今回は、楽天証券の投信残高ポイントプログラムの2つファンドが復活したニュースとSBI証券の投信マイレージについて比較しています。
この記事を読むことで、個人投資家がSBI証券、楽天証券のいずれの証券会社で新NISAをおこなうべきか、考える材料になるでしょう。
✅ 楽天証券の投信残高ポイントプログラム
まずは、楽天証券の投信残高ポイントプログラムの発表について確認していきましょう。
対象ファンド:
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(信託報酬率:0.0561%)
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド(信託報酬率:0.077%)
ポイント還元の内容:
- 各月の対象ファンドの平均保有金額に対し、特定の年率でポイントを進呈します。
- 対象ファンドとそれに対応するポイント還元率は以下の通りです:
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド: 年率0.0175%
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド: 年率0.0341%
ポイント進呈のスケジュール:
- 初回のポイント進呈は、2023年10月27日から11月30日までの期間で計算され、2024年1月末頃にポイントが進呈されます。
✅ 楽天証券オルカン VS SBI証券 オルカン
つぎにオルカン、S&P500についてまとめました。
楽天証券 | 証券会社 | SBI証券 |
オルカン | ||
0.0561% | 信託報酬 | 0.05775% |
0.0175% | 残高ポイント (投信マイレージ) | 0.0175% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | ||
0.077% | 信託報酬 | 0.09372% |
0.0341% | 残高ポイント (投信マイレージ) | 0.0326% |
理論上、オルカン(オールカントリー株式インデックス・ファンド)の成績は変わりはなく、信託報酬も同じです。
つまり証券会社の保有ポイント(残高ポイント・投信マイレージ)が同じであれば、どちらの証券会社を利用しても差はありません。
ただしS&P500(eMAXIS Slim 米国株式)に投資するのであれば、残高ポイント(投信マイレージ)であれば0.015%ですが楽天証券のほうが有利な結果になりました。
S&P500に投資するユーザーが楽天証券を選ぶ人も増えるかもしれませんね。
・楽天証券オールカントリー株式インデックス・ファンドは独自のサービスであり、時価総額が伸びるかはわからない。
・隠れコストは不明(時価総額によるeMAXISと違いがでるかも?)
✅まとめ
来年度のNISAにおいて、投信マイレージを目指して楽天証券からSBI証券に移行する投資家が増えています。
そのため楽天証券は、この移行トレンドに対応し、競争力を維持しようとしているようです。
両社の販売手数料が低くなり、拮抗することでSBI証券への顧客流出を避けたいという狙いが透けて見えますね。
しかし、投資家にとってはどちらを選んでも良い選択でしょう。
新規の投資を始める場合、楽天証券がわずかに有利な場合もありますが投資額が限られている場合、楽天証券とSBI証券の差はそれほど大きくありません。
中長期的な視点から見ても、その違いは微小です。
むしろ、日常生活で使い慣れている証券会社を選ぶほうが便利に感じることが多いでしょう。
新しいNISAの検討時期に差し掛かっており、あなたはどちらの証券会社を利用していますか?
どちらを選び、なぜその選択をしたのか、コメントで共有していただけると嬉しいです。
ではでは。
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