紹介する本: 『HSPサラリーマン』
若い世代と団塊世代の間の40代ですが、すべての40代のサラリーマンに読んでほしい本をみつけました。本のタイトルは『HSPサラリーマン』。多くのビジネス書は、たくさんの気づきを与えてくれますが、実際のビジネス場面を想像できないため、学んだことを実際の場面で生かしきれない。そんな経験はありませんか?この本はビジネス書でありながら、物語になっているため読みながら大切な事を知ることができる教材です。
HSPサラリーマンはどんな本?
投資レベル:★(関連性なし) 内容:★★★★(たいへん勉強になる) わかりやすさ:★★★★★(素晴らしい)
おすすめ:★★★★★(非常におすすめしたい)
この本は主人公の鈴木達也(30)のサラリーマンとしてサクセスストーリーです。
サラリーマンをしていると上手くいかない事や、この仕事の意味はあるのか等、色々と考えてしまいます。
主人公の鈴木達也もそんなサラリーマンの1人です。
この本を読むと少し自分のことが好きになる一冊だと思います。
☑ サラリーマン生活は楽しくない
☑ 仕事が嫌いで月曜日になると憂鬱だ
☑ 会社は成果主義だ
サラリーマン視点で共感できた点を中心に要約
鈴木はウエブサイト制作会社の営業で働いているが、営業成績は40人中36位と冴えないサラリーマン。
このストーリーは、小学校からの友人の藤原青希と再会したことで物語が動き出します。
鈴木と青希はかつてブレイクダンスを一緒に世界大会を目指していたが、大会の前日に青希が事故にあい右足を失ってしまいます。
事故にあった青希にたいして、鈴木は『大丈夫だよ』と無責任な声をかけをしてしまったことをずっと後悔していました。
12年ぶりに再開した青希は、以前と変わらぬ姿で達也の前に現れます。
青希は介護事業を経営しており大成功していました。
青希は鈴木に対してネガティブな感情をいだいていおらず、むしろ足を失ったときに鈴木に『関係あるよ』といわれたことでリハビリ生活や苦しい時に頑張ってこれたと鈴木に対して感謝すらしていた。
この再開をきっかけに鈴木は青希の介護事業のウエイブサイトを依頼される。
ウエイブサイトを作る中で青希は鈴木が仕事で成功していない事を話すことになる。
青希から一緒にウエイブサイトを提案した『社内の山田先輩に教えてもらうこと』を提案される。
山田先輩は営業のアカリ先輩や部長は電話や飛び込み営業で稼ぐスタイルとは違い、Facebookから困っている人のニーズを拾い、メールでアポを取るスタイルで営業1位の成績を収めていた。
そんな山田先輩は、話をしているでよく嚙んでしまい、変わった人という認識であったが、青希からのアドバイスに従い仕事を教えてもらう。
しかし、すぐには結果が出ずに営業成績が最下位になってしまう。
再び青希に相談すると
「最初は前よりうまくいかなくて当たり前だよね。ほらダンスもそうだったじゃん」
「答えが持っている人全員が、正解をそのまま伝えられるわけじゃないってこと。山田さん本人がきづいていない、先輩のあたり前をみつけてみなよ」
アドバイスをもらい、再び鈴木は立ち上がる。
(続きは本書を読んでみて下さい。きっと明日から頑張ろうと思うはず)
感想
この本は青希や山田先輩の人間性から学べるところが非常に多いのではないでしょうか?
相手の立場になって考える、まずは相手の話をきく。
社会人になり当たり前に実践してきたことが当たり前でなかったと気づかされます。
また主人公の鈴木は青希や山田先輩の行動を変えるきっかけをたくさん作っています。
鈴木をとおして本人が気づいていないだけで人は誰かと関わることで、自分だけなく誰を変えることができる生き物だと教えてくれた一冊です。
小さなきっかけから行動を変わる。
本書を読んで鈴木や青希、山田先輩から学び、利益主義ではなく楽しいサラリーマン生活を送ってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この本を読んで、感想を共有できたら非常にうれしいです
5年前に担当したクライアントと再会。
5年前、「社内で使用しているボールペンは、全社員が共通しているので、自分のボールペンをなくしたり、間違うことがある」と何気ない世間話をしました。
私は休憩時間に何気なくクライアントの名前を書いたシールを印刷して、次に会ったときにクライアントにプレゼントしました。
5年後、偶然再会したとき名前を書いたシールをつけたペンをずっと使っていて、すごく感謝をしていると話をしてくれました。
(私はクライアントに会って話を聞くまでこのエピソードを忘れていました)
このように自分では気づいていないだけで、みんなが誰かの行動を変えているかもしれないですね。
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