今回のテーマは『不況が迫ってきたら、サラリーマン投資家が行う3つの行動』です。
今回はスペイン人のカルロス・モンテロさんの記事を参考にしました。
多くのスペイン人は、最近の不吉な予兆を受け、景気後退に備えつつあります。
米国はすでに2四半期連続で景気が後退しており、しばしば「テクニカル・リセッション」と呼ばれます。
しかし、まだ正式には不況ではありません。
だからといって投資家の不安がないわけではありません。
もし私たちが不況に向かっているのなら、お金をより安全に保つためにできる賢い方法があるはずです。
慌てないようにしよう
言うは易く行うは難しですが、不況に陥っても慌てないようにしてください。
不景気はストレスがたまるものですが、心配しすぎるあまり、お金について理想的でない判断をしてしまうこともあります。
それよりも自分がコントロールできることに集中し長期的な視野で最善を尽くすようにしましょう。
この国は過去に何十回となく市場の暴落や不況を経験し、そのたびに立ち直ってきたのです。
いずれにせよ景気は回復する可能性が非常に高いです。
ですから将来に目を向け、パニックに陥った決断をしないことが最善の方法の一つです。
投資会社バンガードの創業者でインデックスファンドの発明者であるジョン・ボーグル氏の言葉を借りれば、「時間はあなたの友達」である。勢いは敵だ。
緊急時の資金を再確認しよう
経済が不安定なときは、多額の緊急資金が不可欠です。
不況と株価の下落は密接に関係しており、厳しい経済状況下では特に雇用が失われることがよくあります。
失業したり予期せぬ出費に直面した場合、株式市場から資金を持ち出すことは危険な行動となります。
株価が下がると、投資したものを大幅に値引きして売ってしまい損失を確定してしまうことがあります。
しかし少なくとも3カ月から6カ月分の貯蓄を緊急用資金として蓄えておけば、投資を放置していても家計を守られることになり安心です。
できることなら投資を続ける
不況時の株式投資は、時にお金を捨てているように見えることがあります。
もし、あなたのポートフォリオが急速に価値を失っているのであればこれ以上投資する意味がないかもしれません。
とはいえ不況期は掘り出し物を買っている可能性が高いので、大きく投資するのに最適な機会のひとつといえるでしょう。
株価が下がれば下がるほどそれらの投資は割安になる。
不況時に投資を続ければ、優良銘柄を安く買うことができる。
そうすれば必然的に市場が回復したときに、大きな利益を得られる可能性があります。
できるだけ短期間に多くの財産を蓄積しようとするならば、市場の低迷期に投資することは最も効果的な戦略の一つです。
億万長者のウォーレン・バフェットは、「チャンスはめったに訪れない」と言っています。
10年に一度かそこら、真っ黒な雲が経済という名の空を埋め尽くし、一時的に金の大雨を降らせる。そうした土砂降りが起きたら、小さなティースプーンではなく、大きなバスタブを持って一目散に外に出て、その金の雨を受けることが重要だ
不況に向かうかどうかは現時点では不明ですが、だからといって準備しないわけにはいきません。
この3つのステップを守ることで、将来どうなっても大丈夫なように、家計を守り、安心して眠れるようになります。
サラリーマン投資家ぐりっとの目線
今回の記事はワールドカップで日本がスペインと戦ったこともあり、スペイン人の記事を参考に編集しました。
文章を読む限りではスペイン人と日本人が考える対策と変わりません。
ただ人種に関わらず暴落時にパニックにならず、勝負ができるメンタルでいることは難しいのではないでしょうか。
ここで参考になるのは、経営コンサルタント大前研一さんの格言です。
人間が変わる方法は三つしかない。
一つは時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの要素でしか人間は変わらない。
もっとも無意味なのは、「決意を新たにする」ことだ。
かつて決意して何か変わっただろうか。
行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない。
大前 研一(経営コンサルタント)|時間とムダの科学
大前研一さんの格言を投資に応用するとこうなります。
・時間配分を変える→持続可能な投資スタイルを確立する
・住む場所を変える→家賃が安い場所に住む、持続的に投資資金を捻出する
・付き合う人を変える→(お金のかかる人とは付き合わない)
どれも簡単ではありませんが、不況でなくても使えます。
ただしサラリーマン投資家にとっては不況だろうと投資を続けていくことができる仕事をしていること。
また不況だろうと最低限の生活ができること、投資に回すお金を捻出できることが非常に大切です。
持続可能な仕事、投資スタイルを身につけましょう。
このブログでは、『サラリーマン×投資家』に役に立つ情報を発信しています。
他の記事もぜひ参考にしてください。
子育て世帯は気軽にFIREとはいきません。
まずは上手にサラリーマン生活を送ることができるように
がんばりましょう。
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