今回は『仕事は輝く~石を切り出すだけの仕事に働く喜びを見つけた物語~』を紹介します。
本書を一言で紹介すると石を切る仕事をとおしてサラリーマンが仕事に輝くためにはどう生きたらいいのかを教えてくれる本です。
本書はこんな人におすすめです。
・サラリーマンが嫌いで、仕事に行くのが嫌だ
・自分の仕事に意味はないとおもっている
・仕事でよくミスをしてしまう
・上司と気が合わないのがストレスだ
石切り職人の有名な寓話
ある日、旅人が石切り職人に尋ねます。
何をしているのですか?
ある不機嫌そうな職人「見ればわかるだろう。石を切り出しているんだ。生活のためだから仕方がない」
別の元気に働いている石切り職人「教会を作るために石を切り出しているんです!!」
顔を輝かせて働いている職人「教会の石を切り出しているんです。みんなが心安らかにいられるように」
この寓話の職人の答え方にはいろいろなバリエーションがあります。
それぞれが同じ仕事をしているのに、考え方が大きく違う点がおもしろいですね。
あなたはどんなタイプでしょうか。考えてみましょう。
同じ仕事であっても考え方を変えることで、みえる世界が変わってきます。
今回の話題は仕事に関するものでしたが、仕事に限定する必要はありません。
自分自身について考えてみることで、自己認識を深めることができます。
自分がどんな人物であるかを振り返り、自己理解を高めることができるので、ぜひ試してみてください。
ここからは本書で登場する石切り職人アルダと
一般的なサラリーマンの共通点を深掘りしていこう
石切り職人アルダとサラリーマンの共通点
あなたは何の専門家?まずは専門家になることから始めよう
アルダは、石切り職人と名乗ることには抵抗がありましたが、石切りの専門家と考えるようになりました。
石切りの専門家として仕事をしていると、見える景色が変わってきます。
専門家として振る舞うには、専門的な知識や技術が必要であり、より自分の価値を高める必要があります。
アルダの場合:石切り専門家なので技術を高める必要がある。
技術を高めるには上手な人を観察する。
わからないところがあれば聞く
サラリーマン営業職の場合:コミュニケーション力を鍛える。自社の商品に詳しくなる。トップ営業マンに聞く。
ワンピースでルフィが海賊王になる!!と言っているように、
あなたも旗を掲げよう
失敗しても大丈夫。自分を責めても何の意味もない。改善するために取り組もう
アルダ自身も自分を責めてしまうクセがあります。
自分を責める人は「今のはなし」と言いながら顔の前で手を振ることを習慣にしました。
アルダの場合:
失敗をする、自分を責める→失敗する、改善する、自分を責めた場合は今のはなしを習慣にする
サラリーマンの場合:失敗する、改善策を考えて提案する。
自分を責めても意味はない、問題解決しません。
次につながるように改善策を考えましょう。
自分を嫌いになっても仕方がありません。自己肯定感を削られないようにしましょう。
自分が行う仕事の意味を考えよう
アルダの場合:石切り職人→城壁都市で市民を守るために作っている大切な仕事
サラリーマンの場合:日々の健康を守るために最高の商品を提供する仕事 等
自分の仕事の意味を考えることで、
同じことをしていても楽しく過ごすことができるよ
どうしても仕事に意味を見出せない場合は、仕事以外で考えてみましょう
だれかの期待を超えよう
アルダの場合:親方に何を求められるかをきく→安全が一番→安全で効率の良い方法を考案して親方に提案してから実行。
サラリーマンの場合:社長(部署のトップ)が自分に求められているもの→管理?成績?提案?→確認しながら進める
上司との関係で悩んでいるサラリーマンが多いと思います。
ほとんどの上司が求めているのは、結果です。
もしサラリーマンとして続けていくのであれば相手が求めている結果とあなたの行動が異なっていると上司との関係が崩れてしまい、お互いにとってマイナスに働いていしまいます。
何を求めているのかわからない場合は、上司に聞いてみましょう。
原点に帰ろう。そうするとみえてくることがある
アルダの場合:
原点に帰るとは、第一の法則に戻り、専門家として意識を持つ。
石切り職人として必要な壁づくりを他の湾岸都市から学ぶ。自分を責めずに改善する。
仕事の意味を考える。
期待越える。
そして、もし悩んだら原点に帰る。
サラリーマンの場合:
入社した時、どんな気持ちで仕事をしたかを思い出す。
アルダと同じく、最初に戻る
サラリーマンであれば、新人の頃を思い出してみよう
まとめ
この寓話から学ぶことは、自分が何に専門化したいのかを考え、専門家になるための取り組みを始めることが重要であると説明しています。
サラリーマンであれば、自分の職務においての専門性を高めることが求められます。
また、失敗しても自分を責めずに改善することに集中することが大切であり、自分がする仕事の意味を考え、期待を超えることを目指すことが求められます。
具体的には自分が所属する組織のミッションやビジョンに沿って、自分が行っている仕事の意義を理解し、その中での自己成長に注力することが必要です。
そして、期待を超えるためには、周りの人たちと良好な関係を築き、信頼を得ることが不可欠です。
最後に自分自身を見つめ直し、何が自分にとって大切なのかを再確認することで、自分自身が望むキャリアアップの方向性を見出すことができるかもしれません。
つまりサラリーマンとしての自己成長を促進するために、自分自身を磨くことが大切であり、その過程で改善することでより成長しキャリアアップを実現することができるというメッセージが込められています。
この記事が誰かの背中を押すことができたらうれしいです。
興味あれば、ぜひ本書を読んでみてくださいね。
これからも一緒に目標に向かって励んでいきましょう。
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