僕は金融とは無縁の世界に生きている、44歳のサラリーマンであり、投資家です。
人は簡単に騙される。
そして、僕はもうそんなに人を簡単には信用しない。
特に、お金の話になると、まずは疑ってかかる。
それが、長く生きてきた中で自然と身についた姿勢です。
今回のテーマは、インベスコ S&P 500 イコール・ウェイト・ファンド。
聞こえは立派ですが、本当に信じていい商品なんでしょうか?
僕自身が調べてみて感じたことを、この記事にまとめてみました。
読むことで、「ああ、やっぱり簡単に信じちゃダメだな」と思えるかもしれません。
「均等力」って名前に惹かれて気になっている人
→ 名前は強そうでも、コストや中身をちゃんとチェックしてますか?
S&P500の投資信託を選ぶ際に迷っている人
→ 時価総額型とイコールウェイト型、それぞれの違いを理解したい方へ。
米国ETFに直接投資できる環境がある人
→ わざわざ日本の投信を経由すべきか悩んでいる人は、判断材料になります。
「インベスコ S&P500イコール・ウェイト・ファンド(均等力)」は、米国ETF「RSP」に投資する日本版商品ですが、実際はコストが高く、オルカンやS&P500へ投資を乗り換える必要はない。
SPYとRSPの違いを知ったうえで、「均等=万能」という幻想を捨て、中身と費用を冷静に比較する力を持ちましょう。
そして、どんな金融商品も「ラクに儲かる」とは限りません。
広告よりも自分の目で調べ、納得して投資を決める。
これが、一番のリスクヘッジ。
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✅ インベスコ S&P500イコール・ウェイト・ファンド(均等力)概要
項目 | 内容 |
---|---|
ファンド名 | インベスコ S&P500イコール・ウェイト・ファンド(愛称:均等力) |
商品分類 | 追加型投信/海外/株式/インデックス型 |
投資対象地域 | 北米 |
投資対象資産 | 株式(主にS&P 500イコール・ウェイト指数連動ETF) |
対象インデックス | S&P500イコール・ウェイト指数(税引後配当込み、円換算ベース) |
為替ヘッジ | なし |
設定日 | 2024年5月31日 |
信託期間 | 無期限 |
決算頻度 | 年1回(毎年6月10日) |
分配方針 | 年1回、分配金は状況により無分配の場合あり |
委託会社 | インベスコ・アセット・マネジメント株式会社 |
受託会社 | 野村信託銀行株式会社 |
投資対象ETF | Invesco S&P 500® Equal Weight ETF(米国上場) |
組入比率(ETF) | 99.0% |
購入時手数料 | 最大3.3%(税込、販売会社による) |
信託報酬(運用管理費用) | 年率0.33%(税抜0.30%) |
実質的なコスト | 年率0.53%程度(ETF経費含む、税込) |
信託財産留保額 | なし |
申込単位 | 販売会社により異なる |
換金代金支払日 | 原則5営業日目から |
NISA対応 | 成長投資枠対象(販売会社による) |
税制 | 分配金・譲渡益は20.315%課税(NISA利用時は非課税) |
基準価額(2024/12/30) | 10,902円 |
純資産総額(2024/12/30) | 5.44億円 |
期間騰落率(設定来) | +9.0% |
期間騰落率(6カ月) | +5.4% |
組入上位銘柄(ETF内) | ブロードコム、ダーデン・レストランツ、ジェイビル、パランティア、ボーイング等(各0.2~0.3%) |

✅SPY(SPDR® S&P 500® ETF Trust)とRSP(Invesco S&P 500 Equal Weight ETF)を比較
S&P 500イコール・ウェイト指数(S&P 500 Equal Weight Inde、x)は2003年1月8日に算出が開始されています。つまり、この時点で先ほどの表は都合よく書いたフィクションなんです。
では、ここからはSPY(SPDR® S&P 500® ETF Trust)とRSP(Invesco S&P 500 Equal Weight ETF)の指標を比較しました。
■ 全期間【2003年1月8日から現在(2025年6月8日)】比較
■ SPY 5.1倍(507.10%)
■ RSP 5.3倍(530.33%)

■ 5年間:2020年6月8日から現在(2025年6月8日)
■ SPY 1.9倍(85.60%)
■ RSP 1.6倍(59.88%)

■ 1年間:2024年6月8日から現在(2025年6月8日)
■ SPY 1.2倍(12.4%)
■ RSP 1.07倍(6.5%)

