【初心者/徹底比較】どちらが優れている?VYMとVIGを徹底比較!

アメリカ株に投資する際に人気の高配当ETFには、VYMとVIGがあります。

しかし、これらのETFはどう違うのでしょうか?

また、どちらが自分に合っているのでしょうか?

この記事では、VYMとVIGの特徴や構成銘柄、パフォーマンスなどを徹底的に比較し、サラリーマン投資家におすすめのETFを紹介します

このブログでは、サラリーマンのための情報発信を行っています。ほかにもVYMやVIGの情報を掲載していますので参考にしてください。

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目次

VIMとVIGの概要

finviz dynamic chart for VYMfinviz.comより
finviz dynamic chart for VIGfinviz.comより
項目VYMVIG
投資対象配当利回りが平均より高い大型株10年連続増配企業
銘柄数400以上200以上
配当利回り約3%約1.6%
増配率(5年)約7.5%約8.5%
経費率(TER)0.06%0.06%
リターン(10年)約14.9%(年率換算)約15.8%(年率換算)
分散度(標準偏差18.7%(10年ベース)16.9%(10年ベース)
  • VYMは高配当株式への集中投資であり,インカムゲインを得ることができます。
  • VIGは増配株式への集中投資であり,キャピタルゲインや成長性を追求することができます。

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VYM

finviz dynamic chart for VYMfinviz.comより

VYMは「配当利回りが平均以上の大型株」を投資対象としており、銘柄数は400以上に分散しています。

配当利回りは約**3%**で、インカム志向の投資家に向いています。

構成銘柄のトップ10は以下の通りです。

銘柄セクター比率
ジョンソン・エンド・ジョンソンヘルスケア3.7%
プロクター・アンド・ギャンブル必需品3.6%
ジャイルズ・サイエンシズヘルスケア3.4%
AT&Tコミュニケーションサービス3.1%
バンク・オブ・アメリカ金融2.9%
コカ・コーラ必需品2.8%
チェブロンエネルギー2.7%
バーモント・バフェットB株式会社
(バークシャー)
複合企業(金融)2.6%
コムキャストA株式会社
(コムキャスト)
コミュニケーションサービス(メディア)2.5%
ウェルズファーゴ&カンパニー
(ウェルズファーゴ)
金融(銀行)2.4%

VIG

finviz dynamic chart for VIGfinviz.comより

VIGは「10年連続増配企業」を投資対象としており、銘柄数は200以上に分散しています。

配当利回りは約**1.6%**で、増配率や成長性を重視する投資家に向いています。

4 構成銘柄のトップ10は以下の通りです。

銘柄セクター比率
マイクロソフトコーポレーション
(マイクロソフト) 
情報技術  5.0%
ウォルマートインコーポレーテッド
(ウォルマート) 
必需品4.0%
ジョンソン・エンド・ジョンソン
(ジョージア州)
ヘルスケア3.9%
プロクター・アンド・ギャムブル
(オハイオ州)
必需品3.8%
ビサ株式会社 (ビサ)情報技術 (決済サービス)3.7%
マクドナルドコーポレーショング
(マクドナルド)
消費財 (レストラン)2.9%
コカ・コーラ(コカ・コーラ)必需品(飲料)2.8%
ペプシコインコーポレーテッド(ペプシコ)必需品(飲料、食品)2.7%
ユナイテッドヘルスグループインコーポレーテッド
(ユナイテッドヘルスグループ)
ヘルスケア
(医療保険、医療サービス)
2.6%
コムキャストA株式会社(コムキャスト)コミュニケーションサービス
(メディア、通信)
2.5%

近年の動向としては、VYMは2021年に約**25%のリターンを出しましたが、VIGは約15%**にとどまりました。

VYMはエネルギーや金融など景気敏感なセクターに比重が高く、経済回復の恩恵を受けました。

VIGはテクノロジーや消費財など安定的なセクターに比重が高く、増配率も高いですが、株価上昇率は低めです。

配当利回りとしては、VYMは約**3%であり、S&P500指数の平均よりも高いです。

VIGは約1.6%**であり、S&P500指数の平均よりも低いです。

VYMは現在のインカムを重視する投資家に適していますが、VIGは将来的な増配や成長を重視する投資家に適しています。

サラリーマンにむけたサテライト戦略としてどちらが良いか?

サラリーマンの投資向きなのはVYMかVIGかという質問には、一概に答えることができません。
どちらのETFもメリットとデメリットがありますし、投資家の目的やスタイルによっても適切な選択肢は異なります。

一般的に言えば、VYMは現在のインカムを重視する投資家に向いています。配当利回りが高く、毎年安定した分配金を得ることができます。
しかし、配当利回りが高い分、株価上昇率は低めですし、景気変動に敏感なセクターに比重が高いため、市場の下落時には大きく値下がりする可能性もあります。

VIGは将来的な増配や成長を重視する投資家に向いています。

増配率が高く、長期的に分配金を増やしていくことができます。

また、安定的なセクターに比重が高いため、市場の下落時にもあまり値下がりしません。
しかし、配当利回りが低い分、現在のインカムは少なくなりますし、株価上昇率もそれほど高くありません。

サラリーマンの場合は、月々の上限額が限られていますから、「もう少し投資したい」と思う方も多いかもしれません。

その場合はVYMよりもVIGの方がおすすめです。理由は以下の通りです。

VIGは増配率が高いため2,長期的に分配金を再投資することで複利効果を得ることができます。

VIGは安定的なセクターに比重が高いため,市場の下落時でもあまり損失を出さず,積立投資を続けることで平均取得単価を下げることができます。

VIGはCFD取引で約12,000銘柄に投資することができる積立投資やリスク分散を行う際に便利です。

以上から,サラリーマンの投資向きなETFとして,VIGをおすすめします。

VIGに投資する人が、さらに考えるべきこと
  • リスク許容度が低く,安定したインカムと成長性を求める場合はVIG
  • リスク許容度が高く,世界経済の成長と多様性を求める場合はVT

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まとめ

VYMとVIGはどちらも米国の高配当株に投資するETFですが、投資対象や特徴に違いがあります。

VYMは「配当利回りが平均以上の大型株」を投資対象としており、銘柄数は400以上に分散しています。配当利回りは約3%で、インカム志向の投資家に向いています。景気敏感なセクターに比重が高く、2021年に約25%のリターンを出しました。

VIGは「10年連続増配企業」を投資対象としており、銘柄数は200以上に分散しています。配当利回りは約1.6%で、増配率や成長性を重視する投資家に向いています。安定的なセクターに比重が高く、2021年に約15%のリターンを出しました。

どちらのETFも米国株式市場へのアクセスや分散効果を提供しますが、リスクやリターンの特性は異なります。自分の投資目的やスタイルに合わせて選択することが大切です。

VYMとVIGという米国株式ETFについて紹介しましたが、いかがでしたか?

投資は自己責任ですから、最終的な判断や決定は自分で行ってくださいね。

また投資に関する法律や規制などの最新情報も確認しておきましょう。

この記事の内容はあくまで参考情報であり、投資助言や推奨ではありません。

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ここからは2023年Q1をこれからも更新していきます。

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