今回、紹介するのは楽天・インデックス・バランス・ファンドシリーズ、SBI-SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)(愛称:まるっと米国)です。
いずれも投資を始める初心者向きであり、ややディフェンシブな要素はあります。
投資で損をしたくない人には、おすすめしたい投資信託の1つです。
ただし結論からいうと40代で投資を考えている人は、株式中心の投資でよいかもしれません。
この記事を読むことで、バランス型投資信託の紹介と、40代までは株式中心でよい理由についてまとめました。
投資信託バランス型は時代遅れなのか
投資家は、すべての投資にはリスクがあり、常日頃からリスクを分散させたいと考えていることが多いです。
ただし実際に投資を行っていると、リスクを分散を考えるのは非常に面倒な作業です。
近年、リスクを分散させることに特化したAI投資、ウエルスナビやTHEO、楽ラップなど色々と投資しやすい環境が整いました。
一方で投資信託のバランス型は選択肢が狭く、手間がかかると思っている人も多いかもしれません。
著者は投資信託のバランス型は王道であり、余計なコストがかからない優れた商品だと思っています。
このあたりは投資スタイルに向き不向きがあるので一概に万人受けはしないかもしれませんが、一番のメリットは暴落時のリスクを軽減する効果でしょう。
こうしてみると、どの投資方法にもいえますが長所や短所がありますね。
1,手数料が安い
2,売買しやすい
3,自動リバランス機能がある
投資手法 | 長所 | 短所 |
---|---|---|
インデックス投資 | 勝率が高い | 出口戦略が難しい。日々の生活で充実されない |
高配当投資 | 日々の生活が充実する | 配当金に税金がかかる。 |
レバレッジ投資 | 上昇相場では非常に強い | マイナス局面では非常に脆い |
AI投資 | 特別な知識は必要ない | 手数料が高い |
ここからは投資信託バランス型のファンドを紹介します。
【楽天証券】楽天・インデックス・バランス・ファンドシリーズ
楽天証券が優れているのは株式と債券のバランス型が3パターンあることです。
楽天インデックス・バランス・ファンドは株式重視型、債券重視型・均等型があります。
ファンド | 概要 | 管理費用 (信託報酬) | 買付 ランキング |
---|---|---|---|
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型) | 全世界株式および投資適格債券の代表的な指数に連動する投資成果を目指す。 各資産の基本配分は、株式70%、債券30%とする。 | 0.211% | 106位 |
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型) | 全世界株式および投資適格債券の代表的な指数に連動する投資成果を目指す。 各資産の基本配分は、株式50%、債券50%とする。 | 0.217% | 140位 |
楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型) | 全世界株式および投資適格債券の代表的な指数に連動する投資成果を目指す。 各資産の基本配分は、株式30%、債券70%とする。 | 0.223% | 182位 |
個人のリスク許容度に応じて、3つファンドから選択することができます。
また3つを組み合わせることでより債権比率を60%にするなど細かな設定を行うことができます。
手数料0.2%はコスト面の魅力の1つですね。
【SBI証券】SBI-SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)
SBI証券はSBI-SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)(愛称:まるっと米国)があります。
こちらは株式と債券の50:50の割合しかありませんが、信託報酬は楽天証券の半額以下。
バランスを取りにくい反面、コス面では非常に優れていますね。
ファンド | 概要 | 管理費用 (信託報酬) | 週間件数 ランキング |
---|---|---|---|
SBI-SBI・iシェアーズ・米国バランス (2資産均等型) (愛称:まるっと米国) | SBI・iシェアーズ・米国バランスマザーファンド受益証券への投資を通じて米国の株式及び債券に分散投資を行います。 基本配分比率は、株式50%程度、債券50%程度を基準とする。 | 0.0938% | 82位 |
まとめ
投資信託にはポジショニング戦略がありますが、投資家によって選択肢は異なります。
一般的に、バランス型の投資信託は手数料が比較的安く、その点で魅力的な選択肢です。
バランス型の投資信託は、株式や債券などの異なる資産クラスを組み合わせてポートフォリオを構築し、リスクを分散することを目指します。
また、投資信託以外にもETFや個別銘柄、さらにはAI投資など、さまざまな選択肢があります。
それぞれには特徴とリスクがあり、投資家の目標やリスク許容度に合わせて選択する必要があります。
40代の場合、インデックス投資だけで十分です。
インデックス投資は、市場全体の動きに連動する指数ファンドを購入することで、幅広い分散効果を得ることができます。
これにより、景気後退期などの市場の変動にも比較的対応できる可能性があります。
また、時間の経過とともに投資リスクを回復する可能性も高まります。
60歳までの期間は比較的長いですので、市場の変動による損失も時間とともに回復することが期待できます。
ただし、投資にはリスクが伴いますので、個別の状況や投資目標に基づいて慎重な判断を行うことが重要です。
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