2023年の子どもの教育費用はどうする?学資保険よりもお得なジュニアNISAを優先しよう!

今回のテーマは、学資保険よりジュニアNISAに投資をおすすめする理由です。
子どもが生まれたら学資保険に入るのが当たり前と思っていませんか?

実際、長女が生まれた13年前はゆうちょ銀行かソニー生命にするべきか悩み、加入しました。

2022年の現在では、学資保険が最適解ではなかったと後悔しています。

そして2022年に子どもが生まれたら…こう言いたい。

学資保険はやめておけ。まずはジュニアNISAに入れ。」(当時は引き出し制限がありましたが)

どうしても学資保険がしたい人も、まずはジュニアNISAを優先しましょう。

そのうえで学資保険は2024年から検討しましょう。

この記事で伝えたい事

・今のジュニアNISAは非常にお得な制度
・学資保険は、あくまでも保険。
・2023年のジュニアNISAに投資できる資産があれば、学資保険の必要優先度は低い。
・学資保険の返戻率は1.05%付近、ジュニアNISAであれば4%で運用すれば2倍になる可能性がある。
・保険という安心が欲しい場合は、ジュニアNISAを運用後の2024年以降がおすすめ。

では、ここからは具体的にジュニアNISAと学資保険について解説していきます。

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目次

ジュニアNISAの概要

ジュニアNISAについて概要を説明します。

ジュニアNISAとは?

 利用できる方日本にお住まいの未成年者の方(*1)(口座を開設する年の1月1日現在)
 非課税対象株式・投資信託等への投資から得られる配当金・分配金や譲渡益
 口座開設可能数1人1口座
 非課税投資枠新規投資額で毎年80万円が上限(*2)
 非課税期間最長5年間(*3)
 投資可能期間2016年~2023年(*4)
 運用管理者口座開設者本人(未成年者)の二親等以内の親族(両親・祖父母等)(*5)
 払出し18歳までは払出し制限あり。(*6)(*7)

金融庁ホームページ参照

  1. *1 …成年年齢の引き下げに伴い、2023年は、0歳~17歳の方がご利用いただけます。
  2. *2 …未使用分があっても翌年以降への繰り越しはできません。
  3. *3 …期間終了後、新たな非課税投資枠への移管(ロールオーバー)による継続保有が可能です。
  4. *4 …2024年以降、ジュニアNISAでは、新規購入ができません。なお、2024年以降、当初の非課税期間(5年間)の満了を迎えても、18歳になるまで引き続き非課税で保有できます。
  5. *5 …金融機関によって異なる場合がありますので、口座を開設される金融機関にお問い合わせください。
  6. *6 …3月31日時点で18歳である年の前年12月31日までの間は、原則として払出しができません。ただし、災害等やむを得ない場合には、非課税での払出しが可能です。
  7. *7 …2024年以降には、保有している株式・投資信託等および金銭の全額について、年齢にかかわらず、災害等やむを得ない事由によらない場合でも、非課税での払出しが可能です。

ジュニアNISAが流行らなかった最大の理由は、払い出し制限

ジュニアNISAの最大のデメリットは、成人(現在は18歳)まで払い出しができなかったことです。

しかしジュニアNISAの廃止に伴って、払い戻し制限は2023年までに変更されました。

そのため2024年以降は自由にひきだすことが可能になります

廃止が決まったことでジュニアNISAのデメリットが無くなりました。

皮肉な話ですね。

ぐりっと

今回の議題である学資保険についても
考えてみましょう。

学資保険

学資保険とは、子どもの教育資金を準備するための貯蓄型保険の事です。

毎月決まったら保険料を払うことで、教育資金が必要になったタイミングで保険金を受け取ることができます。

保険料を払うことで、払った額よりわずかですが上乗せ(返戻率(へんれいりつ))受け取ることができます。

万が一、契約者に不徳の事態が陥った場合でも保険額は支払われます。

その他にも所得控除の対象になりますので、所得税や住民税が軽減されます。

ぐりっと

ここからはジュニアNISAと一般的な学資保険について
比較検討してみました。

ジュニアNISAと学資保険を比較してみた

・投資金額 80万円(2年間160万円)
・投資設定:ジュニアNISA・学資保険ともに一括80万円
・リターン ジュニアNISA:S&P500に投資(年率4%)、学資保険:返戻率105%
・期間 18年間

結果

1⃣ジュニアNISA:推定 2.02倍(1.99倍) 推定利益 82万円(157万円)
2⃣学資保険:推定 1.05倍(1.05倍)   推定利益 4万円(8万円)

