【2025年】日本のサラリーマンにおすすめ！米国防衛関連株3選

2025年3月3日

世界的な安全保障の懸念が高まる中、各国の国防費は増加の一途をたどっています。
このような状況では、安定性と成長性を兼ね備えた米国の防衛関連株が魅力的な投資先となるかもしれません。

今回は配当と業績が堅調な ロッキード・マーティン（LMT）、ジェネラル・ダイナミクス（GD）、ノースロップ・グラマン（NOC） の3銘柄を紹介します。

この記事は以下のようなひとにおすすめ！

安定した配当収入を得たい
防衛産業の成長に期待している
市場のボラティリティに強い銘柄を探している

この記事の結論

ロッキード・マーティン（LMT）
世界最大の防衛企業。配当利回り3.00%、安定した収益。
ジェネラル・ダイナミクス（GD）
海洋・航空宇宙・陸上戦闘システムで活躍。配当利回り2.25%、成長性あり。
ノースロップ・グラマン（NOC）
宇宙・サイバー技術分野で強み。配当利回り1.70%、将来性が高い。

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✅おすすめしたい防衛関連株の３銘柄を紹介

ロッキード・マーティン（LMT）

finviz.comより

ロッキード・マーティンは、世界最大の防衛企業として知られています。
同社は高度な技術システム、製品、サービスの研究、設計、開発、製造を行っており、特にF-35戦闘機の製造で有名。

概要：世界最大の防衛企業。航空機、ミサイル、宇宙システムを提供。
パフォーマンス：過去5年間で約19%増加。安定した事業モデルと高配当がよい。
時価総額：996.1億ドル。
配当利回り：3.00%。22年連続で増配を実施
最新ニュース：ミサイルテスト成功、業界カンファレンス参加。
注目ポイント：安定した事業モデルと高配当。

決算期	2020	2021	2022	2023	2024（予）
売上高	65,398	67,044	65,984	67,571	71,043
営業利益	8,644	9,123	8,348	8,331	6,847
当期純利益	6,833	6,315	5,732	6,920	5,336
1株当り利益	$24.50	$22.76	$21.66	$27.55	$22.31
配当金	$10.30	$11.00	$11.40	$12.15	$12.75

損益計算書主要指標（単位：百万米ドル）

戦略的中核：ミサイル防衛の垂直統合
2024-2029年のミサイル防衛局契約では、C2BMC-Nextシステムの開発を通じて、レーダー・衛星・迎撃兵器のデータ連携を最適化するプラットフォームを構築。従来比3倍の処理速度を実現し、2034年までの延長オプションを含む総額41億ドルの収益基盤を確立した。同社の戦闘管理システムは、30ヶ国以上で365日稼働するグローバルネットワークを形成している。

財務健全性
過去5年間の株価19%上昇は、軍用航空機（F-35プログラム）と宇宙システム（GPS III衛星）の二軸成長が牽引。2024年時点で996億ドルの時価総額を維持し、3%の配当利回りは業界最高水準である。ただし、F-35のソフトウェアアップデート遅延が2023年度収益を2.3%押し下げた事実は、大型プロジェクトのリスク管理の重要性を示唆している。

ジェネラル・ダイナミクス（GD）

finviz.comより

ジェネラル・ダイナミクスは、多岐にわたる防衛製品とサービスを提供する世界的な航空宇宙および防衛会社。

概要：海軍艦艇、ビジネスジェット、戦闘車両、ITソリューションを提供。
パフォーマンス：過去5年間で約43%増加。
時価総額：588.6億ドル。
配当利回り：2.25%。
最新ニュース：新規契約獲得、好調な財務実績。
注目ポイント：成長性と安定性のバランスが良い。多様な事業ポートフォリオ（航空宇宙、海洋システム、戦闘システム、テクノロジー）。原子力潜水艦や水上戦闘艦の設計・建造など、独自の専門性がある。

決算期	2020	2021	2022	2023	2024
売上高	37,925	38,469	39,407	42,272	47,716
営業利益	4,133	4,163	4,211	4,245	4,796
当期純利益	3,167	3,257	3,390	3,315	3,782
1株当り利益	$11.00	$11.55	$12.19	$12.02	$13.63
配当金	$4.40	$4.76	$5.04	$5.28	$5.52

事業多角化の優位性
海軍艦艇（バージニア級原子力潜水艦）とビジネスジェット（ガルフストリームG700）の二大柱が収益の68%を占める。2024年第2四半期には航空宇宙部門の受注が27億ドルに達し、前年比18%増の売上高成長を実現した。原子力推進システムの技術蓄積は、次世代無人潜水艦（Orca XLUUV）開発で競争優位性を発揮しつつある。

キャッシュフローマネジメント
営業キャッシュフロー8.14億ドル（純利益の90%）を武器に、3.89億ドルの配当金支払いと3400万ドルの自社株買いを両立。過去10年間で配当金を年平均6.2%増加させ、安定株主層の形成に成功している。ただし、2024年度の研究開発費が売上高比4.7%と業界平均を下回る点は、技術投資のバランスが今後の課題となる。

ノースロップ・グラマン（NOC）

finviz.comより

ノースロップ・グラマンは、航空、宇宙、サイバー技術に強みを持つ企業。

概要：航空、宇宙、サイバー技術に強みを持つ企業。
パフォーマンス：過去5年間で約43%増加。
時価総額：704.5億ドル。
配当利回り：1.70%。
最新ニュース：重要な契約獲得、国際市場での成長強化。
注目ポイント：イノベーションと将来性が期待できる。

決算期	2020	2021	2022	2023	2024（推計）
売上高	36,799	35,667	36,602	37,851	39,200
営業利益	4,211	4,045	4,198	4,324	4,500
当期純利益	2,981	2,854	3,021	3,156	3,300
1株当り利益	$17.89	$17.23	$18.26	$19.15	$20.40
配当金	$5.80	$6.20	$6.60	$7.00	$7.40

次世代戦闘システムの先駆者
統合防空システム（IBCS）の技術革新でポーランド軍から14億ドル契約を獲得。
従来の個別システムをクラウド基盤で統合し、脅威検知から迎撃までの時間を55%短縮する技術を開発中である。
AIアルゴリズムによる脅威予測精度は92%に達し、2025年以降の国際展開が期待される。

宇宙分野の成長戦略
2023年に締結したDIA向け7億ドル契約では、低軌道衛星（LEO）300基からなる「戦術インテリジェンス・コンステレーション」を構築。
地球観測データの処理速度を0.5秒以下に短縮する量子コンピューティング技術の実用化を2026年目標に掲げている。

✅防衛関連株の比較表

✔時価総額・配当利回り・5年間のパフォーマンス・注目のポイント

企業名	時価総額	配当利回り	5年間のパフォーマンス	注目ポイント
ロッキード・マーティン (LMT)	996.1億ドル	3.00%	約19%増加	安定した事業モデルと高配当
ジェネラル・ダイナミクス (GD)	588.6億ドル	2.25%	約43%増加	成長性と安定性のバランスが良い
ノースロップ・グラマン (NOC)	704.5億ドル	1.70%	約43%増加	イノベーションと将来性が期待できる