多くの人が金融資産1000万円を目指すことは一般的ですが、メリットについて疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、1000万円を貯めることで得られるメリットについて解説しています。
1000万円を貯めた後、資産形成にどのような影響があるのか、この記事を読むことでその答えがみえてきます。
✅金融資産1000万円を目標にしている。
✅金融資産を増やしたい、老後資金を増やしたい
✅貯金について詳しくシミュレーションしたい。
📕 この記事の結論 📕
✅1000万円を超えると複利の恩恵がスゴイ。
年利3%・4%・5%では2000万円まで5-6年で到達。そこから、さらに加速していく。
✅入金力は短期の金利に影響をあまり与えない。
毎月10万円、多額の金額を投資していると、年利3%・4%・5%であっても1000万円は5-7年で到達。(=入金力の恩恵もバカにできない)
✅長期運用と入金力が大切。(両方があれば最強)
人生のステージでお金を使う場面がたくさんある。
それでも早めに金融資産1000万円の壁を超えていこう。
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✅ 1000万円を貯めると資産を増やす速度が加速する
1000万円に到達した最大のメリットは、さらに資産を増やす速度が加速する点です。
ここでは、毎月3万円を貯めていくシミュレーションを通じて、資産1000万円から5000万円に到達する過程を見てみました。
この表を解説するにあたって、年利の影響は大きく、私たちがコントロールできない部分です。
未来を予測できず、確実な結果ではありません。
しかし、興味深い共通点があります。
それは最初の1000万円までには長い時間がかかりますが、その後は2000万円までのスピードが上がっていくことです。
3000万円から4000万円、そして4000万円から5000万円までは、年利3%であれば5年、S&P 500やオルカンのような投資による収益であれば2年で到達します。
最初の1000万円まで貯める事で、資産を増やす速度は大きく加速していくことがわかりますね。
月3万円投資 | 年利3% | 年利4% | 年利5% | オルカン 年利9.52% | S&P500 年利10.17% |
---|---|---|---|---|---|
0→1000万円 | 20年3ヶ月 | 18年9ヶ月 | 17年6ケ月 | 13年8ヶ月 | 13年3ヶ月 |
1000→2000万円 | 12年7ヶ月 | 10年8ヶ月 | 9年3ヶ月 | 5年7ヶ月 | 5年5ヶ月 |
2000→3000万円 | 9年1ヶ月 | 7年6ヶ月 | 6年4ヶ月 | 3年7ヶ月 | 3年5ヶ月 |
3000→4000万円 | 7年2ヶ月 | 5年9ヶ月 | 4年10ヶ月 | 2年7ヶ月 | 2年6ヶ月 |
4000→5000万円 | 5年11ヶ月 | 4年8ヶ月 | 3年11ヶ月 | 2年 | 2年 |
0→5000万円 | 54年10ヶ月 | 47年2ヶ月 | 41年7ヶ月 | 27年12か月 | 26年10ヶ月 |
複利効果を最大限に生かすことができるから
金利を味方にすると複利の影響はわかりますが、私たちはコントロールできないのがデメリットでしょう。
一方でコントロールできるのが入金力。
入金力を増やすと、資産形成のスピードや効果に大きな影響がありますね。
例えば、毎月10万円の入金力がある場合、年利3%の投資やS&P 500やオルカンの成績と比較しても、1000万円まで貯めるまでの時間は1年しか変わらなくなります。
これは資産到達が早いために複利効果を十分に活かしきれないためです。
逆に言うと金利に左右されずに、確実に資産を増やすことができます。
月10万円投資 | 年利3% | 年利4% | 年利5% | オルカン年利9.52% | S&P500年利10.17% |
---|---|---|---|---|---|
0→1000万円 | 7年6ヶ月 | 7年3ヶ月 | 6年12ヶ月 | 6年2ヶ月 | 6年1ヶ月 |
1000→2000万円 | 6年 | 5年5ヶ月 | 5年1ヶ月 | 4年 | 3年1ヶ月 |
2000→3000万円 | 5年1ヶ月 | 4年8ヶ月 | 4年1ヶ月 | 2年6ヶ月 | 2年6ヶ月 |
3000→4000万円 | 4年4か月 | 3年8ヶ月 | 3年3か月 | 2年2ヶ月 | 2年2ヶ月 |
4000→5000万円 | 3年9ヶ月 | 3年3ヶ月 | 2年9ヶ月 | 1年8ヶ月 | 1年7ヶ月 |
0→5000万円 | 27年1ヶ月 | 24年7ヶ月 | 22年7ヶ月 | 16年11ヶ月 | 26年10ヶ月 |
もちろん10万円の入金力がある人は資産到達目標を高いことも考えられます。
その際にはどのくらいの支出を抑え、どのくらいの金融資産を目指すかは個人の状況によって異なります。
一般的に言えば、金融資産が5000万円あれば、日常生活に困ることは少ないでしょう。
このような考え方を踏まえると、複利効果と入金力の関係について改めて感じることができるはずです。
入金力の向上が資産形成に与える影響や、資産目標の設定が重要であることを考えると、貯蓄や投資に対する意識を高めることが重要だと言えます。将来の安定や豊かさを実現するために、計画的な行動と積極的な資産運用が必要ですね。
入金力が高いと複利の効果が下がる。ただし目標設定の変更、再構築が必要。
✅ 本当に1000万円を貯めると爆速するのか?【実例あり】
当ブログではアセットアロケーションでは具体的な事例として紹介しています。
当ブログの家計管理(金融資産の推移)200万円からスタートして1000万円までは、約7年かかりました。
しかし1500万円まで約2年で到達。この調子でいくと3年以内には2000万円を突破する予定です。
もちろん景気の動向に大きく左右されていますが、複利の効果や生活レベルを変更しなかったことなどが功を奏した結果でしょう。す。
✅ まとめ
資産形成のスピードと複利効果
- 月3万円投資:シミュレーション結果を見ると、最初の1000万円までが長い道のりですが、その後のスピードが上がっていくのが分かります。
- 1000万円から5000万円へのスピード:この段階では、年利の影響が非常に大きくなります。S&P 500やオルカンのような投資であれば、資産が爆速で成長することが分かります。
- 入金力と複利効果:入金力が高いほど複利効果は低下します。つまり、入金力が増えると、資産形成のスピードは遅くなりますが、逆に目標金額に早く到達する可能性があります。
- 当ブログの実例:約7年で1000万円、その後1500万円まで約2年で到達。資産形成のスピードは目標設定や収入の増加によって大きく影響されます。
ここからは個人の感想ですが、1000万円までの道のりは、むちゃくちゃ大変でした。
特に子育てをしながら必要な支出をコントロールができない点が大きな要因でしょうね。
自分のことはコントロールできても、教育費でお金はどんどん減っていきます。
何にお金を使うかは個人の自由です。
ただし時間とお金のバランスを保ちながら生活していきましょう。
今回の記事はいかがだったでしょうか。
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