投資初心者は、資産がどのように資産が増えていくか、または減っていくかなどイメージができないと思います。
長期投資は自分との戦い。
長期投資を知っておくことは、サラリーマン投資家にとって、とても有意義です。
今回は2019年から2023年の金融資産を円グラフを作成して年度別に並べてみました。
円グラフで比べてみると年収520万円の普通サラリーマン(38歳から42歳)の資産推移がわかります。
また年度別に政治経済など金融資産に大きな影響を与えたニュースについて掲載しています。
人によって資産や環境は違いますが、あなたの資産形成の参考になればうれしいです。
昨年度、好評だったので再構成しました。
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2019年 金融資産510万円
1⃣平成から令和へ
2⃣消費税10%へ
3⃣米中貿易摩擦激化
2019年、39歳、金融資産は510万円。30代の資産(2人以上世帯)では平均が591万円、中央値400万円。
資産において中央値を超えていますが、平凡なサラリーマンの資産です。
ここでいう平凡な資産の理由は、内訳のなかで日本株の比率が高いことです。
2017年からインデックス投資信託を月1万円の積み立てを開始しましたが2019年では投資信託の比率は全資産の約5%。
未熟なアセットアロケーションになっています。
当時を考えると
改善の余地がたくさんありますね。
2020年 金融資産622万円
1⃣新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言発令
2⃣東京オリンピック、延期
3⃣菅政権発足
2020年、40歳の金融資産は622万円。
1年間で資産が約110万円ほど増えました。(2020年1月は新型コロナウイルス流行する前の資産)
日本の投資家の定型的な円の比率が高い投資家(日本株29%、現金35%)から脱却できていません。
ただインデックス投資信託への投資が急激に増えました。
またNISAを個別株投資からインデックス投資に変更、課税枠の積み立てインデックス投資を開始しました。
順調に投資を行っているようにみえますが約3か月後、コロナウイルスの流行によって資産が25%以上、下落しました。
コロナショックは、金融資産が毎月の給料以上に、
下落していく地獄を味わいます。
ただ攻めの姿勢も忘れていません。
下落相場で現金25%を投入。
株を追加購入しました。
2021年 金融資産805万円
1⃣コロナウイルスワクチン接種拡大
2⃣岸田政権発足
3⃣東京オリンピック・パラリンピック開催
4⃣バイデン政権誕生
2021年、40歳の金融資産は805万円。
1年間で資産が約180万円増えました。
また1年かけて日本株を利益確定を行い、日本株を売却しました。
結果、総資産に対して日本株の比率が20%を下げることに成功しました。
また売却した資産をつかってインデックス投資信託や米国株へ移行をすすめました。
2021年を積極的なモデルチェンジを行い、理想的なアセットアロケーションに近づけることができました。
日本株・円預金に依存していますが、
少しずつ世界分散、ドルへ分散投資しています。
2022年 金融資産1,081万円
1⃣ロシアによるウクライナ侵攻開始(2/24)
2⃣FRBの利上げ拡大、異例のペース
3⃣円安がすすみ一時150円台へ
4⃣原油高、物価高が続く
2022年、41歳で1,081万円。
2021年と比較して250万円増えました。
2019年に日本株は200万円を超えていましたが、3年間で75%を売却しました。
結果、総資産に対して日本株は全体5%。
4年かけてバランスの良い理想的なポートフォリオとなりました。
2022年からジュニアNISAを利用しました。終了まで2年しかありませんが、できる限り使用していきます。
まだ間に合うジュニアNISA。2024年までに使うべき制度
2023年 金融資産1,211万円
1⃣年初に7か月ぶりに1ドル129円へ
2⃣ロシアウクライナ情勢は出口見えず…どうなる?
2023年1月。42歳。
金融資産は1,211万円。
昨年よりETFと投資信託の比重が増えました。
ただ同時に現金が減りました。
今後、子ども達の大学進学を考えると現金の比重を高めておく必要がありますが、新NISAを考えると少しずつ投資にまわしていきます。。
また積み立て為替を行いながら、しばらく静観していきます。
まとめ
いろいろな社会の変化がありましたが、金融資産は毎年黒字を維持しました。
また毎年、投資信託を増やしたり日本株を減らすなどアセットアロケーションの改善に取り組みました。
社会情勢にあわせた投資を行いつつ、適切なリスク管理を行ったことで毎年黒字を維持できたのかもしれません。
過去の資産推移をまとめると「もっとこうすればよかったんだよ」「こんな選択肢があったと思う」などネガティブな意見を言う人がいます。
結果は変えることができません。
しかし、いまから行動することで未来は確実に変えることができます。
大事なのは常にいまであり、そのいま、この一瞬を繰り返し続ける継続力です。
長期目線で、未来を信じて一緒に前に進んでいきましょう。
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