紹介する本:スタンフォードの教授が教える職場のアホと戦わない技術
・ジャンル:ビジネス実用
・著者:ロバート・I・サットン
・出版社:SBクリエイティブ株式会社
・出版日:2018年5月28日
・定価:1,400円(1400円+税10%)
・職場で虐げられている
・職場は現状維持が最善と思っている
・上司と合わない
書いた人:ロバート・I・サットン
著者:ロバート・I・サットン(Robert I.sutton)
スタンフォード大学教授。
専門は経営科学・工学、組織行動論。
ミシガン大学で組織心理博士号を取得。
スタンフォード大学内で職業・技術・組織研究センター、テクノロジー・ベンチャー・プログラム研究所、ハッソ・プラットナー・デザイン研究所を創設、牽引する。
2014年にはアメリカ経営者協会の『ビジネスに最も影響がある30人』に選ばれる。主な著者に『あなたの職場のイヤな奴』、『事実に基づいた経営』などがある。
スタンフォード大学で職場のアホについて研究している。
レベルが高いのか?低いのか?
人間の悩みは、どこも同じですね。
『スタンフォードの教授が教える職場のアホと戦わない技術』はどんな本?
専門性レベル:★★★(一般レベル) 内容:★★★(ふつう)
わかりやすさ:★★★(ふつう) おすすめ:★★(万人向け)
本書は、スタンフォードの教授が職場のアホに対して、どのような対策をとるべきか教えてくれる本です。
被害者であれば一読の価値はあります。
アホと戦う本ではありません。
あくまでも戦わないことが基本戦略としています。
アメリカ人らしいのは、戦わないといいながら反撃について書かれています。
タイトルに偽りあり?
いずれにしても、アホと対峙するときは非常に参考になる本です。
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投資家であり、中間管理職サラリーマン。
アホにならない、そしてアホに対してどう行動していくかを知りたくて手に取りました。
『スタンフォードの教授が教える職場のアホと戦わない技術 』の要約
本書のポイントを2つに分けて要約しました。
ポイント①そもそもアホとは何か?
日本語のアホとは愚かなもの、侮辱語である。近畿地方でよく用いられる表現です。
関東では『バカ』、愛知では『たわけ』などに相当します。
本書を読む中で最初の壁は『職場のアホ』ってなにでしょうか?
この本でもちいる『職場のアホ』とは、おもにパワハラ上司、クレーマー、足を引っ張る同僚をさしています。
頭が悪い、仕事ができないなどではありません。
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アホというのは、どこにでも存在します。
ただ自分がアホにならないように気をつけましょう。
ポイント②職場のアホ対策は距離をとること
この本は職場のアホ対策を紹介されていますが、要約すると一つ。
アホとの距離をとることです。
できるのであれば、戦わず逃げましょう。
これが最善です。
仕事を辞めることが可能であれば、アホのいない世界を探しましょう。
難しいのであれば異動願いをだすなどアホとの距離をとりましょう。
異動も難しいようであれば、アホとのできる限り距離をとりましょう。
顔を合わなさない、誰かを介して介入するなど接する時間を減らしていきましょう。
物理的な距離だけでなく心理的な距離もとりましょう。
家に帰ると仕事の事は考えないようにする。
アホな人に対するときは、別の事を考える、医者のようにアホの事を言っている人を観察する。
アホな人とかかわりを必要最小限にして体力を温存しましょう。
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アホ対策は距離をとることです
『サラリーマン(投資家)ぐりっと』目線
この本を手にとってしまった。
なぜ、手を伸ばしのか?
残念ですが、アホに感染している部署の管理者になったからです。
2年かけて統率ができた部署から、アホ感染蔓延部署に異動。
ストーリーはおもしろいが、当事者はまったく笑えません。
アホと物理的な距離をとりたいが立場上、できません。
本書を読みながら、最後の砦だけは使えることに気づきました。
それは、心の距離をとることです。
アホと同じレベルで戦わない。
仕事が終われば気分転換をはかる。
そして『いつかは過ぎる』と考えながら行動します。
まとめ
・職場のアホとは、仕事ができない人ではない。クレーマーや足を引っ張る同僚、パワハラ上司です。
・アホとは戦わず物理的、心理的な距離をとる。
・アホとの戦いにもいつか終わりは必ずくる。
たくさんの本を読むではなく、少ない本でアウトプットする機会が増やしていこう。
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