【要注意】SPYDを本当に選んでいいの?高配当だけど危ういETFの理由

「高配当ETFといえばSPYD!」
そんなイメージを持っている人、多い。

年利4~5%の配当は確かに魅力的。
でも、ちょっと待ってください。

「配当が高い=安全で儲かる」って本当に思い込んでいませんか?
配当利回りの高さに目がくらみ、結果的に資産が減ってしまった人は意外と多い。

今回は、SPYDの実態を深掘りして、なぜ多くのプロや投資家が推奨しないのか、7つの理由をわかりやすくお伝えします。

特に「配当金の数字だけで選びたくない」「資産の成長と安定を重視したい」方は必見です!

この記事は以下のようなひとにおすすめ!

高配当ETFの「本当の実力」を冷静に知りたい人

配当金だけで銘柄を選んで後悔したくない人

新NISAを活用して“堅実な資産形成”を目指している人

VYMやHDVとの違いを整理しながら、自分に合ったETFを選びたい人

「不労所得」という言葉にちょっと惹かれてしまっている人

この記事の結論

SPYDは「高配当=正義」と思っている人にこそ、一度立ち止まって考えてほしいETFです。
確かに年4〜5%という配当は魅力的ですが、それと引き換えにトータルリターンの低さや分散性の弱さといったリスクも抱えています。

高配当ETFを選ぶときは、「配当の高さ」だけでなく「構成銘柄の質」「安定性」「将来性」も含めてトータルで判断することが重要。
資産形成を長期で考えるなら、VYMやHDVのような“地味だけど堅実”な選択肢をまず検討すべきです。

SPYDは、ポートフォリオに刺激を加えたいときや「配当を体感したい」という目的に応じて、少額から慎重に取り入れるべき“スパイス的存在”と言えるでしょう。

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目次

✅SPYDとは?高配当ETFの中でもクセ強めな一本

SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)は、アメリカの主要株価指数であるS&P500の構成銘柄の中から、配当利回りが高い上位80社を抽出し、均等比率で投資するシンプルなETFです。

つまり、「配当が高い企業に、まんべんなく投資しよう」というスタイル。
年4回の分配金が出るため、“不労所得”を重視する投資家に人気があります。

しかし、構成銘柄の選定ルールがシンプルすぎるがゆえに、他の高配当ETFと比べてセクターの偏りやリスクが出やすい点には注意が必要です。

項目SPYDVYMHDV
配当利回り約4〜5%約3〜3.5%約3.5〜4%
銘柄数80社約400社約75社
組入基準S&P500のうち配当上位80社米国高配当株で広く分散財務健全性+高配当
比率の付け方均等比率(1社あたり約1.25%)時価総額比率モーニングスターのスクリーニング
主なセクター金融・不動産・公益が多め幅広く分散ヘルスケア・通信・生活必需品など
増配傾向やや不安定(減配あり)比較的安定比較的安定
インフレ耐性弱い傾向標準的やや強め(ディフェンシブ銘柄中心)
ETF名配当利回り(年率)銘柄数主なセクター構成直近5年のトータルリターン(年率)配当の安定性(増減傾向)
SPYD約4.5%80金融、不動産、公益(約40%以上)約3%不安定、減配も多い
VYM約3.0%約400幅広い(金融、情報技術、ヘルスケア等)約8%安定的、増配傾向あり
HDV約3.5%約75生活必需品、ヘルスケア、エネルギー中心約7%比較的安定、増配傾向

SPYDが人気な理由

  • 配当利回りが高く、インカム重視の投資家に向いている
  • 組入れルールがシンプルで、分かりやすい
  • 比較的手数料も安く、米国ETFデビューに選ばれることも多い

SPYDがおすすめされにくい7つの理由

① トータルのリターンが低い

SPYDの配当は確かに魅力的。でも株価の伸びはそこまで良くありません。
パンデミック後、他のETFがぐんと成長したのに、SPYDはちょっと元気がない印象。
配当だけに注目すると見落としがちな、資産全体の成長の鈍さが気になります。