詳細なシミュレーション結果

 子ども2023年(1年間) 
年齢ジュニアNISA(4%運用)学資保険返戻金105%
0800,000800,000
1832,000800,000
2865,280800,000
3899,891800,000
4935,887800,000
5973,322800,000
61,012,255800,000
71,052,745800,000
81,094,855800,000
91,138,649800,000
101,184,195800,000
111,231,563800,000
121,280,826800,000
131,332,059800,000
141,385,341800,000
151,440,755800,000
161,498,385800,000
171,558,320800,000
181,620,653840,000
   
推定倍数2.026倍1.05倍
推定利益820,653円40,000円
子育て世帯におすすめ本

「学力」の経済学 どのタイミングで子どもに投資するべきか読んでほしい一冊
不可能を可能にする 大谷翔平120の思考 一流選手から学べることが多い
天才を作る親たちのルール トップアスリート誕生秘話 (文春e-book) 親の努力が天才を作ることがわかる

学資保険のメリット・ジュニアNISAのデメリット

1⃣ジュニアNISAの廃止にもとづく投資期間は2023年のみ活用可能。
2⃣ジュニアNISAは廃止が決まっているため、運用する場合、短期間で多額の費用を捻出する必要がある。
3⃣投資開始の景気に大きく左右される
4⃣扶養者が重度障害、死亡などの不徳の事態は想定していない

1⃣・2⃣に関しては、投資額80万円としているが個人の裁量に応じて投資額を減らして対応することも可能。
ただし投資期間は決まっているので、効果を発揮するには投資期間が長い方が有利な事は変わりはありません。

3⃣に関しては、個人では解決できません。
シミュレーションでは年率4%で計算したが、未来の事は誰にもわかりません。
また2023年のいずれかにリッセションに入ってしまうと、予定していたリターンを下回る可能性があります。

4⃣に関しては学資保険の最大のメリットであり、本来の役割。
ただし30歳男性の死亡率は0.71%、40歳でも1.36%。死亡するリスクは非常に稀です。
この部分と子どもと混合することは間違い。
保険の掛け捨てという選択肢の方がお得な場合もあります。

それでも学資保険に加入したい場合

万が一に備えた学資保険であり、投資未経験者が難易度が高いと思う人もいるかもしれません。

そんな人でも2023年はジュニアNISAで投資してほしい。

もし両親に投資の知識がなくても、ジュニアNISAは祖父母でも運用が可能です。

祖父母に運用、投資を依頼することも対策の1つです。

また2024年以降であれば学資保険に加入するのも選択の1つです。

ただし金融庁が2023年に税制改正要望しNISA制度が変更される可能性があります。

こちらの制度についてもしっかり注視して、よりよい選択をしていきましょう。

まとめ

まとめ

・今のジュニアNISAは非常にお得な制度。
・リセッション入りするリスクはあるが、長期的にはジュニアNISAが有利に働く可能性が高い。
・学資保険は、あくまでも保険であり、投資ではない。
・2023年のジュニアNISAに投資できる資産があれば、保険という側面の必要優先度は低い。
・学資保険の返戻率は1.05%、預金よりは高い。
・しかしジュニアNISAであれば4%で運用すれば2倍になる可能性がある。
・保険という安心が欲しい場合は、ジュニアNISAを2年間運用して2024年以降がおすすめ。

これまでの記事は、あくまでもシミュレーション結果であり個人の意見も含まれています。

故意に誘導した記事でありませんが、すべての過程が想定どおりいくはわかりません。

どのような事態に陥ったとしても自己責任でお願いします。

ジュニアNISAに関しては株やETFに投資可能です。

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ぜひ、おすすめする記事を読んでみてください。

twitter(2023/4/21)意見交換、再び話題に…

この記事は2022年に書きましたが、2023年に学資保険を解約してジュニアNISAに投資するか考えている【株歴10年目さん】と意見交換しました。
私の場合は、学資保険を解約するのではなく、「積み立てNISA+学資保険+ジュニアNISA」という選択をしました。
株歴10年目さんの運用期間は、私より長くなると予想されます。
学資保険と違い、お互いに出口戦略が重要になりますね。
必要なタイミングでリセッション入りしていない事を願うばかりです。

サラリーマン投資家ぐりっと(長女)ジュニアNISA運用について

2022年からジュニアNISAを開始しました。
2022年10月ごろに資金資金が枯渇、80万円を使い切ることができませんでした。
2023年6月27日でプラス推移していますので、中長期的に損はしないと考えています。

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