今回はSBI証券のコラムの『新NISA 成長投資枠 2023年度上期の好成績ファンドは?』に掲載しているファンドについて興味がありませんか。
今回は1位から10位までのファンドを紹介と2024年に向けた今後の成長投資枠の戦略について、まとめました。
この記事を読むことで好業績のファンドを知ることができます。
☑ 成長枠投資枠の投資対象を探している
☑ 2023年の好業績な投資信託を知りたい
☑ 2023年の好業績な投資信託の理由を知りたい
☑SBI証券が紹介した2023年度上期の好成績のファンド
2023年度の半年が経過しました。
2023年度上期(4~9月)は、多くの国で米国の金融引き締め長期化観測による米長期金利の上昇に左右されたマーケットとなりました。
そのマーケットを振り返り、好決算のファンドを紹介します。
順位 | ファンド名 | 特徴 (投資対象) | 6ヵ月 リターン | 1年リターン | 3年リターン (年率) | 1年 標準偏差 | 信託報酬(信託財産留保額) |
1 | トヨタ自動車/トヨタグループ株式ファンド | トヨタ自動車とそのグループ企業の株式 | 41.64% | 50.60% | 25.49% | 21.97 | 0.759% |
2 | HSBCインド・インフラ株式オープン | インドの証券取引所に上場しているインフラ関連株式 | 41.04% | 32.49% | 46.27% | 17.30 | 2.09%以内(0.5%) |
3 | 東京海上・インド・オーナーズ株式オープン | インド企業の株式で経営者が実質的に主要な株主である企業 | 37.98% | 19.74% | 27.20% | 20.00 | 1.903% (0.5%) |
4 | iFreeNEXT FANG+インデックス | NYSE FANG+指数(配当込み、円ベース)の動きに連動をめざす | 36.15% | 58.91% | 24.17% | 31.54 | 0.7755% |
5 | イーストスプリング・インド・インフラ株式ファンド | インドの金融商品取引所に上場するインフラ関連株式 | 34.08% | 16.25% | 37.77% | 18.40 | 1.9497%程度(0.3%) |
6 | イーストスプリング・インド・コア株式ファンド(愛称:+αインド) | インドの内需成長を牽引する消費関連およびインフラ関連の株式 | 32.85% | 16.12% | – | 17.80 | 0.9905%程度(0.3%) |
7 | SBI・UTIインドインフラ関連株式ファンド | インドの証券取引所に上場しているインフラ関連の株式 | 31.47% | 19.92% | 40.89% | 17.68 | 1.854%程度(0.3%) |
8 | イーストスプリング・インド消費関連ファンド | インドの金融商品取引所に上場する消費関連株式 | 30.36% | 12.67% | 33.74% | 17.95 | 1.9497%程度(0.3%) |
9 | SBI・UTIインドファンド | インドの証券取引所に上場している株式 | 30.28% | 7.92% | 25.43% | 19.56 | 1.854%程度(0.3%) |
10 | 日経平均高配当利回り株ファンド | 日経平均採用銘柄の中から予想配当利回りの上位30銘柄 | 30.16% | 61.65% | 34.70% | 11.92 | 0.693% |
参考 | SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・S&P500) | S&P500インデックスファンド | 19.55% | 23.54% | 23.59% | 17.42 | 0.0938%程度 |
参考 | eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | 全世界株式(日本を含む)インデックスファンド | 16.01% | 23.71% | 20.23% | 14.04 | 0.05775%以内 |
☑2023年上半期の好業績な投資信託の特徴
- 6か月リターンで1位のトヨタ自動車/トヨタグループ株式ファンド
- トヨタ自動車およびグループ企業に投資
- 主要銘柄にはトヨタ自動車、デンソー、豊田自動織機など
- 1年で好成績、標準偏差はやや高め
- 2位のHSBCインド・インフラ株式オープン
- インドのインフラ関連株に投資
- 主要銘柄にはラーセン・アンド・トゥブロ、リライアンス・インダストリーズ、インド国営火力発電公社など
- 1年および3年で好成績
- 3位の東京海上・インド・オーナーズ株式オープン
- インド企業の株に投資
- 主要銘柄にはコタック・マヒンドラ銀行、リライアンス・インダストリーズ、マヒンドラ・マヒンドラなど
- 直近6か月で好調
- 4位のiFreeNEXT FANG+インデックス
- 米国の巨大IT企業10銘柄に投資
- 主要銘柄にはエヌビディア、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コムなど
- 1年で好成績
- 5位のイーストスプリング・インド・インフラ株式ファンド
- インドのインフラ関連株に投資
- 主要銘柄にはウルトラ・テック・セメント、ラーセン・アンド・トゥブロ、ICICI銀行など
- 3年で好成績
- 6位のイーストスプリング・インド・コア株式ファンド(+αインド)
- インドの内需成長を牽引する消費およびインフラ関連株に投資
- 主要銘柄にはバルティ・エアテル、ICICI銀行、マルチ・スズキ・インディアなど
- 直近6か月で巻き返し
- 7位のSBI・UTIインドインフラ関連株式ファンド
- インドのインフラ関連株に投資
- 主要銘柄にはラーセン・アンド・トゥブロ、バルティ・エアテル、ナショナル・サーマルパワーなど
- 3年で好成績
- 8位のイーストスプリング・インド消費関連ファンド
- インドの消費関連株に投資
- 主要銘柄にはバルティ・エアテル、ICICI銀行、マルチ・スズキ・インディアなど
- 直近6か月で巻き返し
- 9位のSBI・UTIインドファンド
- インド株に投資
- 主要銘柄にはHDFC銀行、LTIマインドツリー、ICICI銀行など
- 直近6か月で巻き返し
- 10位の日経平均高配当利回り株ファンド
- 日経平均採用銘柄の中から高配当利回りの上位30銘柄に投資
- 主要銘柄には川崎汽船、商船三井、三菱UFJフィナンシャル・グループなど
- 1年および3年で好成績
これらのファンドは、異なる投資戦略や地域に焦点を当てており、それぞれ異なる運用成績を示しています。投資家はリスクとリターンを検討して、適切なファンドを選択できます。
☑まとめ
今回、紹介したファンドはあくまでも2023年上半期(6カ月)という短い期間を切り取った数字にすぎません。
成長投資枠は、期間が無期限なので、一喜一憂する必要ななく長期間で考える必要があります。
長期的な要素を考えると比較対象であるS&P500、オールカントリーのほうがトータルリターンは高いでしょう。
ただし、このようなファンドを加えることで+αを狙うことも可能かもしれませんね。
このあたりは個人として投資を楽しむというところを加味した答えであり、少額投資であれば無理をする必要ないと思いました。
上位10位のなかではiFreeNEXT FANG+インデックスは魅力的ですが、手数料がまだまだ高い印象です。
FANGの比率は下がりますがニッセイNASDAQ100インデックスファンドのほうが手数料や分散の点では魅力を感じるのは私だけでしょうか。
ご意見をお待ちしています。
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