【まとめ/最大活用方法】いま、ジュニアNISAで知っておくべきこと

2023年12月27日

2023年末で終了する現行ジュニアNISA制度に関する重要な変更点に焦点を当てた記事をまとめました。

新規口座開設の期限や既存口座の運用戦略について明確な情報を提供し、将来の教育資金の最適な管理に向けた注意喚起を行っています。

この記事はジュニアNISAを開設している親御さんや既存口座保有者にとって必読の情報となっています。

✅ この記事は以下のようなひとにおすすめ！

小さな子供を持つ親御さん: ジュニアNISAを活用し、教育資金を節税しながら積み立てたい親御さんにおすすめ。
既存のジュニアNISA口座保有者: 2023年末までの新規買付可能期間や2024年以降の運用情報を提供。
18歳になる子供を持つ親御さん: 新NISA自動開設や銘柄の自動払い出しに関する情報があり、将来の手続きや戦略に備えるためのガイダンスが提供されている。

📕 この記事の結論 📕
✅ジュニアNISAはすでに次のステージへ移行している。
✅既存ジュニアNISA口座は2024年以降も運用可能: 現行口座内での銘柄は18歳まで自動的にロールオーバーされ、非課税で運用が続けられます。
✅18歳になると新NISAが自動開設、同時に課税口座へ払い出し: 新たな手続きが必要なく、18歳までの運用成果を最大限に生かすためには計画的な取り組みが必要です。

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［ジュニアNISA編］現行＆新NISA、知っておくべき10のコト | トウシル楽天証券の投資情報メディア　新NISA制度が開始するのは2024年から。制度の内容も大きく拡充され、新たな資産形成プランを建てるのに最適なタイミングとも言えます。　ただ、現時点でジュニアNISA口座…

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✅現行ジュニアNISA、2023年内に知っておくべきコト

✅ジュニアNISAの新規口座開設は2023年9月末で終了し2023年、ジュニアNISA制度は廃止されます

　ジュニアNISAの新規口座開設は2023年9月末で終了し、それ以降は新規口座開設を受け付けていません。
ジュニアNISA制度は2023年末で終了し、新たに口座を開設することはできなくなります。
2024年度1月より、NISAは「新NISA」として制度拡充されますが、新NISAでは未成年の方は対象外になっています。

ぐりっと

当ブログでは2023年までは学資保険より、ジュニアNISAを利用して教育資金を貯める事を推奨してきましたが、この戦略は使えなくなります。

✅2023年末まで、新規買付も可能

　現行ジュニアNISA口座を開設している方は、2023年末まで、その口座内で新たに買付ができます
（受渡日基準）。
2023年中に使い切れなかった非課税投資枠は2024年に持ちこせませんので、ご注意ください。

ぐりっと

できる限りジュニアNISAを埋めていくほうが、新NISAへ移行してからも複利の効果を最大限に生かすことができます。

✅現行ジュニアNISA、2024年以降、知っておくべきコト

✅2024年以降も、現行ジュニアNISA口座内での運用は続けられる

　現行のジュニアNISAで保有されている銘柄は、お子様が18歳（1月1日時点で18歳である年の前年12月31日まで）になるまで、または保有商品を払い出しするまで、その口座内で運用が続けられます。

✅自動的にロールオーバーされる

　2024年以後は、口座開設者が18歳（成人）になるまでの間、5年の非課税期間満了迎える商品は、資産が*継続管理勘定へ自動的にロールオーバーされます。
これまではロールオーバーする際に手続きが必要でしたが、2024年からは必要ありません。

*継続管理勘定…ジュニアNISA口座で保有する金融商品について、2023年末以降に非課税保有期間が終了する場合に、口座開設者本人が18歳になるまで金融商品を保有するための非課税の勘定のことです。この勘定では新規の投資を行うことができません。

✅払い出し制限はなくなり、お子様が18歳になるのを待たずに払い出しできる

　2024年以降は、払い出し制限がなくなり、18歳未満でも非課税で引き出すことができるようになります。

ぐりっと

iDeCo同様に払い出し制限があり、ジュニアNISAが続かなかった原因と１つと思っています。しかし廃止に伴い、デメリットが亡くなったので、2023年の時点で小さなお子さんをもつ両親ほど最大限にメリットを享受できると思います。

✅18歳までに払い出す=ジュニアNISA口座廃止

　ジュニアNISA口座内の銘柄は、2024年以降、18歳未満でも非課税で払い出せるようになりますが、全額一括のみとなります。

　非課税口座で運用を続けながら一部を引き出すことはできず、あくまでも利用中のジュニアNISA口座を解約し、全額を一括で引き出すことを意味します。
お子様が18歳になる前に払い出したい場合は、ジュニアNISA口座の保有商品をすべて売却、またはすべて課税口座へ移管し、口座を閉鎖する必要があります。

ぐりっと

このシステムはTwitterで話題になりました。
一部の売却ができないことが最大のデメリットですね。
多額の資金が必要になった場合に、払い出しに使用するべきだと思いますが、使うタイミングが難しいかもしれませんね。

✅お子様が18歳以上になるとき、知っておくべきコト

✅18歳を迎えると、新NISA口座が自動的に開設される

　お子様が18歳を迎えた年末に、新NISAの口座が自動で開設されます。(お手続きは特に必要ありません）

✅18歳を超えると、保有銘柄は課税口座へ払い出される

　現行ジュニアNISA口座内の保有商品は、非課税期間が満了になると、自動で課税口座に払い出しされます。新NISAへの移管はできません。

　ジュニアNISAで保有していた銘柄を引き続き非課税で保有したい場合には、お子様が18歳になる年の年末までにいったん売却を行い、成人NISA口座で新たに買いなおす必要があります。

*楽天証券では、非課税期間満了が近付いた銘柄がある場合はメールや個別お知らせなどで事前に通知をいたします。

✅ まとめ

✅ジュニアNISAまとめ

2023年9月末で新規ジュニアNISA口座開設終了、2023年末で制度廃止
2023年末まで現行ジュニアNISA口座内で新規買付可能
2024年以降も既存ジュニアNISA口座内で運用継続可能
2024年以降、非課税期間終了商品は自動的に継続管理勘定へロールオーバー
2024年以降、18歳未満でも非課税で払い出し可能
2024年以降、ジュニアNISA口座内の銘柄を一括で払い出し可能
18歳を迎えると新NISA口座が自動開設
18歳を超えると、保有銘柄は課税口座へ自動払い出し

ジュニアNISAを利用する親御さんたちは、高いマネーリテラシーと充分な収入を有していることが予想されます。

記事の著者のように、教育資金を積み立てる目的で口座を開設している方も多いでしょうが、一定の資産があればロールオーバーを検討し、新NISAへの移行も視野に入れるはずです。

これにより、うまくいくと0歳からの投資を実現し、成人までの18年間で相当なアドバンテージを享受できる可能性があります。

投資は早い段階から始めるほど効果的であるとされていますが、親御さんから引き継いだ高いマネーリテラシーと共に、子どもに複利を加えた多額の資産を引き継ぐことができるでしょう。

このような賢明な選択ができる親御さんには敬意を表します。

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