今回のテーマは、学術的に裏付けされた記事をブログにしました。
正しく正確に知りたい人は原文を読むことをおすすめします。
女性にとって結婚すると個人資産が増えるのか?
女性は結婚することで資産がどう変化するか
この記事からわかることはこの3つです
①結婚生活の中で女性の資産がどのように変化していくのか
②個人の富と家庭の富とでどのような違いがあるのか
③日本と欧米諸国の結婚資産プレミアムの違いがあるのか。
新美教授は、入手可能な「日本消費者パネル調査」のマイクロデータを用いて、結婚と富の関係を分析。
結果
①結婚生活の中で女性の資産がどのように変化していくのか
答え:夫と妻が等しく資源を共有するという仮定で家計の富を見ると、結婚は女性の富の保有に貢献するものの、非金融資産を増やすだけである
非金融資産とは、国民経済計算上の用語で,負債と対になっていない無形資産のこと。 特許権,著作権,商標権,土地・建物の賃借権,鉱区・漁場・森林などを利用する排他的な権利および利用権などがある。
女性の金融資産は増えない。
②個人の富と家庭の富とでどのような違いがあるのか
答え:実際の資産所有に基づく個人資産の検討では、女性の個人資産は、結婚後、キャリアの中断や家族の責任に直面する傾向があるため、減少する。
結婚することで女性の個人資産は減少する
③日本と欧米諸国の結婚資産プレミアムの違いがあるのか
答え:日本では結婚が女性の財産に与える悪影響に加え、配偶者間の贈与にも贈与税がかかるため、夫が妻に譲渡したり、妻と共同投資したりすることを抑制している。
一方、欧米諸国では、結婚は夫との共同投資を通じて、女性の個人資産にプラスの影響を与えることが分かっている。
日本の女性は個人資産が下がる、欧米の個人遺産は増える。
①~③を統合すると
日本の女性は夫に経済的に依存する傾向が強い。
結婚することで男性に経済的に依存が強くなる
新美教授は、この研究が、日本の既婚女性がキャリアと家庭の責任のどちらかを選ぶ必要がなくなるような、より良い労働環境を作るきっかけになることを期待しています。
「この論文の結果は、日本における法的な意味での夫婦間の富の分配について、人々の意識を高めるのに役立つと思います。このことは、日本の女性が結婚後も経済的に弱い立場にあることを認識させることにつながるでしょう」と結んでいます。
結論→女性は結婚しない方が良いではなく幸福感を優先すべき!!
金融資産がすべての世界であれば結婚しない世界の方がよい。
そんな答えを出すかもしれません。
一方、幸福の価値観では既婚者の方が幸福感を感じていることはわかっています。
【下記の記事で幸福感について書いています】
お金を増やすことだけに人生の中心にしないで、自分にとって楽しい人生を選んでいこう。
結婚の価値観、幸せの価値観は人それぞれです。
あなたにとって幸せな人生を考えながら、
金融資産を増やしていこう
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