このブログは40代を上手に世渡りするための処世術を書きつづっています。
ETF・配当生活、FIRE、子育てなどいろいろと記事にしています。
そして今回の記事で紹介するのは、まずいラーメン屋はどこに消えた?「椅子取りゲーム社会」で生き残る方法という本の解説です。
なぜ??ラーメン屋?と考えた後に
「どんな本ですか?」「聞いたことがない」という読者が多いと思います。
それもそのはずです。
初版は2013年6月8日。
いまから9年前に発売された本です。
少なくとも覚えている人がいたとして、ごく少数だと思います。
この本を紹介しようと思ったのは、まずいラーメン屋と40代の戦略に重なるからです。
タイトルの意味は分かりますか?
まずいラーメン屋はどこに消えた?「椅子取りゲーム社会」で生き残る方法の意味をわかる人はいないと思います。
まずは、このタイトルの意味について紹介します。
実は著者である岩崎夏海(いわさきなつみ、代表著書 もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら)先生の実体験に基づいた話がタイトルになっています。
立地にめぐまれているが、やる気がない店主のまずいラーメン屋。
周囲に1件競合相手がいたが味はどちらも変わらないため、それなりに客が入っていた。
しかしある時、インターネットで付近のラーメン屋を調べると、少し離れた場所においしいラーメン屋さんの情報が手にはいった。
著者は早速、少しは離れたラーメン屋へ行くと大いに満足した。
以降、著者は少し離れたラーメン屋に通うようになった。
あるときに駅前のラーメン屋はつぶれていたという情報を知った。
まずいラーメン屋が消えたのは、インターネットの普及によって淘汰されました。
本書のストーリーで紹介している状況は、9年前とはいえ状況は変わっていません。
むしろお店のWebサイトだけでなくインスタグラム、Twitter、ファイスブックなどSNSがより活発になってきました。
消費者は情報を共有することで、情報弱者であった消費者は情報を正確に知る術を得ることができました。
消費者にとって有意義な情報、不利益な情報は、当事者が知らない間に晒される時代になってしまいました。
本書に興味を持っていただけたでしょうか?
まずいラーメン屋と40代サラリーマンの共通点と対策とは?
インターネットの普及によって「椅子取りゲームの社会」。
どこにいても情報が流通しているので、優秀な人や企業、情報をうまく発信できるほんの一部が勝者になる社会になりました。
ただし、いつまでも勝者でいることはできず、椅子は徐々に減っていく。
このような状況に対して本書では、情報社会の椅子取りゲームにむけた(一般企業向け?)対策を4つ紹介しています。
本書の対策を、そのまま提供しても当ブログのターゲット層の40代には全く響きない。
そこで本書の対策を40代に変えてアレンジしてみました。
つまりまずいラーメン屋を失礼ながら、40代の冴えない男性とかえて、40代に向けた対策として紹介します。
このブログを通じて、興味が持っていただき本書をとってくれると非常にうれしいです。
まずいラーメン屋×40代男性サラリーマンが生き残る4つの方法
1,今あるものを捨てる
ここでいう捨てるとは、過去の栄光であり、嬉しかったことです。
企業にとっては過去にイノベーションを起こした商品、売れ筋商品の事をさします。
本書ではコダックのフィルムや富士フィルムの写ルンですなどが紹介されています。
では40代が捨てるべきことは、何でしょうか。
40代は仕事、子育て、趣味、地域貢献などやるべきことはたくさんあります。
これらの優先順位がわからないのであれば紙に書いて並べてみよう。
ほとんどの人は地域貢献や仕事は優先順位が低い。
そして、今後どうしていきたいか?について紙に書いていきましょう。
仕事において、自己実現の1つとして考えるのか?金銭を得る最低限の手段として考えるのか
今の仕事が過酷な状況、良い人を演じているのであれば、今後もつづけていくつもりだろうか?
そんな人は、仕事自体を捨てる(転職)という選択肢もある。
それができないのであれば、せめて良い人を演じることを捨てましょう。
自分の仕事、自分の荷物、自分の中にある気持ちを断捨離しよう
2,本質を見極める
「椅子取りゲーム社会」で生き残るためには、競争してはいけない。
競争は負けてもそうだが、勝ったとしてもあまりいい結果は生まれない。
勝った先には次の勝負が待っている。
つまり新しい価値を生み出して、競争から抜け出さなければいけない。
40代サラリーマンの本質を見極めるとは何でしょうか?
40代サラリーマンの本当の顧客とは、上司や取引先ではなく、家族であり自分です。
それをわからずに与える相手を間違っている人はいませんか。
本当の顧客とは?…家族であり自分です
3、隣にずれる
隣にずれるとは、AmazonやGoogleの大企業の話が紹介されます。
また個人では「自分が望んだ仕事ではなく、人から頼まれた仕事に取り組むこと」という方法が紹介されています。
つまり何が向いているかの適正は自分では判断ができない。
そのため望まない仕事であっても、周囲からは能力や適性があると客観的に判断された結果、仕事を任せてみようと思ったのかもしれない。
望まれていない仕事かもしれないが、人に頼まれた仕事を断らず行うことが、横にずれるチャンスかもしれない。
一番簡単なのは、自分が選ぶのではなく他人から頼まれた仕事をすること
4、現場に還る
椅子取りゲーム社会において、情報を制する事は非常に有効な戦略。
しかし情報共有、検索が大いに浸透してきた現代社会では、情報を制することは非常に難しい。
むしろ元の競争相手がいない分野を生み出すことができるがか、生き残るカギになる。
そのために重要なのが「現場」。
現場とは、時間(イベント)、空間(場所)、人間(人間関係)を掛け合わせた場所。
どれも個人でも作ることができるか、一朝一夕で出来ることではない。
仕事であれば、現場を知っている人の方が非常に有効な手段になる。
情報強者になるのではなく、現場感覚をもった人の方が強い…。
まとめ
40代の椅子取りゲーム社会で生き残る方法を4つ
・今あるものを捨てる:捨てる行為は非常に難しいが、できれば非常に有効。
・本質を見極める:全体を俯瞰的にとらえる目が必要。あなたにとっての優先順位を考える。一番最初にする事。
・隣にずれる:得意と思っていることより、他人が評価してくれることをする。意外な能力を発揮できる。
・現場に還る:情報過多の現代には現場にしかない一次情報は宝の山。
コメント