【減配速報】VIGの2024年Q4が減配、過去18年の推移も公開!

高配当ETFの中で「安定した配当成長」を武器に、多くの投資家に支持されているのがVIG(バンガード米国増配株式ETF)です。

2024年、VIGの配当金は前年より増加しましたが、その成長率は若干鈍化気味。
一方で、ドル円レートの変動が投資成果にどう影響したのかも気になるところですね。

本記事では、VIGの2024年の実績を振り返りつつ、今後の投資戦略を考える材料をお届けします!

この記事は以下のようなひとにおすすめ!
  • 安定成長を重視した資産形成を考えている
  • VIGやVYMなど、増配・高配当ETFに興味がある
  • 円安・市場環境を考慮した柔軟な投資戦略を学びたい
この記事の結論
  • VIGの2024年配当金は前年比+5.3%増、増配率は鈍化傾向。
  • 円安により日本円ベースでの資産形成は引き続き有利。
  • 安定性を重視するなら、VIGは引き続き有力な選択肢。
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目次

✅ 2024年のVIGの増配はどうだった?円安との相乗効果に注目

2024年Q4の配当金は $0.9642 となり、前年同期の $1.0995 から 12.31%減少 しました。
この減配は、2017年以来7年ぶりの出来事です。

2024年通期では、合計配当金は $3.495 と前年の $3.478 をわずかに上回り、増配率は 0.5% にとどまりました。

 Q1Q2Q3Q4Annual増配率
2006 $0.10$0.18$0.25$0.50
2007$0.18$0.19$0.22$0.28$0.8774.0%
2008$0.22$0.28$0.27$0.26$1.0318.4%
2009$0.28$0.23$0.23$0.24$0.98-4.9%
2010$0.23$0.25$0.27$0.31$1.057.1%
2011$0.27$0.28$0.29$0.33$1.1711.4%
2012$0.27$0.32$0.32$0.50$1.4120.5%
2013$0.29$0.35$0.36$0.40$1.39-1.4%
2014$0.33$0.41$0.39$0.46$1.5914.4%
2015$0.46$0.44$0.44$0.48$1.8214.5%
2016$0.41$0.45$0.39$0.58$1.830.5%
2017$0.43$0.52$0.43$0.55$1.924.9%
2018$0.40$0.57$0.50$0.58$2.046.3%
2019$0.51$0.47$0.55$0.60$2.134.4%
2020$0.47$0.60$0.56$0.66$2.308.0%
2021$0.51$0.68$0.70$0.77$2.6615.7%
2022$0.69$0.69$0.72$0.87$2.9711.7%
2023$0.7489$0.773$0.7705$0.9156$3.217.9%
2024$0.7692$0.8992$0.8351$0.8756$3.385.3%
VIG(バンガード米国増配株式ETF)
finviz dynamic chart for VIGfinviz.comより

✅ 2024年のVIGの増配はどうだった?円安との相乗効果に注目

2024年、VIGの通期配当金は3.38ドルと、前年の3.21ドルから増加しました(+5.3%)。
Q4の配当金は前年同期の0.9156ドルから0.8756ドルへ若干減少しましたが、通年では増配を維持しています。

一方、2024年末のドル円レートは156.69円と、前年の143.69円から円安が進行。
これにより、日本円ベースでは以下のような結果となります:

  • 2023年の配当金(3.21ドル):約461円(143.69円換算)
  • 2024年の配当金(3.38ドル):約530円(156.69円換算)

ドルベースの増加率が限定的でも、円安による恩恵で日本円換算の資産は増加しています。

配当実績(2006-2024)

年度Q1Q2Q3Q4通期増配率
20230.74890.7730.77050.91563.217.9%
20240.76920.89920.83510.87563.385.3%

通期で考えると増配を続ける背景には、米国企業の強い業績基盤があります。
ただし、成長率が低下傾向にある点も見逃せません。

✅ VIG vs. VYM:どちらを選ぶべき?

VIGは安定成長、VYMは高配当利回りを重視するETFです。
以下の比較ポイントを参考に、どちらが自分に合っているかを検討してみましょう。

特徴VIGVYM
Vanguard Dividend Appreciation ETFVanguard High Dividend Yield ETF
配当利回り1.78%約3.03%
増配率高め中程度
投資対象増配実績10年以上の企業配当利回り上位の企業
経費率0.06%0.06%
2024.12.21VIG/VYM

VIGは長期的な安定成長を求める投資家に、VYMは現金収入を重視する投資家に向いています。

finviz dynamic chart for VIGfinviz.comより
finviz dynamic chart for VYMfinviz.comより

✅ まとめ

まとめ
  • VIGは2024年も安定した増配を実現。前年比+5.3%と、健全な成長を維持。
  • 円安により、日本円ベースでの投資成果が向上。
  • 配当利回りの高さを求めるならVYM、安定成長を狙うならVIGが選択肢に。

私自身は、VIGを引き続き保有しながら新たなETFも検討しています。
ポートフォリオにどのETFを加えるか、皆さんもぜひ考えてみてください!

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