成功した投資家たちの投資の名言を振り返ることは、投資で成功するためのヒントを与えてくれます。
投資で富を築くためには、過去に成功した投資家が既に実践した方法であることが多いです。
つまり誰かが経験した知識を自分でトレースすることで投資成績を大幅に上げることができるかもしれません。
したがって投資目標を達成するためには、成功した投資家たちから学ぶことが大切です。
今回は成功した投資家が残した8つの投資に関する名言を紹介します。
ぐりっと今回は下記の記事の一部を抜粋しました。
20の名言を知りたい人は、記事のリンク先を貼っておきますので、のぞいてみてください。
普通の人間は……高く買って安く売る傾向にある- レイ・ダリオ
株式市場で損失を被る一般的な問題の一つは、大衆心理に従ってしまうことです。
市場が興奮している時に株式やその他の資産を購入すると、価格が高騰することがあります。
しかし、価格が下落すると大衆の関心が薄れ、価格も下落するため、株式を売却することになります。
このため、多くの人々は高値で購入し、安値で売却してしまい、結果的に損失を被ることになります。
これをウォーレン・バフェットは「恐怖と欲望のサイクル」と表現しています。
レイ・ダリオは、この考え方は持続可能ではないと主張し、「平均的な人々はこのようなゲームをするべきではない」と述べています。
したがって、市場で成功するためには、一般的な大衆心理に流されず、冷静に判断することが必要です。
上がるからと何も知らずに株を買っている人は損をして当然だ – ジム・クレイマー
ジム・クレイマーは、CNBCの「マッド・マネー」の司会を務める人物で、ヘッジファンドの元マネージャーでもあります。
彼もまた、レイ・ダリオの考え方に同意しており、株価が上昇しているだけで株を買うことは、自分が何をしているか理解していない証拠だと述べています。
これは、損をすることが証明されているということです。
みんなが売っているときに買い、みんなが買うまで持ち続ける。
これは単なる人目を引く合言葉ではありません。成功する投資の真髄だ。
– J・ポール・ゲティ
J・ポール・ゲッティは、賢い投資家は一般的な投資家とは逆の方法を取るべきだと言っています。
つまり、皆が株を売っているときに安く買い、皆が株を買っているときに高く売るべきなのです。
これは、賢い投資家にとっては弱気相場は悪いニュースではなく、むしろ良い企業を見つけ、安い時に買い入れるチャンスであることを意味します。
そして、強気相場で多くの人々が急いで買い、株価が高騰している時に売却するのです。
つまり、株価が高くなりすぎた時には、株を売って利益を確定させるのです。
自分が何を所有しているかを知り、なぜそれを所有しているのかを知る
– ピーター・リンチ
ピーター・リンチは、投資家が成功するためには、自分が所有している銘柄を理解することが必要だと主張しています。
つまり、なぜその銘柄を保有しているのかを知ることが重要であり、そのためには適切な調査を行い、自分の投資戦略や目標に合致しているかを理解する必要があるということです。
平均的な投資家が群衆に従って行動するのに対して、成功する投資家は自分自身の分析と判断に基づいて行動することが大切だということです。
株式市場はあらゆるものの値段は知っているが、何の価値も知らない人間で溢れている – フィリップ・フィッシャー
ウォーレン・バフェットが推薦した「Common Stocks and Uncommon Profits」という投資本を書いたフィリップ・フィッシャーは、投資家は単に株価を知るだけでは不十分で、株式の本質的な価値を理解する必要があると主張しています。
本質的な価値とは、その企業が持つ価値や将来的な成長の可能性などを考慮して決まるもので、それに基づいて株価が適正かどうかを判断する必要があります。
市場の盛り上がりに乗っかって人気が出た銘柄は、しばしば過大評価されている傾向があるため、注意が必要です。
したがって、投資家は本質的な価値を知るまでは株を買わず、市場から割安に評価されている優良銘柄を見つけて投資する必要があります。
マクロ経済要因を予見するのではなく、長期的なリターンの見込みの視点で企業を見る- メロディ・ホブソン
株式の本当の価値を理解するためには、企業のファンダメンタルズを深く分析する必要があります。