② セクターや銘柄構成の偏り

SPYDは配当が高い銘柄を選び抜いた80銘柄で構成されています。
ですが、その中で金融、不動産、公益が合わせて40%以上を占めているため、偏りが大きいんです。
景気が悪くなるとこれらの業種は特に影響を受けやすく、SPYDの株価にも波が出やすいです。

③ 銘柄数が少なく分散効果が低い

80銘柄という数字だけ見ると「まあまあ?」と思うかもしれませんが、VYMの約400銘柄と比べるとだいぶ少なめ。
銘柄数が少ない分、ひとつの銘柄の調子が全体に響きやすく、リスクが偏りやすいのが課題です。

④ 配当金が安定しにくい(減配リスク)

SPYDは配当が上下に波打つ傾向があります。
増えることより減ることのほうが多く、配当生活を目指す人には不安材料。
毎月の収入として当てにすると、思わぬタイミングで落ち込むかもしれません。

⑤ 為替や二重課税の影響が大きい

米国で10%、日本でも約20%の税金がかかる二重課税は配当受取額をかなり減らします。
NISAならある程度軽減されますが、完全に非課税ではありません。
さらに為替が円高になると、せっかくの配当も目減りします。

⑥ インフレ耐性が弱い

インフレが進むと、SPYDの配当増加は追いつきにくくなります。
物価上昇に対して配当が追いかけてこないため、実質的な利回りが下がるリスクがあります。

⑦ リスクと目的が一致しにくい

「配当があれば安心」と思ってSPYDを選ぶ人は多いですが、配当狙いと成長狙いは必ずしも両立しません。
配当重視で成長を犠牲にすると、長期的に資産が増えるスピードが落ちる可能性があります。

✅SPYDはこんな人に向いている、向いていない

向いている人向いていない人
・高配当を最優先し、配当収入を生活費に充てたい・資産の安定成長や複利運用で資産形成を目指す
・NISAなどで課税を抑えたい・増配を重視し、景気変動リスクを避けたい
・為替リスクを許容できる・為替や税制面の影響を最小化したい

高配当ETFに惹かれる気持ち、すごくわかります。
「毎年4〜5%の配当?最高じゃん!」ってなりますよね。

ただ、いきなりSPYD一本に全ツッパするのは、ちょっと待った!です。
投資の世界は「安全第一」と「おいしい配当」のバランスが大事。

まずはVYMやHDVを主軸にして、ポートフォリオの守りを固めましょう。
これで銘柄もセクターも広く分散できて、リスクを減らせます。

そしてSPYDは、配当は欲しいけどちょっと冒険もしたい人向け。
お試し程度の少額投資で様子を見るのが賢い選択でしょう。

投資は、自分の目的とどれだけリスクを許容できるかをちゃんと見極めて、「これなら納得!」と思えるバランスで進めるのが成功のカギでしょう。

急がず慌てず、自分のペースでじっくり向き合いましょうね。

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✅ まとめ

まとめ

SPYDは配当利回りが高いが、それだけで選ぶのは危険

  • トータルリターンは他のETFに比べて低め。

セクターの偏りと分散性の低さに注意

  • 金融・不動産・公益が中心で、景気変動の影響を受けやすい。

配当金は不安定、減配リスクあり

  • 配当生活を考える人にとっては不確実性が高い。

為替と二重課税の影響が重い

  • 特にNISA口座を使わないとリターンが目減りしやすい。

インフレ耐性が弱い

  • 物価上昇に配当が追いつかず、実質利回りが下がる可能性。

「高配当=安全」は誤解

  • 成長性や安定性も含めた判断が大切。

高配当ETFに魅力を感じるのは自然なことですが、「高い配当利回り」だけを見て飛びつくのは早計です。特にSPYDはクセのあるETFなので、自分の投資目的やリスク許容度としっかり照らし合わせて判断する必要があります。

ポートフォリオ全体のバランスを考えれば、VYMやHDVのような安定性の高いETFを中心に据えるのが基本戦略になります。そのうえで、SPYDのような“高配当だけどリスクもあるETF”を少額取り入れるのが、現実的で納得感のある運用になるはずです。

焦らず、自分のスタイルに合った選択を。
配当はご褒美であって、目的になりすぎないようにしましょう。

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