先日、大型ショッピングモールへ買い物に行った時のこと。そこにあった来店型保険ショップが大盛況。年齢層も広く、客さんでいっぱい。
その様子を見て、やっぱり保険ショップは活気があるなと思ったあとに頭に一つの言葉がよぎった。
「カモがネギを背負ってる。」
これは比喩じゃない。深く考えると、来店型保険ショップを利用する必要なんてあるのだろうか。
今回は、来店型保険ショップの実態を深掘りして、本当にあなたに必要かどうかを考えてみよう。
- これから保険の見直しを考えている
誰に相談すれば良いか悩んでいる人。 - 保険ショップの「中立性」を信じている
本当に「あなたのために」勤めているのか考えたことはあるか。 - 最適な保険を自分で選びたい
他人に言われるままに、保険を決めていないか。
- 来店型保険ショップの主要な活動は「保険を売ること」
- 無料相談は「無料のわけがない」。保険会社からの手数料がある
- 「売らない保険ショップ」であれば積極的に利用しよう
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✅ 来店型保険ショップはなぜ儲かるのか?手数料ビジネスのカラクリ
来店型保険ショップは、単なる「保険の相談窓口」ではなく 保険を販売する代理店だ。
では、どこから利益を得ているのか?答えは 「手数料」 だ。
保険ショップは、契約が成立するごとに 保険会社から販売手数料 をもらっている。
店舗がある以上は賃貸料金や光熱費が発生するし、社員へ給料も支払う必要がある。
企業名 | 収益モデル | 取扱保険数 | 店舗数 |
---|---|---|---|
ほけんの窓口 | 保険会社からの手数料 | 40社以上 | 705店舗 |
イオン保険ショップ | 保険会社からの手数料 | 43社 | 110店舗 |
保険コネクト | 保険会社と独立系FP紹介 | 紹介先による | 記載なし |
R&C株式会社 | 総合保険代理店業務 | 複数社 | 記載なし |
つまり、彼らは手数料が高い商品を優先的に勧める傾向があるということだ。
✅ 「無料相談」の落とし穴!本当に中立なのか?
来店型保険ショップの強みのひとつが「無料相談」。
しかし、「無料相談」と聞くと、なぜか得した気分にならないだろうか?
実際には 相談が無料なのは、保険契約で手数料を得るから。
項目 | 実態 |
---|---|
相談料 | 無料(だが、保険契約を取るための戦略) |
収益 | 保険会社からの手数料 |
勧める保険 | 手数料が高いものが優先されがち |
中立性を掲げていても、実際には手数料ビジネスで動いているため、 本当にあなたに適した保険が選ばれているかどうかは疑問だ。

✅じゃあ、どこで保険相談をする?どの保険なら利用してもよい?
「来店型保険ショップがダメなら、どこに相談すればいいの?」と思うかもしれない。
おすすめなのは 「売らない保険ショップ」や独立系FP(ファイナンシャルプランナー)」だとおもう。
ただし一般的な店舗型保険を利用してもよいケースもある。
本来の保険の役割である火災保険や地震保険など。
こちらの場合は利用してもよいが、おそらく入店した時点でアンケート調査があり、ほかの保険についても記載されるケースががある。
下手に弱みをみせてしまう可能性があるのであれば、むやみに近づかないほうをおすすめしたい。
✅ 来店型保険ショップが取り扱う保険一覧
生命保険
- 終身保険
- 定期保険
- 医療保険(入院・手術保障など)
- がん保険
- 収入保障保険
- 介護保険
- 就業不能保障保険
- 三大疾病保障保険(がん、心疾患、脳血管疾患)
損害保険
- 自動車保険
- 傷害保険(個人賠償責任など含む)
- 火災保険
- 地震保険
その他の保険
- 学資保険
- 個人年金保険(外貨建て・円建て)
- ペット保険
- 旅行保険
それでも、

✅ まとめ
- 来店型保険ショップは保険会社の手数料ビジネス。中立性があるか注意!
- 「無料相談」に気をつける。結局は「売るため」の仕組みでは?
- 保険相談は「売らない保険ショップ」やFPに相談するのがベスト!
ある調査によると、10代から65歳までのインターネット利用率は9割以上。65歳で87.7%まで下がるものの、70〜79歳でも67%を維持している。
つまり、多くの人がネットを使いこなせる時代になった。それなのに、自ら調べることを放棄し、誰かに判断を委ねてしまう人が多い。その結果、何十年も保険会社に甘い汁を吸われ続ける。
それって、ほとんど当たらない宝くじを買い続けるのと同じじゃないか?可能性が低すぎるものに大切なお金を預けるのは、合理的とは言えない。
サラリーマンこそ、自分の頭で考え、納得して判断する力を持とう。情報はすぐ手に入る。あとは、自分がどう活かすかだ。
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