マクロ経済要因の予測よりも、自己資本利益率、利益率、負債資本比率、流動比率などのファンダメンタルズに注目することが大切です。
優れたファンダメンタルズを持つ企業は、マクロ経済が不安定な状況でも生き残り、長期的に成功し続けることができます。
ですから、将来のマクロ経済状況について予測することよりも、良いファンダメンタルズを持つ企業を選ぶことに注力すべきです。
そして、バリュー投資家の見識を取り入れて、優れたファンダメンタルズを持つ割安な企業を購入することが重要です。
ウォーレン・バフェットが銘柄選びで注目する点や、現在保有している上位銘柄からも学ぶことができます。
勇気が教えてくれたのは、どんなに危機的状況に陥っても・・・どんな健全な投資も最終的には報われるということだ。
– カルロス・スリム・ヘル
長期的に見て、利益を見込める企業があれば、その企業はどんな危機にも耐えられるということを、メロディ・ホブソンとカルロイス・スリム・ヘルが言っています。
例えば、2008/2009年の金融危機の後にムーディーズがROEがマイナスになったことがあったとしても、長期的に見れば良い会社は生き残り続けるということです。
干し草の山から針を探すな。干し草の山を買え！-ジョン・ボーグル
しかし、良い企業を見つけるのはそれほど簡単なことではありません。
もっと難しいのは、コカコーラ、アマゾン、アップルなどのような企業の成功を繰り返すことができる良い企業を見つけることです。
多くの投資家が、次のアマゾン、アップル、コカ・コーラに賭けて何百万ドルも失ってきた。
世界第2位の上場投資信託会社であるVanguard Groupの創業者ジョン・ボーグル氏は、これを「干し草の山から針を探すようなもの」と例えています。
彼は、「針」を探すのではなく、「干し草の山」を買うように投資家に勧めた。
これは、インデックスファンドやETFという、インデックスに含まれる銘柄に投資できる資産を推奨する方法である。例えば、S&P500は、アメリカの大企業500社の業績を表す指数である。
S&P500のインデックスファンドやETFを購入すれば、インデックスに含まれる500社すべての株式に投資することができます。
500社の中から針を探す代わりに、指数全体を買えばいいのです。
長年にわたり、この投資形態（針の代わりに干し草の山）はパッシブ投資とも呼ばれ、アクティブ投資と比較してコストが低く、収益性が高いことが証明されています。
また、この投資名言集トップ20のリストが、パッシブ投資について語らずして不完全なものとなってしまうほど、パッシブ投資は長年にわたって成長してきたのです。
預貯金投資で大金持ちになった大富豪を何人知っていますか？以上。
– ロバート・G・アレン
ポートフォリオを分散して投資しても、完全にリスクから逃れることはできません。
株式の分散ポートフォリオであっても、普通預金よりもリスクが高いことに変わりはありません。
しかしながら、投資の専門家であるロバート・アレン氏によれば、普通預金で安全を追求していては、誰も億万長者にはなれないと考えています。
実際、UAEの普通預金の年利は最高で1.75％ですが、過去5年間のS&P500指数の年利は23.46％でした。
株式市場はボラティリティが高いため、リスクはあるものの、株式投資が資産形成の最良の方法であることに変わりはありません。
したがって、投資家は株式を捨てて普通預金に移すのではなく、分散投資によってリスクを最小限に抑え、リターンを最大化することを学ぶ必要があります。
まとめ
・好景気で高く買うのではなく、不景気で安く買う
・売却しない
・保有している株の価値を考える
・長期的な視点を持つ
・良い会社を探すのではなく、市場全体に投資をする
・貯金だけでは資金は増えない
いかがだったでしょうか。
投資スタイルはそれぞれですが、成功するために、あなたの背中を押すことができたでしょうか。
行動しなければ成功することできません。
これは人生と同じであり、あなただけの物語です。
最良の答えを求めつつ、あなたにとって納得できる回答を目指していきましょう。
このブログでは投資に対する知識を提供しています。
ほかにも参考になる記事を紹介していますので、興味があれば他の記事も参考にしていただけると幸いです。
コメント