私たちの社会、経済、個人の在り方にどのような変革をもたらすのか?
2023年に米国は景気後退に陥る可能性が高い(70%)
雇用の増加や失業率の低さ、インフレ率やガソリン価格の低下などが続いているが、景気後退が来ると経済学者やビジネスリーダーは一様に考えている。
金利の上昇が引き金となり、住宅購入や製造業生産、小売りなど、金利に脆弱な経済の分野は既に低迷している。
これまでのデータや歴史的な類推から、景気後退を回避できる可能性は低い。
しかし、景気後退が起こるかどうかは、確定的ではなく、予測に基づく確率で表される。
アメリカのインフレ率は3%を超える可能性がある(60%)
2022年の予測が外れています。
そのため今年はより自信を持てないが、賃金の伸びが強く、2023年の最初の四半期には3.8%に達すると予想されていることから、3%を下回る可能性もあるが、3%を超える可能性が高いと予想している。
経済が不況に陥れば、3%を下回ることも可能であるが、強い賃金伸びがあるため、軟着陸の成功が期待できるわけではない。
スペースXの新しい再利用型宇宙船が2023年に地球軌道に到達する(70%)
同社は10年にわたって開発を進め、次のステップとして無人の試験飛行を行う予定だが、遅延が発生している。
しかし、遅延が起こることはスペースXや宇宙飛行全般において一般的であり、慎重さの表れでもあるため、実際の打ち上げ試みの成功率は高まる可能性がある。
スペースXは、Falconロケットの99%以上の成功率を誇っており、スターシップについても、90%の打ち上げ試みと80%の成功率を見込んでいる。
・夢の宇宙旅行 完全ガイド (TJMOOK) 7月11日、20日と、米企業2社の宇宙船が立て続けに民間人を乗せた試験飛行に成功し、 搭乗者が無重力を楽しみました。本誌は、ついに始まった民間人による宇宙旅行の全貌を解説。「宇宙旅行の最新情報」、「民間宇宙船の徹底比較」、そして「日本で楽しめる宇宙体験」等を紹介します。
・人類、宇宙に住む: 実現への3つのステップ火星移住から不死への挑戦までリアルかつ衝撃の未来図!
少なくとも 3 つの人工培養肉会社が米国で自社製品の販売を開始する (50%)
2021年11月、米国食品医薬品局が初期のプレイヤーであるUpside Foodsに育成鶏肉の販売を許可しました。しかし、まだ販売されておらず、USDAの承認が必要です。
それは2023年末までに得られると予測されています。
これにより、細胞培養肉が大量消費されることはまだありません。
養殖肉の生産コストは高く、最初に動くのは高級なレストランになります。
しかし、この分野の新興企業が、R&Dラボから製造工場へと移行していることは重要です。
人工培養された脳は「誰」なのか:超先端バイオ技術が変える新生命 ブタのなかで培養されたヒトの器官、3Dプリンターによる臓器印刷、人工胚、人工精子―神の領域に到達しつつあるバイオテクノロジーがつくり出すそれは、はたして「ヒト」なのか?自らの組織から人工培養した「脳オルガノイド」、いわば「ミニ脳」を目の当たりにした気鋭のサイエンスライターが究極の問いに挑む。
米国の鳥インフルエンザの発生により、5,000万羽以上の鳥が殺処分される(40%)
2022年のアメリカでの鳥インフルエンザの発生により、5,300万羽以上のニワトリがが殺処分された。
鳥インフルエンザは夏季には下火になることが通常であるが、2022年は続いた。
専門家の間では、この高病原性インフルエンザが今後も存在し続ける可能性があり、野鳥から家禽に広がる病気であるため、感染拡大のリスクが高い。
加えて、過去の鳥インフルエンザよりも速く、多くの種類、哺乳類にも感染するようになっている。
深刻な影響を与える可能性が高く、鳥インフルエンザのワクチン接種に対する要望も高まっている。
Beyond Meat の株価は年末に 30 ドルを超える (30%)
finviz.comよりBeyond Meatは苦戦しており、売り上げの減少や多くの負債が発生しています。
最近、同社は従業員の解雇やコア製品の成長に重点を置いた計画を発表し、競争の縮小やインフレの鈍化からも恩恵を受ける可能性があるとされています。
しかし、金融アナリストは短期的な好転には懐疑的で、2023年末までに株価が10ドルから32ドルになると予測しています。
【注目の大豆ミート】 マルコメ ダイズラボ 大豆のお肉レトルト フィレ 80g ×5個
2023年には畜産動物用の抗生物質の販売が増加すると予測されている(65%)
米国で使用される医学的に重要な抗生物質の約3分の2が畜産動物に与えられており、一部の細菌が薬剤耐性を持つように進化することで、抗生物質後の時代を迎えることが懸念されている。
FDAと肉の生産・販売企業はこの問題に対処するよう圧力を受けているが、政府の不熱心さや企業の遅滞により、食肉生産が増加することから、2023年には少し抗生物質使用量が増加すると予想される。
原文では2022年と書いてあるけれど、間違いだと思うので2023年に訂正しています。
サラリーマン投資家としての目線
この記事で紹介された問題は、食料の安全性と供給を脅かすものであるため、社会的な注目を集めています。
これらの問題は、畜産業界や政府が対処する必要がありますが、個人的な投資家も慎重になる必要があります。
鳥インフルエンザのような病気が畜産業に大きな影響を与える可能性があるため、鳥肉や卵などの商品を扱う企業に投資することはリスクが高くなるかもしれません。
一方で、畜産動物用のワクチンに投資することができれば、大きなリターンが得られる可能性があります。
コロナワクチンの流行に伴い、ワクチン関連株は上昇しましたが、畜産業に特化したワクチンはあまり注目されていません。
しかし、食料供給を確保するためには、畜産業界に対して積極的にワクチンを提供する必要があります。
そのため、投資家が畜産業に特化したワクチン企業に投資することは、社会的なニーズと投資家の需要の両方に合致するかもしれません。
最後に、投資は自己責任であり、個々人が最終的に自己判断をする必要があります。
この記事で紹介された問題については、さらに調査を行い、慎重に判断することが重要です。
コメント