✅ 時価総額と均等加重S&P 500指数の比較
2024年末時点で、S&P 500指数における上位10銘柄の構成比は約35%に達しています。
これらの銘柄には、Apple、Microsoft、Nvidia、Amazon、Alphabet(Google)、Meta、Teslaなど。
特に、Nvidiaは2024年のS&P 500の上昇分の約20%を占めるなど、指数全体のパフォーマンスに大きく寄与しています。
一方、イコール・ウェイト指数(RSP)では、各銘柄の比率が均等であるため、これら上位銘柄の影響力は限定的です。その結果、上位銘柄の急騰による恩恵を受けにくくなっています。
近年、イコール・ウェイト指数は時価総額加重型指数に対して劣後しています。2023年には約12%、2024年には約10%の差が生じました。
これは、上位銘柄の好調さに加え、イコール・ウェイト指数が中小型株や景気敏感セクター(例:工業、ヘルスケア)への比重が高いため、金利上昇や経済不透明感の影響を受けやすいことも一因です
投資戦略の考察
短期的なリターンを重視する場合、時価総額加重型のS&P 500指数(SPY)が有利です。特に、上位銘柄のパフォーマンスが市場全体を牽引している現状では、その恩恵を直接受けることができます。
一方、長期的な分散投資やリスクヘッジを重視する場合、イコール・ウェイト指数(RSP)も検討に値します。過去のデータでは、イコール・ウェイト指数が時価総額加重型指数を上回るパフォーマンスを示した期間もあり、特定銘柄への依存度が低いため、リスク分散の効果が期待できます。
銘柄コード | 企業名 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 年初来 | S&P500構成比 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AAPL | Apple Inc | -2.6% | 4.9% | 12.8% | 10.9% | 35.4% | 7.6% |
NVDA | NVIDIA Corp | -2.9% | -1.8% | 0.5% | 14.5% | 182.6% | 6.7% |
MSFT | Microsoft Corp | -3.5% | -1.7% | 3.3% | 1.6% | 14.3% | 6.3% |
AMZN | Amazon.com Inc | -3.6% | 4.8% | 11.6% | 19.6% | 47.3% | 4.1% |
META | Meta Platforms Inc Class A | -2.9% | -0.4% | 4.1% | 3.0% | 70.4% | 2.6% |
TSLA | Tesla Inc | -9.8% | 16.7% | 67.4% | 67.4% | 67.8% | 2.4% |
AVGO | Broadcom Inc | -2.0% | 41.0% | 39.0% | 37.6% | 116.3% | 1.5% |
GOOGL | Alphabet Inc Class A | -2.6% | 11.3% | 11.5% | 15.1% | 38.2% | 1.5% |
GOOG | Alphabet Inc Class C | -2.7% | 11.1% | 11.3% | 14.9% | 37.7% | 1.5% |
BRK/B | Berkshire Hathaway Inc Class B | -1.4% | -5.3% | 0.0% | -1.0% | 24.8% | 1.4% |
要点:時価総額の最も大きい銘柄がS&P 500の上昇の大部分を牽引しているということです。SPY(時価総額加重指数)がRSP(等加重指数)をアウトパフォームした理由は、上位10銘柄が指数の36%を占めているからです。これらの銘柄が他の銘柄と比べてどれほど好調であるかに注目してください。RSPではこれらの銘柄は指数全体の10/500 = 2%を占めることになります。

✅ まとめ
インベスコ S&P500イコール・ウェイト・ファンド(均等力)概要
→ 米国ETF「RSP(S&P500イコール・ウェイト)」にほぼ投資する日本の投資信託。信託報酬は年0.53%程度とやや高め。
SPYとRSPの違い
→ SPYは時価総額加重で、AppleやNvidiaなど大型株の影響が大きい。
→ RSPは500銘柄を均等保有するため、大型株の恩恵は少ないが、本来の分散投資効果がある。
「均等力」は必要ない?
→ RSPに直接投資できる環境(米国株口座)なら、わざわざ高コストな「均等力」を買う必要はない。
→ 信託報酬や為替スプレッドを考えると、ETFを自分で買うほうが合理的。
こういう宣伝を鵜呑みにしないことが大切
→ 「均等=安全」とは限らない。
→ 中身を知らずに買うのは、車をスペックも見ずに買うようなもの。
→ 必ず比較・調査・納得の3ステップで判断を。
このように、キャッチーな商品名や「分散投資できますよ」という宣伝だけで飛びつかず、中身とコストを冷静に見る目を持つことが大切です。
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