【結婚して子どもがほしい】どうすれば少子化・未婚化の世の中で幸せに暮らせるのか

みなさん、こんにちは

結婚や子どもに対する意見はさまざまで、「結婚してもいいことがない」「子どもがいるから幸せだ」といった声が聞かれます。こうした意見には共感する部分もありますが、実際のデータを照らし合わせてみると、結婚や子どもに対する考え方は人によって異なることがわかります。

また結婚や子どもを持つことで後悔する人もいるかもしれません。
結局、何が正解だったのか、あとになって考えるより、今回の記事を読んで一緒に考えてみませんか。
この記事は、結婚、子育てを正解・不正解のある話ではなく、最新の日本のデータ分析を行った2つの論文を参考にしています。
興味があればそちらもぜひご覧ください。

この記事は以下のようなひとにおすすめ!
  • 独身生活を充実させたい:結婚をせずとも幸福を追求したい。
  • 結婚に悩む30代のビジネスマン:結婚のメリットとデメリットを知りたい。
  • 子どもを持つことに迷っている既婚者:家族の幸福をどう維持するか考えている。
この記事の結論
  • 結婚や子どもが幸福の条件ではない:結婚や子どもを持つことが必ずしも幸福に繋がるわけではなく、経済的負担や生活の質など多くの要因が影響します。自分にとって最適な選択を見つけることが重要です。
  • 結婚するには経済的安定が鍵:正規雇用や高所得など、安定した経済基盤が結婚の確率を上げる要因です。結婚を考えるなら、まずは自分のキャリアや生活基盤を見直すことが大切です。
  • 子どもを持つことの影響は複雑:子どもがいることで生活が充実する一方、経済的負担や親子関係が幸福度に影響します。子どもとの適切な距離感とコミュニケーションが、幸せな家庭を築く鍵です。
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目次

✅ 独身と既婚者、子どもについて参考にした2つの論文はこれ!

1. 独身者データと既婚者の振り返りデータを用いた結婚の決定要因に関する経済分析

この研究は、日本における結婚の決定要因を包括的に分析したものです。
内閣府経済社会総合研究所が2024年に実施した大規模アンケート調査を使用し、25~49歳の独身者1万人と既婚者1万人を対象に、結婚の確率を上げる要因や下げる要因を男女別に調査しました。
研究結果によると、正規雇用や高所得、希望子ども数の多さ、両親の夫婦仲の良さなどが結婚確率を上げる要因として確認されていました。

  • 男女共通の結婚確率を上げる要因
    • 正規雇用
    • 高所得
    • 希望する子どもの数が多い
    • 両親の夫婦仲が良い
    • 職場・学校で出会う独身異性の数が多い
    • 同棲経験がある
  • 男女共通の結婚確率を下げる要因
    • 肥満・太り気味
    • 一人っ子
    • 低所得
    • 転勤の可能性がある職場
  • 仮説の検証結果
    • 女性の機会費用仮説:概ね支持
    • 時間的制約仮説:支持されず
    • パラサイト・シングル仮説:男性のみ支持

2. 高齢期における子どもの存在は幸せをもたらすのか

この論文では、日本の高齢者における子どもの存在が主観的な幸福感に及ぼす影響を分析しています。
日本家計パネル調査のデータを使用し、子どもがいることで生活満足度や世帯所得満足度がどのように変化するのかを探求しました。
結果として、子どもがいることが必ずしも幸福感を向上させるわけではなく、経済的な負担や心理的ストレスが影響を与えることが示されています。
この研究は、少子化の進行と高齢者の幸福についての理解を深めるうえで重要な示唆を提供しています。

  • 子どもがいる家庭とない家庭の比較
    • 有配偶者の場合:子どもがいることで、生活満足度と世帯所得満足度が低下する傾向が確認されました。具体的には、子どもを持つことで教育費や養育費などの経済的負担が増え、その結果、家庭の幸福度が下がる可能性があります。
    • 無配偶者の場合:子どもがいることは生活満足度を向上させる要因となっていました。高齢者が独身の場合、子どもが支えとなり、生活面や経済面での安定が得られるため、主観的幸福が高まることが示唆されています。
  • 親の年齢と子どもの影響: 高齢の親にとって、子どもは経済的支援や生活の質を向上させる要因とされますが、年齢が上がるにつれて子どもからの支援の必要性は低下します。子どもが成人し独立すると、親はより自由な生活を送ることが可能になりますが、子どもを持つことによる精神的・経済的負担は依然として存在します。
  • 世代間の関係性: 子どもとの良好な関係は、親の幸福度を高めることがわかりました。親と子どもがコミュニケーションを取り、相互に支え合う関係があれば、生活満足度も向上します。

この論文の結論

この研究から、子どもの存在が高齢者にとって幸福をもたらすかどうかは、一概には言えないことがわかります
子どもがいることで経済的な負担が増すこともありますが、適切なサポートや良好な関係性が維持されれば、子どもがいることで幸福感が向上する場合も多いです。

要するに、高齢期における子どもの存在は、経済的な負担や心理的なストレスの要因ともなり得る一方で、精神的な支えや生活の質を向上させる重要な要素でもあります。
家庭内でのサポート体制やコミュニケーションが、親の幸福度を左右する重要なポイントとなるのです。

