新たなバフェット銘柄：住宅建設会社3銘柄を紹介

ウオーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイの住宅建築会社を買収しました。
今回はバフェット銘柄が追加された3社を紹介します。
そして最後にサラリーマン投資家は3銘柄に投資するかを考察しました。

バフェット銘柄 D.R. Horton (DHI) 

ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ社が、第2四半期に住宅建設業界に進出しました。そのなかでも最大手として取り上げられたのが、DRホートン社です。バークシャーは約7億2,650万ドル相当のDHI株約600万株を購入し、DHIの時価総額は396億9,000万ドルに達しています。
DHIの魅力的な要因はPERが8.34倍で、配当利回りが0.85％ということです。
さらに、DHIの株価は年初から約32％上昇しており、市場での注目を浴びています。

DRホートン（DHI）は、アメリカを拠点とし、複数の地域で住宅建設事業を展開している企業です。
彼らの専門は土地の取得と開発、そして様々なタイプの住宅（一戸建て、タウンホーム、デュプレックス、トリプレックスなど）の建設と販売です。
住宅ローン融資や権原保険、審査サービスも提供しており、幅広い顧客ニーズに対応しています。

DHIの魅力は単なるバリュエーションだけではなく、現在の住宅市場環境にも関連しています。
住宅市場が好調で在庫が少ない状況下で、DHIは注目を集めており、19人のアナリストの評価でも「中程度の買い」という好意的な評価を得ています。
アナリストのコンセンサス目標株価は35.50ドルで、これは現在の株価から15.51％の上昇を示唆しています。

D.R. Horton (DHI) 配当利回り・配当性向

バフェット銘柄 NVR （ NVR）

バークシャー・ハサウェイ社は、第2四半期にNVR株1万1000株強を約7100万ドルで購入し、これは米国の住宅建設業界における3つの買収のうち2番目に大きな買収となりました。NVRの株価も年初からほぼ32%上昇し、その時価総額は198億2000万ドルで、PERは12.98です。

NVR, Inc.はアメリカを拠点とし、米国内で事業を展開する住宅建設会社で、住宅建設と住宅ローン銀行の2つの主要セグメントを持っています。Ryan Homes、NVHomes、Heartland Homesといったブランド名で、一戸建て住宅、タウンホーム、コンドミニアムの建設と販売を専門に行っています。

アナリストの評価によれば、NVR株は「中程度買い」と評価されていますが、アナリストたちは将来の下落を予測しており、コンセンサス目標株価は5,650ドルで、7％の下落を予想しています。4人のアナリストのうち、3人が買い、1人が売りと評価しており、最高予想は7,200ドル、最低予想は4,400ドルと幅広い評価があります。

バークシャー・ハサウェイ社のNVRへの投資は、米国住宅建設業界における新たな展開を示すものであり、NVRの成長ポテンシャルに注目が集まっています。

バフェット銘柄 Lennar （LEN.B）

バークシャー・ハサウェイ社は第2四半期に、米国住宅建設業界における3番目で最後の株式投資を実施しました。この投資対象はLennar Corporationで、バークシャーはクラスB優先株15万2572株を1720万ドルで購入しました。Lennarの時価総額は306億2,000万ドルで、クラスB株の配当利回りは1.41％で、魅力的なPERはわずか7.27倍です。また、Lennarの普通株式は年初から現在までに約30％増加しています。

Lennar Corporationは、主にLennarブランドで事業を展開する米国の大手住宅建設会社です。同社はホームビルディングイースト、ホームビルディングセントラル、ホームビルディングテキサス、ホームビルディングウェスト、金融サービス、マルチファミリー、レナーその他といったさまざまなセグメントを通じて事業を展開しており、一戸建て住宅や戸建住宅の建設と販売、宅地の売買・開発・販売を行っています。

Lennarの普通株について、アナリストは住宅建設業界における大きな上昇余地があると見ており、アナリスト15名の評価に基づくコンセンサス目標株価は127.20ドルで、8.72％の上昇が予想されています。ただし、他の2つの銘柄とは異なり、Lennarは15人のアナリスト評価に基づいて「ホールド」のコンセンサス評価を持っています。

バークシャー・ハサウェイ社のLennarへの投資は、米国住宅建設業界における新たな展開を示し、Lennarの成長ポテンシャルに注目が集まっています。

Lennar （LEN.B）配当利回り・配当性向

まとめ

3社の買収について住宅市場を理解する必要があります。
金利上昇については以前の記事にでも書きましたが、住宅在庫の減少と住宅ローン金利の低下は近い将来、首足すると予想しているのでしょう。

つい先日、日本の商社をバフェット銘柄に加えたことは記憶に新しいと思います。
日本の商社株も、順調に推移していましたが、短期でみると一考の余地はあると思います。
みなさんはどうお考えになりますか？

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