紹介する本
FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド
この本の著者クリスティー・シェンさんはFIRE(Finaciaol Independence,Retire Early)の第一人者です。
この本を通じてFIREに興味を持った人は多いのではないでしょうか?
・FIREに必要なマインドを知ることができる
・FIREに必要な仕事、POTスコアについて知ることができる
・著者のアセットロケーションについて
・FIRE後の生活について知ることができる
今回の記事は、POTスコアを特集しています。
POTスコアとは、著者クリスティー・シェンさんが大学専攻を選ぶ際に利用した指標です。
高校生にPOTスコアを教える先生がいたらうれしいね。
そうだね。
ただし教師の年収やPOTスコアが低い事がばれてしまうよ
著者は大学の学部を専攻する際に、自分が将来希望する職業の収入とその職業に就くのに必要なコストから各職業のコスパを測ろうしました。
POTスコアとは
具体的な計算式は下記の通りです。
(目的の職業の年収中央値 – 最低賃金の年収) / 目的の職業に就くためのコスト
作中では下記の3種の職業、他の職種について紹介されています。
専攻 | 総費用 | 給与の中央値と最低賃金の差額 | POTスコア |
---|---|---|---|
①ライティング | 13,520$ | 2,752$ | 0.20 |
②会計 | 13,056$ | 23,952$ | 1.83 |
③コンピューター・ エンジリング | 14,488$ | 40,752$ | 2.81 |
美術 | 40,920$ | 33,780$ | 0.83 |
ダンス | 40,920$ | 20,672$ | 0.51 |
役者 | 40,920$ | 21,380$ | 0.52 |
医学* | 248,786$ | 193,000$ | 0.78 |
法律 | 95,455$ | 104,250$ | 1.09 |
配管工 | 7,320$ | 37,590$ | 5.14 |
著者は学生の頃に①‐③の中からPOTスコアを参考にしてコンピュータ・エンジニアリングの道を選びました。
ほかの職種のPOTスコアも記載されていたので、掲載しておきます。
(*本書では医学と記載していますが、医師だと思われます)
配管工は学士を必要性がないので、POTスコアが圧倒的高いようです。
では、配管工がコスパがよいのでしょうか?
POTスコアでは配管工は最強?
このスコアをみる限りでは医師よりコンピューター・エンジリングの方がよいかもしれません。
さらに配管工(土木関係)の方がよいのでしょうか?
ここで求めたのは中央値-最低賃金の年収。
つまり経営者ではなく、あくまでも会社員としての収入だと思われます。
また医師の場合、最低賃金の差額で比べると初任給、大学病院を所属しているとPOTスコアが悪くなると思いますが、地方や美容関係であれば中央値を上回る可能性があります。
短期的に考えるとPOTスコアは参考になりますが、中長期的に考えると中央値や最高年収の方が参考になります。
あくまでもFIREを前提にした考え方かもしれません。
・中央値‐最低賃金で計算しているが、一般としては中央値で計算したほうが職種を把握できる可能性が高い
・職種に応じた最高賃金を考慮していない。
・日本版POTスコアが出せない。職種別、最低賃金が公表されていない。
(一部は転職キャリアから検索して推測可能だが、高校生では不可能)
・日本の場合は大学ランクに左右される可能性が高い。
・医師、配管工など初期投資が高いという情報操作を感じる。年数を重ねる事にメリットが大きく特に医師には定年がない
まとめ
ネット環境が整備されるまで職種別年収ランキングなど知ることができませんでした。
いまはインターネットを通じて、すぐに調べることができます。
POTスコアや各業界の年収など知ったうえで選択することは誤った選択をすることは減らすことできます。
FIREを目指すのであれば、日本版POTスコアを利用して仕事を探してみではいかがでしょうか?
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