✅ 結婚して子どもを産んで楽しく暮らすためにどうすればよいか

いろいろと書いてきましたが、ここからは論文で紹介されていた内容について考えていきましょう。

まずは結婚確率を上げる方法です。
そもそも結婚したくないひとは、一人で生活するのも悪くないかもしれません。
結婚したいひとには、結婚したい理由があるわけで、2人で幸せに暮らしたいだけであれば、事実婚という選択肢もあります。
また男女共通の結婚確率を上げる要因として両親の夫婦仲が良い、一人っ子ではないというのは、これから結婚するひとには、どうにもできません。
まずは個人でできることを考えてみましょう。

もし結婚をしたいのであれば、正規雇用、できれば高所得の企業に就職しましょう。
これだけでほとんどの人が結婚したい問題を解決できるはずです。
また、独身異性が多く、転勤の可能性が低い職場を探すことも重要です。

結婚できる可能性はこれだけで十分です。
ただし非正規、一人っ子、肥満気味で低所得であれば、結婚できる可能性は大きく下がります。

また、女性はどちらでもよいですが、男性は一人暮らしをすることが推奨されます。
女性の場合、親との同居と結婚確率の間に有意な関係は見られなかったものの、男性の場合、親との同居が結婚確率を下げる効果が確認されているので注意しましょう。

次に、子どもについて話をしましょう。この研究でわかることは、必ずしも子どもがいるから幸せとは限らないことです。むしろ金銭的な余裕がなくなるため、経済的な余裕がない家庭であれば、子どもを持たない方が幸せに過ごせるかもしれません。

子どもが自立しても、精神的・経済的負担は存在します。いずれにしても、子どもと適切な距離感を持ち、双方のコミュニケーション能力があって初めて、幸せな関係を作ることができるのです。

ここまで聞くと、結婚の条件を満たした上で、子どもがいる中で幸せになることは、想像以上に難しいということがわかります。

結婚して子どもが生まれ、楽しい老後を過ごすというテレビや映画のような幸せな家庭を想像することは簡単ですが、実際には奇跡に近いのかもしれません。

✅ これまでのまとめと結婚と子育ての個人的な意見

ここまでは、客観的な意見からどうすればよいのか、よかったのかについてまとめてきました。
人生は1回しかないため、結婚がうまくいかなかった場合には離婚するという選択肢もあります。
ただし、子どもに関してはそうはいきません。
自分と意見が合わない子どもが生まれるかもしれないし、年齢を重ねてから親子関係が破綻するかもしれません。

ここからは私の個人的な意見になりますが、結婚してよかったことや子育てについてお話しします。

結婚してよかったことは、妻と暮らすことで逆に自分の時間が増えたと感じています。
お互いに好きなことをしており、一緒にいる時間はさほど多くないですが、お互いの時間を楽しむことで協力し合いながら生活しています。
このあたりの結婚観や距離感を結婚前に合わせておくと、後で後悔することは減るかもしれません。

次に子どもについてですが、現在のところ子どもと遊びながら楽しく生活しています。
もちろん、子育てで悩むこともあり、お金は大いに減っています
保育園に通っていた時は一切の余裕がなかったため、精神的にもストレスを感じていました
しかし、子どもたちが成長するにつれて、子ども自身が自分で決めて行動するようになり、親としてできることが減っていくのを感じています。

その結果、私のストレスを感じることは減り、今のところ大学受験や大学の授業料の心配くらいになっています。
子どもの性格や親との相性も影響しているため、一概に幸福かどうかは言えませんが、親としてできるのは小さいときに子どもに関わっておくことだと考えています。
そうすることで、良好な親子関係を長期的に維持できるはずです。

子育てをこれから始めるひとに読んでほしい

この本は私が子育て中に読んだ本です。
氷河期世代のヒーローである松坂大輔やイチローなどスポーツ界の天才の親にインタビューした一冊。
子どもが天才だからではなく、親の努力が天才を作ると確信する1冊です。

学力って残酷だなと思った1冊。また親の努力で学力環境を作ることができる。
つまり、これも親の責任、遺伝子で子どもの能力が変わるという一冊。
事実を知って、どうするかはあなた次第。

✅ まとめ

まとめ

人生は小さな選択肢がたくさんあり、データから読み解いても必ず正解を選ぶことはできません。
間違った選択の中に将来の正解が隠れているかもしれません。
それも自分の人生だと思えるように努力するしかありません。

この記事を読んで納得のいく解答を得てほしいとは思わないし、自分の意見と違う人も多くいるでしょう。
そして、投資時期と同じように、どの時期を切り取るかによって正解は変わることもあります。
この記事を読んで大きな決断をするべきではありませんが、何かの参考になれば嬉しいです。

今回の記事はいかがだったでしょうか。
このブログは、これからもお金と向き合ってきたひとには、質の高い情報とモチベーションにアップに役に立つ記事を発信していきます。
またお金に向き合ってこなかったひとには、家族に話したくなるような情報も混ぜながら、記事を綴っていきます。

今回の記事以外に、おすすめしたい情報がブログ内にたくさん書いています。
ぜひ他の記事も閲覧してくださいね。(最新の情報は自分の手で確認してください)

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