このブログをみている多くの読者はサラリーマンとして働いており、金融資産を増やしたいと考えています。
では具体的に年齢別に金融資産がどのくらい保有しているか知っておく必要があります。
今回は20歳代のサラリーマンの金融資産についてアセットアロケーションしてみました。
年代別金融資産を「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)を参考にしているため、実生活に近いと思われます。
20歳代の金融資産をどのように分配したのか、確認してみましょう。
年齢別金融資産(20歳代-60歳代)
年齢 | 預貯金 | 金銭信託 | 生命保険 | 損害保険 | 個人年金保険 | 債券 | 株式 | 投資信託 | 財形貯蓄 | その他金融商品 | 金融資産(平均) |
20歳代 | 191万円 | 5万円 | 35万円 | 2万円 | 22万円 | 2万円 | 51万円 | 26万円 | 4万円 | 2万円 | 339万円 |
56.2% | 1.5% | 10.3% | 0.6% | 6.5% | 0.6% | 15.0% | 7.6% | 1.2% | 0.6% | 100.0% | |
30歳代 | 326万円 | 12万円 | 80万円 | 8万円 | 34万円 | 7万円 | 110万円 | 84万円 | 24万円 | 11万円 | 697万円 |
46.8% | 1.7% | 11.5% | 1.1% | 4.9% | 1.0% | 15.8% | 12.1% | 3.4% | 1.6% | 100.0% | |
40歳代 | 489万円 | 15万円 | 139万円 | 17万円 | 69万円 | 27万円 | 205万円 | 96万円 | 63万円 | 13万円 | 1,132万円 |
43.2% | 1.3% | 12.3% | 1.5% | 6.1% | 2.4% | 18.1% | 8.5% | 5.6% | 1.1% | 100.0% | |
50歳代 | 683万円 | 21万円 | 237万円 | 28万円 | 147万円 | 24万円 | 325万円 | 116万円 | 76万円 | 28万円 | 1,684万円 |
40.5% | 1.2% | 14.1% | 1.7% | 8.7% | 1.4% | 19.3% | 6.9% | 4.5% | 1.7% | 100.0% | |
60歳代 | 1,062万円 | 32万円 | 279万円 | 34万円 | 166万円 | 101万円 | 408万円 | 189万円 | 20万円 | 25万円 | 2,317万円 |
45.9% | 1.4% | 12.0% | 1.5% | 7.2% | 4.4% | 17.6% | 8.2% | 0.9% | 1.1% | 100.0% |
ここからは具体的に20歳代の金融資産をまとめています。
20歳代 金融資産 平均339万円
金融資産保有額の平均339万円、中央値200万円
・20代における生命保険の必要性は低い。
→生命保険分の35万円分を投資信託や株式に投資を考えましょう。
・20代では中央値200万円保有していれば、非常に優秀です。
・証券会社に口座を開いてNISAにチャレンジしていこう。
・20代は人的資本、将来への種まきの時期です。
→金融投資に限らず仕事、将来への投資を考えて行動しましょう。
20代サラリーマン金融資産をアセットアロケーション
佐藤 健太郎(27)の場合
サラリーマンをしている20代の男性社員の平均金融資産を保有している場合を想定してみましょう。
名前: 佐藤健太郎
年齢: 27歳
職業: サラリーマン
給与: 年収450万円
金融資産: 339万円の預貯金
結婚: 既婚
子供: 子供あり
夢: 自分の起業を成功させること
佐藤健太郎さんは、都内の中堅企業に勤務する27歳のサラリーマンです。
彼は大学卒業後、入社し、現在は中堅社員として頑張っています。
毎月の給与は450万円で、まだ若干給与アップの余地がありますが、やや低めの収入となっています。
金融資産としては、佐藤は現時点では339万円の預貯金を持っていますが、将来的には資産形成に力を入れたいと考えています。
投資や貯蓄を通じて資産を増やし、将来の経済的な安定を目指すつもりです。
佐藤さんは結婚しており、妻との間に1人の子供がいます。家族との絆を大切にし、幸せな家庭を築くことを目指しています。彼は家族のために安定した環境を整えるために、仕事にも一層の努力を注いでいます。
佐藤さんの夢としては将来的に自分の起業を成功させることを目指しています。
自分のアイデアやスキルを活かし、独立して事業を展開することで自己実現を果たしたいと考えています。
20代はリスクを取り増やすことに注力する
預貯金 | 金銭信託 | 生命保険 | 損害保険 | 個人年金保険 | 債券 | 株式 | 投資信託 | 財形貯蓄 | その他金融商品 | 金融資産 | |
提案 | 80万円 | 0万円 | 0万円 | 2万円 | 0円 | 0円 | 100万円 | 152万円 | 4万円 | 2万円 | 340万円 |
20歳代 | 191万円 | 5万円 | 35万円 | 2万円 | 22万円 | 2万円 | 51万円 | 26万円 | 4万円 | 2万円 | 340万円 |
差額 | -111万円 | -5万円 | -35万円 | 0円 | -22万円 | -2万円 | 49万円 | 126万円 | 0円 | 0円 |
・投資信託・株式(高配当・米国株)・預貯金の3つに振り分ける。
・預貯金も3か月分+α以外は、流動性のある投資に分ける。
・預貯金に関しても円だけでなく外貨に換えておく。
・分散することリスクに考慮した投資を行う。
まとめ
20代は金融資産を貯め始める時期です。
ただ金融資産に拘り過ぎると機会損失が大きくなるのも事実です。
あなたにとって最良の結果に近づけるために、人的資本・社会資本・金融資本の納得解を考えていきましょう。
このブログでは、継続して年齢別の金融資産、アセットアロケーションを紹介していきます。
気になる方は他のブログ記事も読んでいただければ、参考になると思います。
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